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  「絵を描くことが苦手で・・・」という生徒が結構います。ビジュアルをメインとする仕事をしていく上で、絵が上手く描けないことはやはりハンデがあると思います。また、グラフィックデザインを訓練する上でもデッサンは大変役に立つと思います。と言って、石膏像を買ってきてイーゼルを用意してなどということも大変なので、パソコンのイラストレーターで絵を描いてみると良いと思います。写真等お気に入りの対象を描いてみましょう。  
  第3回)デッサンをパソコンでやってみる  
 

男性、女性共に白人が続いたので、一度違う感じが描きたくなりました。
そこで、黒人男性の登場です。かなりシワも深く、前回の女性とはまったく趣が変わりました。滑らかな丸みなどをどうやって出そうか考えた女性とは打って変わった、シワの切れ込みとゴツゴツ感です。あまり嫌味にならないように描かなくてはいけないので、常に細部と全体の状態を確認しながら描いていかなくてはいけません。
あまり、シワなどにこだわりすぎると異様なほど強調されたものになってしまいます。
全体の調子の流れを忘れないようにしてください。「陰の部分の明るいところは、明るい部分の陰の部分よりなお暗い。」と言う呪文を常に頭の中で唱えながら描いていきます。
もちろん逆の言い方でも良いのです。
「明るい部分の陰のところは、影の部分の明るいところよりなお明るい。」

洋服なども何となくそれらしい色調にしておきます。今回は紫と黄色をベースにしてみました。
結構派手目の色使いが多いですよね。それだけでも黒人系になってくると思います。さて、これで、白人・黒人・白人の女性(ちょっと日焼け気味)と三種類の肌のグラデーションがそろいました。もちろんまだ東洋系など描いておかなくてはいけない肌の色はありますが、これらの色を次回以降、別の人物を描く時に使っていけると便利ですし、そのつもりでいろいろなバリエーションを描いていました。
スウォッチで色味を揃えておけば、そのスウォッチを呼び出す事ができますね。

新規でファイルを開き、新しい人物のイラストなどを描こうとする時に、メニューの[ウインドウ]から[スウォッチライブラリ]を選び、[その他のライブラリ]を選択します。そうするとファイルを選ぶウインドウが開きますから以前描いたイラストのファイルを選べば良いわけです。そのイラストで使ったスウォッチパネルだけが呼び込まれます。
これで、最初の描きだしはだいぶ楽になると思いますよ。仕上げの部分で色味を変更していく事はあっても、大まかな形を捉えていく段階では断然有利ですし、描きやすいです。

3枚の人物を描いて見て感じたのは、イラストレーターで描くことはかなり面倒ですが面を捉える感覚を養うにはとてもよい方法だと思います。また、グラデーションやぼかしを使わないで描くことが別の面白さを感じさせてくれ、今後の作風のひとつのアイデアとなりました。この3点の他に人物を2点描き、5点のイラストをこの夏描き「FACE」というシリーズに加工し直しました。もう少し時期を見てこのページにアップしたいと思います。それぞれだいぶ変化させてありますので待っていてね。

 
     
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