中央改札
交響曲
感想
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遠からんものは音に聞け
〜『音響』監督大地丙太郎の「フルーツバスケット」〜
亜村有間
[HP]
絵が綺麗だとか、話が面白いだとか、声優さんが頑張っているとか。
そんな風に、アニメーションにはいろいろな見方がある。
しかし、効果音に耳を澄ませてしまったのは久しぶりだ。
平易な表現だが、とにかく、絵と音がうまく合っている。
メインキャラクターの少年の一人のファン倶楽部(?)らしいグループが登場したときとか、畳みかけるようなテンポの良さに思わず呑まれてしまったかもしれない。
これは原作の功績も大きいのだろうが、メインヒロインもほわほわしていて、可愛い。
素直な注目対象として、その友人らしい二人組、特になんだか電波のような絵と音で表現されていた少女にも興味を持った。
男性キャラクターも例によって各種取りそろえてありまして、
といった感じで、キャラクター方面も結構充実している。
実は、前作「翼を持つ者」には、やや至らない面もあってぎこちなかったけれど、頑張っている一生懸命さのようなものを感じていたのだが、ここまでしっかりサービスする作品を描くようになったとは、嬉しいような寂しいような、複雑な思いを軽く感じたりもするものである。
第一回を見逃したのは「まあいいや」とやせ我慢していたが、今は、
「やっぱ惜しかった…」と残念に思わずにはいられない。
来週も楽しみである。
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