8月2日

道の駅象潟(きさかた)にて。

鳥海山は朝から既に雲の中。

いつもどうり6時過ぎに起床し、ラーメンを食べ始業点検。フロントタイヤがそろそろやばいかな。が問題はなさそう。リアは新品同様で全く問題なし。パッドはフロントリヤともにあと1ミリくらいで交換時期だが高速走行主体の日になるので神戸までは余裕で持つだろう。と、テールランプが切れている事を発見。日が落ちる前に神戸に戻る事はできるのだろうか。新潟まで200キロ、高速使う新潟神戸間は600キロ以上。ちと心配だが出発。本日の目的はただ1つ、無事神戸に日の落ちる前に戻る事。7号線をひたすら南下。酒田市、鶴岡市を通過し、ここから7号線は”おけさおばこライン”と呼ばれる日本海沿いのキレイな道。”道の駅あつみ”で休憩。木の建物がイイ感じだ。鼠ヶ関を越え新潟県へ山北町で7号線は内陸に入るので日本海沿いの345号線へ。道はやや悪くなり、タイトなコーナーも出てくる。笹川流れって所だ。海岸のトンネルが続く。コーナーでは全くついてこれないくせに直線でだけやけにくっついてくるマーチがうざい。マーチなんかに抜かれるのは気分悪いけど事故してはアホらしいので先に行かす。ひたすら右側に日本海。とにかく走りつづける。村上市を通過し国道113号線。松林の中を抜けてゆく。新潟が近づくにつれ交通量も多くなる。聖籠町から7号線新潟バイパスへ。新潟バイパスはほとんど高速道路で車は多いが流れはよい。新潟市中心の紫竹山でバイパスを降り、高速代を降ろす為郵便局を探し、ついでに給油する。昨日の田沢湖湖畔から340キロ以上無給油だ。16リットル弱。リッター22キロ弱と今回の最高燃費。新潟中央ICから北陸道へ。12時過ぎ、日没まで8時間弱。で600キロを走る。けっこうキツイ。いつもの高速の走り方は150以上で巡航>SAごとに30分の休憩の繰り返しなので、これでは無理っぽい。あまり休憩せず、ひたすらゆっくり走る作戦で走る。身体も疲れてるのでせいぜい140で流れを多少リードする程度で走る。黒崎SAで土産を買い、次は名立谷浜SAで休憩。北陸道の新潟富山県境の対面区間を終えるころには雲行きは怪しくなり多少パラつくが夕立のようなもので特にカッパを着る必要もなかった。富山と石川の境の小矢部川SAで給油休憩。ホタテの串焼きを食べる。北海道で食べたのに比べたらあまり美味くない。タレは特製のものらしくうまかったが。小矢部川からは石川県福井県には一切足を着かず、次の給油予定地名神多賀を目指す。名神に入ると車も多く多賀SAに入り損ねたので次の大津SAで給油。大津SA付近は停車する事もあるくらいの大渋滞だった。大津SAを超えるともう体力集中力も限界を感じる。100前後でただ無事に着く事だけを考えゆっくり走る。右ルート左ルートに分かれ梶原トンネル天王山トンネルを抜け吹田SA。もう日も落ちてきて暗くなり始めている。そのまま名神を走りつづける。名神を降り、600キロぶりの一般国道に降りた頃にはもう周りの車はほとんどがヘッドライトをつけてる状態。精神的にすり抜けする余裕もない。43号線の流れに乗ってただ走る。そして19時30分、まだやや明るさの残ってるうちになんとか下宿にたどり着く。総走行距離4627.2km。この日の走行距離は800キロ以上。RF900Rは虫や泥や油でドロドロになってた。でも、そのときの俺にはどんなピカピカのカスタムマシンよりカッコよく見えた。