■パネキット
パネキットとは、8種類のパーツを組み合わせて様々なモデルを作ることを楽しむゲームです。
クリアのための条件や様々なミニゲームといったものはありますが、ゲームオーバーはなく、
自由なモノづくりが楽しめます。
パネキットの世界には5つの島があり、プレイヤーは自ら作成したモデルを操ってそれらの
島を探索します。
島の中にはいたるところにパーツやそれを組み立てるための設計図などが隠されています。
パーツには基本でありかつ電源となるパネルの他、曲がる方向の異なる3種類のジョイント、
さらに動力となるタイヤやモーター、ジェット、そして弾を打ち出すシューターがあります。
設計図には自動車や飛行機、戦車など、様々なモデルの組立て方が描かれています。
プレイヤーはそれらを集めて様々なモデルを作ったり、島の各地に用意されたミニゲームに
挑戦します。
ミニゲームをクリアするためには、そのゲームの特徴に応じたモデルを組み立てる必要が
あります。
ミニゲームをクリアすることで手に入るパーツや設計図もあります。
このゲーム、見た目が非常に地味なんですが、やり込むほどに味わいがあります。
最初は手に入るパーツも少なく、作れるモノは自動車くらいしかないんですが、パーツを
手に入れていくごとに飛行機やロボットなど、変わったモデルを作れるようになります。
最終的には自分なりの目標となるモデルをいかに設計するか、といった部分がこのゲームの
醍醐味となります。とりあえず、自分の今の目標は「2足歩行&変形ロボット」ですね。
とにかく、手軽に工作感覚が味わえるだけでなく、作ったモデルを箱庭世界で自由に操れる、
ってところがこのゲームのポイント。しかも、自分視点で。メチャきもちいいですよ。
模型づくりとか好きな人にはとくにオススメですね。
実はこれ、ショップで(新品なのに)えらい安く売ってたのを見つけたんで、速攻でゲット
しました。やー、いい買い物でした。
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■高機動幻想 ガンパレードマーチ
舞台は戦争真っ最中の日本。「幻獣」と呼ばれる不思議な存在を敵に回し、人類は絶滅の
危機に瀕していた。
日本国首脳陣は起死回生をはかるべく、幻獣の日本上陸を阻止するための熊本要塞の
戦力増強、および14歳から17歳までの少年兵の強制徴兵を行ったのであった。
主人公である速見厚志も、そうして集められた少年兵の1人である。
特別な能力があるわけでもなければ、勇者でもない、ごく普通の少年である。
プレイヤーは主人公の少年、速見厚志となって、戦地にて高校生活を送ることになります。
一応の目的としては人類の敵である幻獣に戦争で打ち勝つことですが、戦いだけがこのゲ
ームのすべてではありません。趣味を満喫したり恋愛に明け暮れたりと、様々な学生生活
を送ることが出来ます。そうした自由度の高さがこのゲームのウリです。
このゲームには大きく分けて2つのモードがあり、ひとつは幻獣との戦闘を行う「戦闘モ
ード」、もうひとつはそれ以外の日常生活(主に仕事やトレーニング)を行う「学園モード」
です。
プレイヤーはこれらのモードの中で、それぞれ自分の役職(パイロットとか、指令とか)
に応じた仕事をこなし、戦争を有利に導くため努力することになります。
一応。
というのも、先にも述べたとおり、別に戦いだけが全てではないので、矢面に立つのが嫌
ならば整備兵としてバックアップにまわる、というのもアリだし、トレーニングや仕事を
さぼって仲の良い友達や彼女とデートに出かけるなど、青春をエンジョイするのもOKです。
もっとも、積極的に戦いに参加しなかったせいで状況が悪化することにでもなれば、決し
て良いエンディングを迎えることはできはしないでしょうが…。
で、こっから感想です。よーやく1週目をクリアしたのでとりあえず書こうかな、と。
まず、自由度がホントに高くて楽しいです。最初と言うこともあってまずはまっとーなプレイ
をしてしまったんですが、もう少しいろいろやっても良かったかなあと後から思ってみたり。
過去のゲームを例に挙げれば、「ワーネバ」や「ポヤッチオ」あたりが近いんですが、それら
に比べればもう少し具体的な目標があります。とはいえ、その目標に対するアプローチの
仕方、という部分においてやり方が色々あるため、決して自由度は損なわれていません。
また、結構世界観が深いです。謎があちこちにばらまかれていて、それらを読み解くのも
なかなか楽しいです。
あと、このゲーム、2週目以降ではプレイするキャラクターを他の登場人物から選べるよ
うになります。キャラが異なることで違ったプレイ感覚を味わえて、いい感じです。
このシステムを利用した新しいゲームの制作を個人的にはかなり希望しますね。
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■御神楽少女探偵団・完結編
前作、御神楽少女探偵団において未完だった第4話「猟奇同盟」を含む5話を収録した
推理アドベンチャーゲームです。
前作が4枚組であるにもかかわらず本編は2枚という内容であったのに対し、今回は
4枚フルに本編ストーリーに使用するというボリュームにまず圧倒。
いやもちろんオマケも一緒に収録されているんですが。
ゲームの内容はと言えば、前作において好評だった推理トリガーシステムはそのままに
随所に大幅なバージョンアップが施されています。
たとえば、前作では捜査編での情報収集が終われば解決編は見ているだけに過ぎなかった
のですが、今回は時人(探偵ね)に代わって推理を行なう、と言う要素が追加されました。
また、アクションムービーシーン以外にも本編中で様々なミニゲームが盛り込まれています。
…ちなみに、暗号解読は難しかったです。本編ストーリーの内容以上に(苦笑)。
そして、前作において度肝を抜かれた膨大なコンフィグの項目も、今回さらに数が
増えています。
…あんなにたくさんのコンフィグ、どーいじれって言うんですかぁ。
で、全体の評価なんですが。
やっぱり、推理トリガーシステム、面白いです。
従来の推理モノにおいて単調だった情報収集を極めてシンプルな形でかつゲーム性を
高いものにした、という点で高く評価できます。
容疑者達との会話の中のちょっとした一言から新しい展開を引きずり出す、といった
推理小説さながらの展開が(少し大袈裟な書き方かもしれませんが)楽しめます。
こう書くと難しそうだ、という印象を受けるかもしれませんが、ゲームの難易度そのもの
は決して高くはありません。
ハマり的要素は別段無いようなので、すべての情報に対してトリガーを撃ちまくってみる、
という手段も通用しますし。
逆にそのあたりが筆者としては不満と言えば不満で、もう少しシステムを複雑なものにして
くれるとうれしいなと思ったりもするんですが…。
あと、1章クリアする毎にスコアによって探偵度が評価され、評価に応じてCGが見られる
などといったオマケ要素がそこはかとなくギャルゲー的で個人的によいッス(苦笑)。
お色気バッチリのお風呂上がりシーンからむさ苦しさバッチリのオヤジCGまでもう様々。
これのおかげで各章ごとのプレイ時間が確実に2倍以上に…。ダメですか、自分?
…とりあえず、前作ファンならまず買って損はないでしょう。十分楽しめます。
てゆーか、興味を持つとしたら前作を買っている人でしょうね。まず。
いきなり続編を買っちゃっても、ねぇ。そうじゃない人は、前作+今作=1本、と
考えましょう。
推理モノが好きなら手を出してみてもいいかも。こーいうのもありなんだな、って感じると
思いますよ。
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■ワールドネバーランド2
自由度の高さがウリのシミュレーションゲームです。一体何をシミュレートするのかと言うと、
『人生』だったりするんですね、これが。
プレイヤーはプルト共和国に移住してきた人間です。この国は武術と勤労を尊重する国で、
成人すると皆ショルグと呼ばれる武術組織とウルグと呼ばれる職業組織に所属します。
で、その中で修行したり働いたり武闘大会に参加したり恋愛したり結婚したり不倫
したり(!?)、とにかくいろいろするわけです。
でも、このゲームに決まった目的はありません。自分なりの生き方を見つけ、納得できる
人生を送る、それがこのゲームの目的です。
プレイしているキャラクタが死亡することで一応ゲームは終了を迎えますが、結婚して
子供を作ることで、その子供が3歳ないし6歳になった時にプレイをその子供に引き継ぐ
ことも出来るので、延々遊び続けることも可能です。
ゲームとしては、すっげー地味です。こつこつ働けばお金は少しずつ貯まっていくし、
修行しまくれば能力はガンガン伸びていきます。
振られてもめげずにアタックし続ければいずれはバラ色の人生に…!
でも逆に、漫然と過ごしるだけでは何にも起きません。
さびしい人生を送るのがイヤならがんばりましょう、って感じ。
…もっとも、楽して楽しく暮らす方法もあるんですけどね(ニヤリ)。
いやぁ、ゲームっていいねぇ(笑)。
…でも、ゲームなんだよねぇ(苦笑)。
…えーと、それはともかく。
とにかく、派手さや爽快感なんかとはまるで無縁のゲームです。でも、
不思議に味があって、モニタの中の人々を見てるだけでもほのぼのできます。
コツコツキャラクタを育てたりするのが好き、って人にはよさげかも。
結構時間もかかるんで地道に少しずつプレイするのがオススメですね。
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