フォークオイル交換          
 フロントフォーク内部でダンパーの役割しているオイル。特に交換の指定は無いのですが、これがけっこう劣化します。1万キロも使えばもうなんかサラサラになっちゃってたりします。交換後は取り回しでブレーキかけただけで分かるくらいにフォークの動きがよくなってるのがわかります。

まずは、スクリーンやフロントカウルを外します。

 フェンダーやスタビライザー、ブレーキキャリパー外し、アクスルシャフトやフォークとめてる3本のうち2本を緩めエンジン下をジャッキアップ。
 タイヤが手でなんとか回るくらいまで持ち上げアクスルシャフト、タイヤを外します。

 フォーククランプの残してた一つも緩めるとストンとフォーク抜けます。
 ホーン外さないとレンチ入れる隙間ないのがうっとかったり。。

アクスルシャフト外すには、14mmのHEX。
でも、そんなでかいの普通ないので、↓のようなの
(14mmで回すしくみの古いプラグレンチに安物ソケットを叩き込んだの)
使いました。

 フォークキャップ(22mm)を外すとフォークオイルと中身を抜くことができます。

 入ってる順は、写真のとおりで、バネはピッチの細かい方が下になってます。

 

 13000キロで抜いたフォークオイルはこのようなカンジで、粘度なくサラサラ、酸化物でドロドロ色、しかも、ヘドロのようなニオイがします。

 新しいオイルを注入し、何度かストロークさせて気泡を除き、最も縮めた時にフォーク上端から油面までが135mmになるよう調節します。
 油面調節、私は←のようなの使ってます。
(直角定規にシャンプーのポンプ組み合わせただけ。
使い方は見た目どおり^^)
 あとは元通りに組み直していって終了。フォークの突き出しは無く、アッパーブラケットとツライチです。ついでにブレーキやエアクリーナーの掃除もやっておきましょう。

 一般的な工具とパンタジャッキだけあればでき、ゆっくりやっても3時間ほどの作業なんで、1万キロ以上無交換ならしてみてはいかがでしょう?

参考数値

締め付けトルク

アッパーブラケットのボルト:3.0kgm
アンダーブラケットのボルト:2.3kgm
フォークキャップ:2.4kgm
フロントアクスル:5.9kgm
キャリパー取り付け:4.0kgm

フォークオイル量:402cc

油面:135mm