back next home
デザイナーのための用具・材料学
  第5回)マーカー(コピック)について  
 

一言でマーカーと言ってもピンきりです。
文具店で売られている、蛍光マーカー(ラインマーカー?参考書のポイントにチェックする)やマービーマーカーに代表される水生マーカーペンがあります。また、画材店に行くと、油性や耐水性のマーカーが売られているのですが、ここでは後者のマーカーを指します。
サインペンとマーカーのコンビネーションを考えると、やはり油性系のマーカーを選びたいし、水生マーカーでは紙が傷むことが多いのです。
マーカーは今から35年前ごろから使われ始めました。その機能性で今日でもデザインのジャンルで広く使われています。速乾性と絵の具と違い水を使わずに色がつけられる手軽さが良い。工業デザイン、インテリアデザイン、建築デザイン、ファッションデザイン、そしてグラフィックデザインの画材として定着しているのもその便利さからだと思います。いろいろなマーカーが発売されてきましたが、現在ではTooの「コピック」がその代表格のようです。

 
  コピック  
  現在どの画材店にも置いてある、マーカーの代名詞。何種類かあるのですが、基本は太描きと細描きが一本になっていることです。油性マーカーというよりアルコール系マーカーで、コピートナーをあまり溶かさないところが、時代が要求したマーカーといったところ。便利です。

a.コピック(COPIC)
世界30数カ国で発売されており、全214色(99年11月)のアルコール系マーカー、太描き用ニブが他の物よりちょっと広いブロードを使っている事と、細描き用が他の物と違いファインを使っているな ど、基本的なマーカー作業に対してはコピックの中で1番使い易い。(380円)
 
  コピック(COPIC)の画像   コピック(COPIC)の画像    
  コピック(COPIC)   コピック・スケッチ    
  b.コピック・スケッチ
形が円柱を潰したような感じをしているもので、レギュラーのコピックとの違いは、太描き用がちょっと幅の狭いミディアムタイプになっていることと、細描き用がブラシタイプのニブになっていることです。
ブラシニブは筆の感覚が得られるものです。全144色(99年11月)です。(380円)

 
  コピック(COPIC)の画像 コピック(COPIC)の画像  
  コピック・スケッチ (ニブ)   コピック・チャオ (ニブ)    
  c.コピック・チャオ
今まで、上記の2種類しか発売されておらず、一本380円のマーカーをなかなか生徒に揃えさせることが難しかった。しかし最近、本当に最近見つけました。チャオです。
まず、価格が安いのが嬉しい。一本250円、高いと言えばまだ高いのですが、今までと比べるとかなり手ごろになりました。12色買って3,000円です。この位なら一応必修用具として取り上げられるのではないかと考えています。
また、安いといっても中味は上記コピックと変わりないこと、ニブ関係もコピック・スケッチと同じです。若干インクの量が少ないようですが、コピックの特徴はインクの充填が出来ることなので、使用頻度の高い色は、後で説明する補充用インクを買うと便利です。
お店の人の話では、もう2、3年前から発売されていたようですが、私は知りませんでした。置いてある店が限られているのかもしれません。探してみてください。全72色(99年11月)です。(250円)
 
  コピック(COPIC)の画像  
  コピック・チャオ  
  d.バイオスインク
補充用のコピックインク。混色によりオリジナルの色が作れます。また、広いバック面の彩色等にも使えます。全214色(99年11月)。
 
  コピック(COPIC)の画像 コピック(COPIC)の画像
  オペークホワイト バイオスインク
 

e.オペークホワイト
ハイライト付け用ホワイト。ポスターカラーでも良いのだが、カバー力が高いような気がします。

f.カラーレスブレンダー
コピックマーカーの溶剤、ぼかし等のテクニックに使用します。マーカーと同じタイプのもので売られていますが、ボトル(200cc)でも発売されています。

g.エアーブラシシステム
コピックの特徴の一つとしてエアーブラシとして使える点があります。そのためのシステムセットが発売されている。グラフィックデザインの作業では殆んど使わないと思いますが、イラストレーション等の使用を考えている人は試してみてください。

h.その他
コピックは今までのマーカーとは違い、かなりシステムがしっかりしています。マーカーの先(ニブ)の交換パーツからその交換のための道具(トゥイーザー)、またスタンド類や紙までシリーズ化されています。本格的にマーカーを使ってみたい人にはお勧めします。ちょっとお金がかかりますがね。

コピックのサイトでは最新の商品紹介や情報が掲載されています。下記バナーでリンクしていますので調べてみてください。


「マーカー(コピック)」についての章はここまでです。次回は「マーカー(その他)」についてです。

 
  Copyright © 1999-2002 hiroshi sato