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ジャイロキャノピー、スーパーカブ、雪道林道四季美谷温泉ツーリング

同行の883君のHP  彼の視点からのツーレポがあります。

動画はwmv形式です。要メディアプレーヤー6.4以上。

100kB程度なんで普通のダイヤルアップ回線でも見えます。

     

2月14日

12時過ぎテスト終了!下宿に戻り用事を済ます。今回はジャイロキャノピー。巨大でフラットな荷台があるからパッキングはコンテナにほりこむだけ。めっちゃ楽♪14時半下宿出発、残ってた用事をコンビニで済ませ、15時20分新港第三突堤到着。出航は15時30分。ちょっとあぶなかった。乗船手続きを速攻で済ませ高松行き加藤汽船”こんぴら2(いつもこの船のような気がする・・・。もう一隻は”りつりん2”)”に乗り込む。あのキャノピーをどのように船に固定するか楽しみにしてたが、単純に前輪と右後輪に輪止めを噛ましただけだった。

 

高松東港19時40分。

 

出航が25分ほど遅れ、その影響で高松東港到着も25分遅れの19時35分。まだまだ帰宅ラッシュの11号線を徳島へ向かう。荷物が多いので50キロ出すのがやっと。ヘッドライトは2つあるのにむちゃくちゃ暗い。車に常に追い抜かれている。トラックに抜かれるは冷や汗もん。でも、車体の安定感が普通の原付の比じゃないので長距離走るも案外楽だ。志度を抜けると交通量は一気に減り、三本松を抜けると普通の夜中のいなか道だ。白鳥のコンビニで休憩。当てにできる光がほとんどなくなってきてるのでここでメッチャクチャに狂ってた光軸を合わせる。徳島に入り北灘のひたっすら長い海岸道。真っ暗闇。たまにトラックに抜かれるが恐ろしい。松茂を抜け徳島に入るも交通量は少ないまま。ようやく3時間(参考:高徳線特急は55分)もかかって実家に到着。とりあえず、犬の散歩に行っておく。

2月15日

午前中”モトショップいずみ”に出かけ、パンク防止剤とスーパーゾイルを購入。スーパーゾイルは入れた直後から異音が減った気がした。帰宅後パンク防止剤を注入。

昼過ぎ、あまりにヒマだったんで、明日の同行者883君(借り物のスーパーカブ、よく考えれば2台ともHONDAの実用車だ。)と勝浦川河川敷(実家のすぐ横)に河原遊び(つまりお尻を滑らせて遊ぶこと)をしに行く。農道ダートを快調に飛ばし河川敷へ。キャノピーでのオフロード走行は思った以上にすばらしい。ここでお尻を流す練習をしたり、動画を撮ったりする。

動画:883氏スーパーカブでドリフト、そしてハイサイド!借り物バイクをここまで・・・。持ち主見たら絶対怒る(笑

動画:四宮、キャノピーでドリフト走行。ヘタレです(汗

動画:883氏の見事なキャノピー操作技術。これが彼の初キャノピーです。

↑翌日の奇行の相棒たち

2時間弱遊んだ後、腹減ったので徳島のある有名なラーメン屋へ。1年ぶりくらいで久々だ。初めて入った人は新鮮な驚きと恐怖でラーメンを1週間はキライになるだろう。まず、小で一番安いのが700円という高さ(参考:徳島でのラーメン相場は小が450円程度)に驚き、見た目にびびるだろう。味も強烈なインパクトである。

夕食はほとんど口に入らず、翌日は4時起床予定なので早めに眠る。

2月16日(やっと本編)

朝、起きると目覚ましは6時過ぎ!無意識に目覚まし切ったようだ。集合は5時半なのに、まったくシャレになってない。飛び起きて居間へ。居間の時計はまだ5時過ぎ(ちなみに15分進んでいる。)。オカンによると1時間15分目覚ましは進めてあるらしい。どうなってるんだこの実家!実際の時間は4時55分くらい。急がなあかんことには変わりないので慌てて風呂洗って入って着替えて出発。24時間営業のGSで給油。予備燃料のオイル缶とフューエルボトルも満タンにする。10分ほど遅れ集合のいつものローソンへ。883氏はすでにもちろん来ていた。

↑集合写真

ローソンで少し買出し後出発。すぐに朝焼けがきれいになってきたので停車して写真撮る。

 

シルエットがすごくイイカンジ。

 

多家良や宮井を抜け佐那河内村。農村風景の中の潜水橋がいい感じだったのでまた写真。

 

 

佐那河内村内から439号線。しばらくは普通のいなか国道だがすぐに普通の路地になり府能の峠越え。峠越えからの段々畑、谷間からのぞく徳島方面の朝がきれいでまたまた写真撮る。

 

佐那河内村。(さなごうちそん)

このような風景大好き!

 

神山町に入り道の駅で休憩。そしていよいよ林道へ。入り口探すに少し苦労する。集落内の登りは全開でも15キロしか出ない。かなーりきつい。ダートに入るがやはり全開のまま15キロでの登り。きつすぎ。人間より先にエンジンのほうがくたばっちゃいそうだ。ちょっと休憩する。

 

左:なぜこんなポーズなのか不明。右:写真をとる883氏。キャノピーは意外と林道が似合う。作業車みたいで(笑

しばらく登ると傾斜がきつくなり、メーター動かない速度まで落ちる。さらに雪まで出てきてスタックして全く登らなくなる。それでも883氏に後ろから突いてもらったり降りて押したりしながら頑張って登る。が、全くどうにもならない雪の坂に出くわし、断念する。

 

無念を表している(笑 ゆるそうに見えるが実際そうとうキツイのぼり。下りが恐ろしいほど。切り返しは二人がかりで大変でした。

↑沢にはまってみる。ツララで戦う883氏。

←ツララ。南国徳島でこんなものが見えるとは!

 

途中の分岐まで戻り、別のルートを探索するがこちらもダメそう。仕方ないので戻り、国道193号で木沢村(ここに目的の四季美谷温泉がある。)に抜けることにする。

動画:アクセルターンで切り返し?883氏

動画:雪道下るスーパーカブ

動画:林道下るジャイロキャノピー

が、、193号との分岐まで行ってみると積雪の為通行止めとのこと。ていうことは、木沢に抜けるには大川原高原越えて上勝町に入り、県道16号で八重地越えて入るしかない(というわけでもないが、山越えたいので・・。)ので佐那河内村との境近くまで戻る。途中また道の駅で休憩するが、前輪にクギが2本も刺さっているのに気づいてしまう。林道でというより、昨日産廃捨てられまくりの河川敷で拾っちゃったのだろう。パンク防止剤入れてることだ今までチューブタイヤのクセに走れてきてるから大丈夫だろうと1本抜くとエアー少し漏れただけですぐ止まる。2本目は抜いても何の変化もなし。パンク防止剤効果満点である。

元山槻地林道で大川原高原を越える。登りになると(平地もだけどそれ以上に)全く走らない。ほとんど全開。よくもまぁこれだけ50ccのエンジンに負荷かけて壊れないものだと思う。高度上げると雪がやはり日陰に現れだす。最初びびるが、いざ乗ってみると案外雪はグリップするものだと気づいた(あくまで案外)。ただ、アイスバーンだけは全くグリップしないので要注意だった。慣れてくると最初ビビってた雪も好き好んで上走るようになった。

 

キャノピーアクセルターン中!

動画:カブでマックスターンしまくる883氏

動画:キャノピーでマックスターン?883氏

 

こんな感じの道を登った。

 

↑↓大川原高原。徳島市街の眺め最高!

 

大川原高原を上勝町へ下る。神山側より少ないが雪はある。下りの雪も最初びびったが、登り同様案外普通に走れることに気づく。灌頂の滝(かんちょうのたき)まで883氏とバイクを交換する。キャノピーのコーナリングスタイルは後ろから見るとむっちゃ笑えた。途中バックミラーから883氏が消えたがスーパーカブで追いつけないわけなかろとそのまま走ると追い抜かれ、停められる。なにかと思えば、ディパックをアクセルターンで遊んだあたりに忘れてきたという。1時間以上も昔やないの。二人とも気づかなかったのがすごい。また上り返すのはいやなんで、帰り取りに来ることにする。

 

灌頂の滝(かんちょうのたき)

水量全くなし。

 

上勝の町内に入り県道16号を西へ西へ。スタイルとネーミングのマッチングが最高な橋があった。

 

このカタチ、このネーミング、適当すぎる期間、

そしてあまりにそのままな理由。

 

ここまで笑わせてくれる橋はそうないだろう。

 

さて、県道16号八重地越え。ウチの父親によるとめっちゃくちゃしんどい道らしい。が、本当にしんどい道だった。隣の木沢村まで30何キロもある。途中からやはり雪ていうか、完全に雪国の道になってしまった。雪を目の前に困ってる車もいたが、雪はゆっくり走れば恐れる物でないことが分かってきたのであせらず進む。ひたすら雪道を登り八重地トンネルを抜けると目の前に雪かぶった山々が見えてきてカナリ素晴らしい景色!

南国徳島での写真です・・・。

八重地トンネル出たところ。正面は剣山から南東に伸びる尾根?平家平などと思われる。

 

 

 

 

木沢村側の下りは雪がほとんどなく快適に下れる・・と思ったら、後ろから”カツーン”って音。ミラー見たら883氏がガードレールに刺さってるのが見える。とりあえずUターンして様子見に行くが雪の上に乗り上げた為か特に怪我もなさそう。あと1メートル滑ってたらスーパーカブは谷の中に落ちてしまうところだった。カブの被害はミラーが割れてステップがいがんだだけのよう。原因はアイスバーンに乗ってしまったスリップダウンらしい。

883君転倒記念写真。

 

県道16号を下り終え国道193号線。すぐに大轟の滝という滝があった。少し進み右折して県道へ。今までの国道より立派な道を少し走ると目的地の四季美谷温泉に到着。

↑大轟の滝

500円でサウナなどある普通の温泉。すごくにおう薬草風呂があった。今までの疲れが取れてかなり眠くなる。こけたばかりの883氏にはいい湯冶になったことだろう?ここで昼食に山菜うどん600円を頂く。

↑四季美谷温泉。新しくてきれいな山の中の建物。

14時半出発し、193号線に戻り195号線で上那賀町へ。そして、俺は林道で県南に抜けたいのだが、883氏は大川原高原に忘れたディパックを取りに行きたいらしいので分かれ目になる長安口ダムビーバー館(昔事故ったトコ)でジャンケン。・・負ける。杉地臼ヶ谷林道〜美杉峠で上勝町に抜け、そして来た道を戻ることにする。杉地臼ヶ谷林道は舗装林道で上りはなかなか厳しい。25キロしか出ない。4時過ぎてきているのでかなりあせる。雪あると分かってるところを暗い中いくのはかなりいやであるので。この林道も最上部付近は軽く雪道だったがもうほとんど気にならなかった。美杉峠手前では県南方面の展望がなかなか素晴らしかった。美杉峠までほぼノンストップで走りきった。

 

美杉峠にて。

バチあたり?

 

峠を下り上勝町。来た道どおりではつまらんので勝浦川右岸の舗装林道らしき道を走る。県道よりアップダウン激しく、舗装の傷み具合も激しくてなかなか楽しい。正木ダムで休憩。

↑正木ダム(勝浦川最大のダム)にて

 

昼降りてきた道を登りかえし大川原高原を目指す。日没が迫ってきているので急ぐ・・つもりなんだけど、登りは相変わらず15〜30しか出せない。ようやく頂上に着いた時には夕焼けを望むにちょうどいい時間だった。

キャノピー走行中写真。音でシャッター切れるモードでハンドルにカメラ固定してたらエンジン音で勝手に

シャッター切れてしまい、同じような写真が40枚くらい撮れたらしい。

大川原高原でサンセット

 

元山槻地林道を下りしばらくするとアクセルターンしまくってるトレース発見。すぐそばに883氏のディパックも無事発見。なんとか完全に日の落ちる前に林道から脱出。やはり来たのとは違う道でってことで佐那河内を通らず鮎喰の方へ。徳島市に入る頃にはもう真っ暗闇。キャノピーのヘッドライト暗すぎ!だが後ろのスーパーカブのヘッドライトは車並に明るいのでかなり助かる。しらさぎ台のコンビニで最後の休憩。文化の森の前を通り55号線とぶつかるところで883氏と分かれる。そこから実家まではすぐで、7時過ぎ無事到着。走行距離は県内だけにもかかわらず240キロくらいだった。

2月17日

18日朝から大学で用事なのでこの日中に帰らねばならない。昼頃から雨なんで晩方雨上がってから出発にする。0時30分発(4時10分神戸着)のフェリーに乗ることにする。キャノピーは荷物の載せ方に迷う必要が無いので実家からの荷物を大量に載せれるので便利だ。オカンに”こんなに載せて動くん?”とか失礼なことを言われる。行きしなは3時間かかっているので9時には出ておきたいところだったが、食いすぎで(下宿では1日1食だが、実家では3食おやつつき)腹痛になり結局9時50分出発。かなり厳しいが出発。急ぐ為に末広大橋を渡って行く。交通量は市内からすでに少なく走りやすい。常に全開48キロ(荷物多い為最高速落ちてる)で走れる。行きしなは2回も休憩しているので1回だけの休憩に抑える。寂しい暗闇の北灘を抜け香川県。雨上がりで湿気がすごい。窓の内側まで曇って前が見づらくて苦労する。引田や白鳥、三本松を抜け大川オアシスまでノンストップで頑張る。

 

大川オアシス。

徳島〜香川の観光バスがいつも止まるでっかいドライブイン。

出航まであと1時間・・・。

 

志度町に入り天野峠を越えると高松はすぐそこ。車線も増え追い抜かれに気を使うこともなくなる。屋島の特徴的なカタチや上の建物の光が見え始めるともう高松市。すでに12時回ってるのでとにかく全開を保つ。ようやく12時20分高松東港到着。手続きを済ますとまもなく出航とのアナウンス。ホンマぎりぎりだった。雑魚寝室で横たわってデジカメの写真見てるうちに眠りにつく。

 

2月18日

4時10分定刻どうりの神戸着。トラックばっかりのフェリーだった。ちょうど市場にいい時間なんだろう。ここからは毎日走っている道。4時40分何事もなく無事下宿到着。