99/03/14 更新
1)場所 : 淀川
高槻市大塚と枚方市堤町の間。現 枚方大橋より上流600m程の所。
<地図>
2)時期
廃止時期は古く正確な所は不明。明治年間に廃止か?
3)石碑 : 郵便屋の渡し跡の碑
枚方市堤町堤防上の路肩にある。(府道 京都守口線(13号線)沿い)
京阪バス枚方公園口バス停よりすぐの所、桜町交差点角。
石碑によると明治10年頃に郵便輸送に使われたとある。
現在は枚方大橋(写真1)が架かり当時の面影は有りませんが、この付近は現在も
橋が少なく枚方大橋は交通の要所で渋滞ポイントでも有ります。
渡しは大橋から上流600m程の所であったそうですが(石碑による)、前島〜牧野
間に計画されている新しい橋が出来ないものかなあと思ったりもします。
大塚の渡しの事は昔小学校の社会科の時間に授業で習った記憶が有りますが
今でも高槻の小学校では教えているでしょうか?
渡しの有った所の近くに淀川資料館が有ります。入館無料で淀川の歴史などが
分かります。渡船についての資料はあまり有りませんが、明治6年頃の古地図に
渡しが記されているのを見る事が出来ます。
1)枚方大橋 | 2)淀川資料館 |
3)大塚の渡しが有った辺り |
枚方大橋の下流域では、淀川新橋、鳥飼仁和寺大橋、菅原城北大橋と新橋が出来ましたが、上流域では
御幸橋〜宮前橋(京都府下)まで橋が有りません。都市計画上では高槻市前島と枚方市牧野を結ぶ橋が
計画されていますが架けられる兆しは全く有りません。それはこの間の淀川の川幅が広い事に原因が有る
と思われます。
Tenko_Anton