>>モドル

美濃、飛騨、安曇野、北陸ツーリング!!

5月3日

この日は天気が悪いようであることを知ってたので、実験のレポートを仕上げてしまう日にする予定だった。

で、6時に起きたら外は快晴ではないものの、晴れてる!!

これは出かけるに絶好ではないの!!けっこう悩む・・・。が、レポートを少し書いてみると、このレポートは時間はかかるが頭使わずに出来ることが判明。

8時にはレポートを止めパッキング開始。そしてザックを背負いシュラフとマットをdaxにくくりつけ9時過ぎ東を目指しいざキックダウン!

2号線を東へ少し走り、西宮から171号線へ。思ったより渋滞してない・・かな?と思えば、やはり茨木から大渋滞。高速の案内板にも京都西〜茨木25キロ渋滞なようで、さすがはGW後半初日!

でもでも、今回はdaxなんで、渋滞など、何の苦でもない。順調にすり抜けすり抜けで高槻市。すき屋で朝御飯。さらにすり抜け続け京都市。京都市はいつ来てもなんか迷ってしまう。2号線が見つからず苦労する。そして2号線でもすり抜けしまくりで山科大津を抜け、栗東。DSを発見。オイルを買わなくては。(2スト並にオイルを食ってくれるのだ俺のdax!!)この時入れてたオイルはカストロールのRS(10w−50)。30年前の空冷エンジンにはこの化学合成油と相性が悪いらしく、非常に下がってる。ここには粘度で勝負!!って感じのホンダ純正油(20w−50)を買う。暖気が長くなり、吹け上がりがもたつくがいいのだ。このオイルは高温に強いだけになのか下がりにくく漏れにくくなることを前回富山へ行ったツーリングで知ったのだ。減ってたぶんをとりあえず補給する。

まだまだ渋滞は続き、8号線になってしばらくした野洲町のあたりから少し流れ始める。GSX400FとZRX100の二人組に抜かれる。軽く遊んでみるとする。発進ではかなうわけないが、巡航速度は同じくらい。そしてすり抜けなら圧勝!ムキになってはるのか1速全開加速してたりしてて面白い。しばらく抜いたり抜かれたりを繰り返し彦根を超え米原の21号線とのジャンクションで離される。そして醒ヶ井あたりのローソンで先ほどの二人組が休憩してたので自分も休憩。やはり、話しかけられる。

GSX−Fの人「これ、速いね〜。」

俺「いやぁ、75キロしかでないっす。」

G「いや、もっと出てたで!このメーター怪しいのう。4999キロか〜

あんまし走ってへんなぁ。」

俺「いや、壊れっぱなしなんで、もう2万ははしってますよ。」

G「何年式っすか?」

俺「71年っす」

G「・・・(絶句)・・」

みたいな会話をする。彼らは下呂温泉を今日中に下道だけで目指すそう。”気をつけて!!”と見送る。この時3時前。今日中に信州は行けるわけないし、飯代も抑えようと岐阜に住む部活の同回社会人1年目(H部T子さま)に飯をおごってもらうアイデアが思いついたので早速携帯にかけてみる。

俺「(俺の名)です。お久しぶり」

H「こないだ会ったやんか。あんたに頭しばかれたわ。」

俺「飯おごってや。今米原にいんねん。」

H「い〜や〜!そーゆー時は、前からゆうとってや!

今東京から友達きてるし。まぁいいわ。とりあえず、うち来てみ。」

俺「んじゃ、小一時間でつくわ〜。」

なんか飯出してくれそうで泊めてまでしてくれそうな雰囲気。これはいくしかないでしょう!ってことで、21号線をしばらく飛ばし、大垣市を過ぎ、揖斐川渡ったあたりで左折。適当に山のほう、奴の住む本巣郡糸貫町を目指してみる。近くだろうと思われるコンビニで電話してみるとまだ遠いようで、さらに次のコンビニ(北方郵便局の横)で電話してみるとすぐ近くのようで、畦道みたいなところを少しはいると奴の母上様が道案内してくれてたのでついてゆく。16時過ぎ到着!

奴(俺的に女の子とは思ってないのでこういう書き方してる。)の家はむっちゃでかい上に家の車はセルシオだし、今まで5年間気づかんかったが実は奴はお姫さまのようである。Essex大学に留学してた時の仲間という女の子二人も来ている。全く話についてゆけないのが悔しかったりする。”Essexの時に〜〜”とか話してるのだが、ぼや〜と聞いてたら聞き間違えて、おとなしそうな子なのにすごい話してんなぁ。とびびったりした。

そして、夕食に里芋や豆腐を串に刺して味噌カツにつける味噌と同じような味噌をつけて七輪で焼いたの(田楽)や、なぜか徳島産のアマゴやイワシやおにぎりを頂く。そして食べまくる。さらに風呂まで貸してくれる。さらに風呂上がりのビール2本から朝食のパンまで頂き、そして、早朝3時に起きる予定だというのに泊めてまで頂いた。・・お世話になりすぎ・・・これは絶対土産買って送らないとな、と考え眠りにつく。

部活仲間の実家で田楽を頂く。

 

5月4日

朝3時半起床。もちろん隣の部屋にいる奴らも寝てるはず。起こさないように静かに準備し大通りに出るまでdaxを押し、4時過ぎ静かに出発!!

朝4時半の忠節橋(岐阜市内)

157号線を岐阜市内に向け走る。岐阜市内は路面電車の線路が小径ホイール車には恐ろしい。そして迷う。しばらくうろうろし、156号線。早朝。GW中だけど車は少ない。快調に長良川沿いを郡上八幡目指す。

朝の長良川

美並村の道の駅で一回休憩し、郡上八幡から256号線そして472号線。むっちゃ快適な道!daxではパワー不足だけを感じる。でかいバイクで走れば相当楽しめるだろう。でも、ひたすら75キロで大人しく巡航。明宝村に入り道の駅で休憩。そして飛弾美濃道路って有料道路へ。途中にある分岐からめいほうスキー場の中を通り山中峠を越え荘川村に抜ける林道へ行こうとするが、料金所の手前の分岐に気づかず、無駄に料金所を2回通過してまう。100円の損失。

めいほうスキー場の中を抜ける林道で。

その林道の峠付近で

林道はいるにしばらく迷ってしまったが、特にdaxでは厳しいという所もなく時々ジャンプしたり出来る所もありの、そして標高は1300メートルで眺めも最高。雪もまだ残ってるいい道であった。荘川村黒谷まで長いタイトな下り。黒谷で今日最初の給油。今回は4リットルオイル缶と650cc燃料瓶と予備燃料多いので給油回数が少なくてよいのだ。472号線を高山に向けひたすら75キロ巡航。清見村の東海北陸道のインター越えると急に高山目指す車で混み始める。清見の道の駅は時間が時間なだけに車で一杯だった。高山市内は道が細い上に大渋滞。すり抜けしまくって抜け出す。国道158、361,県道462と走り、高山市と丹生川村の境の尾根にある林道へ。しかし、違う林道に入って、しかも、ハードな道の上、行き止まりで、そして目当ての林道は工事で通行止めと悲しかった。仕方なくさらに県道462を東へ、国道158への近道という林道を下る。”悪路注意”と看板が出てたが、daxにとっては悪路どころか快適なダートだった。158号線へ出るとやはり、安房峠越えて松本や乗鞍岳を目指すっぽい車でそれなりに混んでいる。しかし流れは速いので登りにはいると6馬力しかない我がdaxでは苦しい。登坂車線をはしることになる。バイクもやはり多く、ピースサインだしまくりだった。そして平湯トンネルへの登り。周りの木が少なくなってきてとても日本とは思えない峠越えの道!!車が多くなった美幌峠みたいな感じで、daxでは苦しいだけの上り下り。そして平湯温泉。ここから安房峠越えて(トンネルは原付なもんで通れない)信州入り、そして目指すは乗鞍!!!と安房峠旧道へ、、、

安房峠のぼり口。(平湯温泉)無念!!

腹立つことに閉鎖!!原付ならではの無念さ!!どうりで原付でツーリングしてる人見なかったわけだ。同じようにタンデムで来てる人は悲しそうにUターンして行ってた。別なルートで信州入りできないかと地図を見る。ここより北では親不知の8号線しかないそりゃさすがに日本の屋根の北アルプスだけのことはある。そして親不知は遠いし、なにより帰り通る予定なので無視。南では野麦峠が一番近いようだ。野麦峠への最短ルートは先ほど通った158への近道林道とその先の駄吉林道で朝日村へ行き高根村へ行くのがよさそう。一回来た道を引き返すことになるとは・・・なんてこったい!!

しかも、駄吉林道はゲートで封鎖されていた!!しかし、ゲートの微妙な隙間はdaxでは楽勝。雪で封鎖なのを解き忘れてるだけだろう。一番上で大丈夫なんだから行けないはずがない。ゲート突破して下る。2車線はありそうな広い林道で気持ちよく下る。当然対向車なんていないし来るわけないからガンガン飛ばす。そして下の方では何故かゲートは開いていた・・。まぁ、対向車こなくてよかった。国道361まで下り、東へ東へ。所々狭いところもあるが快適な道。タイトコーナーや荒れまくった路面もあるがdaxなんで全然気にならない。それにしてもダムの多い道である。しかも大きいダムばかり。北アルプスの雪解け水のすごさを感じる。そして高根第一ダムって一番大きいダムに休憩所あるので休憩。足下すくむような高さの重力式ダム。たぶん今まで見た中で一番高さのあるダムだった。

高根ダム

高根ダムを横から。怖い。

高根ダムからしばらく走ると、国道の方が遠慮してる感じで県道39になり野麦峠への道になる。ほとんど1車線だがやたら車が多い。いままで国道361走ってた車がほとんどこっちに流れてる感じ。得意なタイトコーナーも車多くてあまり楽しめない。所々にある集落がいい感じ。御嶽と乗鞍岳が交互に見える。そして、”あ〃野麦峠”の野麦峠。富国強兵の時代に飛弾の女性が信州の製糸工場へ越えていった峠である。峠はやたらと広く栄えている。資料館やお助け小屋がある。栄えてはいるが寂しい悲しい雰囲気の峠。五平餅や串団子を食べる。中学校の時ぐらいに歴史の授業でみたと思う”あ〃野麦峠”の主人公政井みねさんの墓にお参りに行ったりする。標高1672メートル。雪がたくさん残ってる。展望のいい所に上るのは雪山技術が必要なくらい。ここから見た乗鞍岳はすごく雄大だった。

野麦峠から乗鞍岳

野麦峠。峠前後は狭くてやたら交通量多い。でも峠は広い。

お助け小屋などある。悲しい話があるところです。

3時ころ野麦峠出発。乗鞍はもう無理だろう。次の目標はそりゃ、あのパンフ見たら行きたくなるだろうな白骨温泉。16時半までらしい。けっこう微妙な時間。ちょっと飛ばし気味に野麦峠を下る。岐阜県側よりコーナーも緩く道も広くしかし、急勾配の道を(とはいえ1車線)軽快に下る。新奈川温泉の分岐から上高地乗鞍林道。林道と名乗ってはいるが1車線の舗装道。そして有料。有料道路と思えば、1車線とは納得いかない道である。しかし、1車線舗装のタイトワインディングはdaxの最も得意とするシチュエーション。60〜70で軽快に走り抜ける。時々見える穂高連峰が美しいはずだが雲かぶっててそれほどでもない。

乗鞍上高地林道(舗装有料道路)から穂高連峰。

乗鞍岳の登山口の鈴蘭には16時頃到着。このペースならなんとか16時半に白骨温泉につくが、それでは入浴時間がないので断念。それに、有料道路代710円は高すぎるし。でも、風呂は入りたい!!ってことで、鈴蘭にある乗鞍高原温泉”油けむり館”に入ることにする。しっかし、湯けむり館、すごい混みよう。さすがGW。体洗う場所が順番待ち状態。そして、湯船も人いっぱい。そして、白いお湯には浮いているインモーが目立つ!!白濁したお湯と木の湯船と露天で温泉って感じだが、700円は高いと思わざるを得なかった。でも、さすがは温泉。さっぱりとしたところで出発。しばらく下ると再び157号線。ところが、何これ!!ってくらいの大渋滞。信号もないのに大渋滞。渋滞といっても一応常に動いているので景色見る余裕もない。ひたすら低速走行。このまま松本まで走っても渋滞で、目指す信濃大町には遠回りになるので、”梓川”って青看板で左折。日本アルプスサラダ街道。豊科、穂高、松川と覚えている地名を頼りにひたすら北へ大町を目指し農道みたいな道を走る。安曇野。右手に見える北アルプスが夕日に映えて美しい。

夕暮れの常念岳と菜の花畑。安曇野。

大町市に入る頃にはもうほとんど真っ暗。15w/15wの便所の電球より暗いヘッドライトなんで、40キロ出すのが精一杯になる。青看板見るのにも苦労するようになる。大学所有の山小屋”翔羊山荘”(管理は我が神戸大学体育会系ワンダーフォーゲル部。実質的に我が部の所有物。)に泊まろうと考えてるわけだが、一度バイクで来て、何度も大町市街にパシらされた所なんで道は何となく覚えている。とりあえず、大町温泉郷のコンビニが最後の店なんで、ここで食料を買いだし。そして、真っ暗闇を15wのヘッドライトで掻き分け走る。鹿島集落の鹿島山荘って民宿で小屋の鍵借りるわけだがこの民宿探すにも苦労する。そして、北海道を連想さす高速コーナーを抜けると大谷原。鹿島槍ヶ岳の登山口であり、そして山小屋のある場所につく。3年ぶり3度目の山小屋なんで、大谷原のどこにあったか思い出せず苦労する。そしてなんとか20時頃山小屋到着。先客はGW中なんで誰か先輩がいると思ってたが(そしてオゴってもらえることを期待していた。)誰もいなくて一人での宿泊となった。

小屋にはいるがブレーカーを当然落としてるので真っ暗。ブレーカーを携帯電話の微かな明かりで探し出す。とりあえず石油ストーブを焚き、湯を沸かし、買いだしてきたインスタント焼きそばを食べる。どなたかが残していってるウイスキーを頂く。山小屋ノートに落書きする。布団は2階にあるのだが、2階はオバケが出ると噂なんで一人では怖くて登れないのでそこらへんにあった座布団やこたつ布団にくるまり9時過ぎ眠りにつく。

5月5日

大学の山小屋。

中はこんな感じ。きれいです。

こんな景色の場所にある。

朝4時に起床するが超寒い!!起きて速攻でストーブ焚く。朝食は買い忘れてたので腹減ってて(しかも四日に口にしたものはパン1つと五平餅1つと団子2本と焼きそばとつまみのイカだけ!!)早く出たい。冷たい水を我慢しコンタクトをはめ、宿泊費300円をポストに入れ、ブレーカー落とし戸締まりし外に出る。寒いためなかなか始動しなくて苦労する。鹿島集落に戻ると鹿島山荘のおばちゃんがちょうど祝日の旗を出しているところだったので鍵を渡す。そして大町の観光パンフなどを頂きいろいろ話をする。

小屋から一番近いところにある集落。(鹿島集落)

鹿島集落からは再び逆戻りし、サンアルピナ鹿島槍スキー場の中の林道(冬季はスキーの林道コースになってる。)を使って148号線に出るとする。このスキー場は夏場は牧場になってるが牛はまだいない。遠慮なく芝生に入り込み写真取ってみる。雪山と芝生の組み合わせがなんとも日本とは思えない景色だ。

サンアルピナ鹿島槍スキー場から爺ヶ岳。

148号線に出、北へ走る。青木湖の湖畔を軽く上っていく気持ちいい道。車もほとんど走ってない。心地よく風が冷たい。朝6時半、野宿ライダーだけが味わえる最高の爽快感。これ以上幸せなことが世の中に存在するのだろうかと思ってしまうくらい気持ちいい。白馬村から長野オリンピックで整備されたらしい道を気持ちよく走る。白馬のペンション街から白馬のジャンプ台を眺める。国道に戻り信濃森上駅のそばのコンビニで朝食。カップラーメン。食欲さえ満たせればなんでもよい。とにかく涼しい空気と空いた道を思う存分味わいたい気分!

国道148号線から青木湖。

白馬のジャンプ台

気がつけば分水嶺を越え日本海側。小谷村を通過しついに新潟県糸魚川市。あえて旧道を走ってみるが以前の水害の影響か通行止めのままだった。旧道からの景色はまさに大地峡。

まさにフォッサマグナ。国道148号線旧道より。

148号線旧道のスノーシェッド(洞門)

そして目指すは蓮華温泉!と平岩駅のところから白池林道へ。グングンと高度を上げて行くが雪も増えてくる。そしてついに雪に行く手を阻まれる。ということで、蓮華温泉は行けなかった(ていうかまだ営業してないのだろう。)代わりの温泉を地図で探すと小谷温泉ってのが良さげなんで、来た道をしばらく戻り長野県小谷村。県道114。温泉の近くになって高度が急に上がり始める。そして小谷温泉。しかし清掃中で10時からだという。この時9時5分。しばらく休憩するとし、その間にプラグ交換やチェーンの調整などする。温泉は露天だけで、入浴料は清掃協力金を募金箱みたいなのに入れるというシステム。100円と貯まってきてた1円や10円を入れる。

ここではいじりまくりのハーレー2台とwwカラーのRGーγって不思議な組み合わせの3人組がいた。温泉が入浴できるようになる前に出発していったが、彼らとはこの先何度か追いつくことになるのだった。

来た道とは違う道で148号線に復帰しようと妙高小谷林道を進む。除雪されてて走れそうだ。周りが2メートルくらいの雪の壁な道をしばらく進む。クロカンスキーしてる人たちがたくさんいる。そしてクロカンスキーヤーのための駐車場みたいな所に除雪車が置き去りにされててそこからは雪に行く手を阻まれてる。クロカンスキーの人たちが車で来るためにだけに除雪されてた模様。仕方なく来た道を戻る。

妙高小谷林道(舗装)から火打山(?)

妙高の山々。

小谷温泉遠望。

148号線に戻り、また同じ道を走り出す。それにしても”洞門”の多い道。多いというかほとんど道はトンネルの中か洞門の中。洞門の隙間からは隣の山肌が近くて、ほんま大地峡の中を走る道って感じ。姫川の幅が広くなり平野部に出てくるとすぐに糸魚川市街。国道8号線に出、左折。しばらくは面白くない普通の幹線道路だが黒姫山がきれい。山肌がだんだん迫ってきて子不知、親不知。海沿いの崖と海の間の狭い所を国道8号、JR北陸本線、さらに北陸自動車道と日本の背骨の大動脈が集中してきている。北陸道の真下にある”道の駅親不知”で休憩。土産を買ったり、サザエの串焼き(めっちゃ美味かった!)を食べる。

親不知。北アルプスの北端が日本海に沈むところ。

北陸道のうねりぐあいがなんか素敵。

道の駅親不知から。海に追いやられてる北陸道が印象的。

道の駅から先はまた洞門の多い道になる。そして平野が少し広がってきた所であり、新潟と富山の境の”道の駅市振の関”で休憩。そして昼食にこのちほうの名物らしい”タラ汁”を頂く。定食で900円。骨が多くて食べづらいが美味しかった。ここで小谷温泉であったハーレー2台とガンマ(なぜかシーシーバーがついてて革ジャンが掛かってる。)に遭う。

朝日町入善町黒部市と面白くも何ともない8号線をひたすら75キロで巡航する。内陸の方は曇り始めてきてるようで立山連峰も山裾しか見えない。魚津市滑川市富山市も信号以外全く止まらず通過し、新湊市の道の駅で軽く休憩。高岡市から160号線に入り、氷見市から415号線。今までの幹線国道からうって変わって未整備な田舎道。でも車は少なく走りやすい。軽く峠越えで石川県羽咋(はくい)市。羽咋市街から”千里浜”の案内に従って走り”千里浜なぎさドライブウェイ”って砂浜に出る。ドライブウェイって案内書いてるのにまんま砂浜。砂浜なのに乗用車どころか観光バスやらパトカーまで走ってる。8キロもひたすら砂浜を走れるすごいところである。砂浜といっても固く締まっててオンロードタイヤでも全然走れる。特に水撒いてるところはアスファルトとほとんど変わらない感じで70キロ出しても全然不安でない。水撒いてる所から乾いたところに出ると砂の抵抗か60キロくらいまで急にスピードダウンし、ハンドル取られまくりでびっくりする。端から見ると足だしたりジタバタしたりでかなりコントであろう。波打ち際にはたくさん車が止まってて、さらにそれより海側、波が来るすれすれあたりをを走ってみると、波が来たときには水たまりを突破したとき以上の水しぶきを食らってびしょびしょに濡れる。それでもなんか面白くて波打ち際走ってたらいきなり30センチくらいの穴にはまってエンジンまで海水に浸かってしまい、埋まって動かなくなる。むっちゃ焦った。この時は。急いで陸に揚げ、しかもその様子を周りの人に見られまくりだったので何食わぬ顔して走り出した。体中海水被ってしまったので走ると寒い。ドライブウェイ(?)中には海の家らしきものがたくさんあるのでその一つに寄って蛤を焼いたのを食べる。5個で600円と高い気もするがむっちゃくっちゃに美味い!!日本酒思わず頼んでしまいそうになった。車は50キロくらいで水撒かれた所を走っていたので、その横の水の撒いてない所を60キロでどんどん抜いていった。小さな変なバイクに乗った大きな荷物背負った男が砂埃巻き上げながら車を抜いて行く姿は、端から見るとさぞ格好良かったことであろう(?)。

砂浜なのに普通に車が走ってる。ちゃんとみんな左側通行してて笑える。

水撒いてるところはアスファルトと同じように走れる。乾いたところを疾走すると、気分はデザートラリー。

波打ち際すれすれ走ると、波が来てえらい目にあう。なぎさドライブウェイ。

雰囲気のある写真を撮ってみた。

直線走るだけでこれほど楽しめる道はそうないであろう。1.5往復し、その間は意味なくブレーキターンしてみたりして遊んでいた。だんだん日も落ちてきているが夕暮れにはまだ早い。249号線に入りしばらく走り津幡町に入る頃、夕焼けがきれいに見える時間になってきたので海の方へ進路を向ける。(日本海に落ちる夕日が大好き!渋滞に飽きてきたのもあるが。)河北潟の干拓地を走り抜け内灘町。しかし、道を間違えたりで海が見えるところにはなかなかたどり着けず、ようやく海に出たときにはもう沈む10秒くらい前だった。でも、雲が多かったのでそれほどきれくもなかったようだ。

日本海の夕暮れは海や空が様々な色に変化してゆく。

(晴れてたら)思わず見とれる美しさ。

内灘町から県道8号をしばらく走り金沢市街をパスし松任市で国道8号に戻る。前回daxで走ったとき寄ったホームセンターやRFで走ったとき寄った牛丼屋がすぐそばにあった。なんか懐かしい。すでに真っ暗になった8号線をひたすら大阪方面へ、その日中に神戸にたどり着くことを目標にひた走る。車が多いので15wの電球とはいえ不安はない。松任から福井市まで止まらず走り抜ける。福井市で22時になってた。3時頃には神戸に着けそうな感じだ。同じように関西ナンバーでその日中に帰ることを目標にしてるっぽいライダーが数人いた。鯖江武生と抜けると車がどんどん減り、単独走行状態になってくる。武生市から先は越前から若狭へ抜ける峠道。15wの電球ではきつすぎ。そして河野村から敦賀市にかけては洞門やトンネルの連続するワインディングロードであることで、RFの130wのヘッドライトでも苦しかった事を思い出す。どう考えても無理!RFで走ったときと同じく、”道の駅河野”で仮眠というか日の出待ちする事に決める。もうすでに日の変わる寸前であった。道の駅河野は休憩所が24時間開放されてて空調もきいてて野宿地としては最高である。ワルキューレ(1500cc6気筒アメリカン)のおっちゃんも野宿していた。長椅子でシュラフにくるまり横になって眠りについた。テレビ見てはしゃいでる姉ちゃんがいてうるさくてなかなか眠れなかったが。

 

5月6日

4時頃起床。5時前にようやく明るくなってきたので出発。とりあえず敦賀市まで快適にワインディングを走り抜け、吉野屋で朝食。そのまま8号線、1号線、43号線と帰っても面白くないので27号線で小浜方面へ。目指すは三方町と小浜市にかけてある若狭幹線林道で12.4キロもある新設ダートらしい。長く走れそうな方の入り口を探すが、動物よけの電流付き有刺鉄線で封鎖されてた。別の方の入り口からはいる。観光の目的もあるようで展望台などもある林道だ。尾根上を走る林道で下に見える漁村風景が美しい。1車線でかなり細いけど走りやすい。砂っぽいところや砂利の所など路面の変化も面白い。だんだん慣れてくるとオンロードタイヤなのに普通の舗装路と同じようなペースで走れるようになってきていた。轍を上手く利用してみたり、滑ってもうまく立て直したり出来るようになってきていた。慣れてくるとさらに激しい走り方してみたくなるもので、突っ込みをどんどん奥にしていってると、気がついたら吹っ飛んでいってしまった。daxの被害はステップがゆがんだだけだったのでメガネレンチで修正した。自分の方は膝を強打したが、一服したら治った。

小浜の若狭基幹林道。海沿いの尾根の上。景色最高。

オンロードタイヤなんで、3速40キロくらいでもパワースライドするから、

面白がってずりずりしてたら突っ込みすぎて吹っ飛んだ。

でも、ステップがゆがんだだけで済む。

転んでからは反省してゆっくり走る。舗装路に変わり162号線に出、小浜市街。ここから162号線をさらに進んで周山から京都市内、そして171で神戸のつもりだったが道間違え、27号線を進んでしまう。戻るのもめんどくさくなったし、このあたりは走ったことのない道(162は何度も走っている。)なんでそのまま進み、大飯町。ここから県道1号で京都の綾部市へ抜けるとする。なんかやたらと毛虫が道を横断してる道だった。10匹ほど踏みつぶしてみた。大きいのでも7〜8センチの毛虫を70キロからのスピードから正確に踏みつぶすのはなかなか難しくて面白い。小さいから発見できるのは直前だし。毛虫もいちおう動いているし。綾部市に出、27号線、和知町の”道の駅和(なごみ)”で最後の休憩。丹波町から9号線を少し走り、園部町から県道に入り、兵庫県篠山市に抜ける区間は3キロほどのちょっとした林道を使う。篠山から173号線で能勢町に入る。長い下りで、アクセルが全開のまま戻らなくなるトラブルが発生する。原因は単にジェットニードルやスロットルバルブなど、スロットルからワイヤーでつながってる部分一式が振動で外れただけ。信号待ちの時間内に治る。県道12を使ったりしながら171号線に出て、西宮の”すき屋”で昼食を取る。そして札場筋から2号線。飯食った後なのでなんか眠いが気を引き締める。そして12時過ぎとくに大きなトラブルもなく無事下宿到着。