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Sleepihg merder
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Sleeping murder .

第1章 ゲームの始まり                   

「はあ、なんなんだろうねまったく」
深い森の中、ぶつぶついいつつ全身黒ずくめの男が歩いていた。
「かれこれ3時間はあるいただろーにエンフィールドにはまだつかないし、」
ぼやきながら草むらからおそいかかってきたモンスターの拳からのがれつつ懐にはいり軸足を刈ってバランスをくずしそのまま重力を無視して空中で体を1回転させ後頭部から地面にたたきつける。
「絶え間なくモンスターが襲い掛かってくるんだからなー」
やれやれといったかんじでぼやきまくる。ちなみにあたりには気絶したモンスターが山ほどころがっている。
「しかもだれかに操られてるだけみたいだから殺すのもなんだろ」
ふいにだれかにむかってしゃべりかけるような口調にかわる
「とゆーことだ、とっととでてきてくれ」
しばしの静寂の後白髪に大きな瞳が描かれた眼帯をした拘束具の男が姿を現した。
「くくくっ、安心したぜ、どうやらそんなにふぬけちゃいないみたいだなあ」
心底楽しそうな笑みをうかべながら男は言った。
「まあ、そうでなけりゃこっちとしても今まで探し回ったかいがないからなあ」
楽しそうに語り続ける男の言葉は正直ほとんど耳にはいらなかった。男の狂気、自分
に向けられた殺気、そしてその体から発する闘気その全てが予想をはるかにうわまわっていたからだ。
「どうした、怖くて固まっちまったか」
「いや、ただ戦闘力の誤差を修正してただけなんだが」
実際その言葉に嘘はない、目の前にいるこの男、行動と実力がまるでかみあっていない
「いってみれば超一流の戦闘力をもったガキってところか」
「なんだと・・」
軽い挑発のつもりの一言に過敏な反応がかえってきた。
「なんにもわかってない、なにも覚えてないてめえになにがわかる。」
「・・どうゆうことだ。」
男の言葉の意味がわからずつい聞き返してしまう。だがそれは火に油をそそぐ結果となった。
「ごたくは終わりだ、いくぜえ。」
怒りにまかせて猛スピードでつっこんでくる姿を見て釈然としないものかんじつつも戦闘体制
にはいる。それをみた男は突進しながら狂喜の声をあげる。
「さあ、ゲームの始まりだあ」





「全くマリアの奴!今度ばかりは絶対に許さないからな!」
緑色の髪、長い耳をもつエルフの女性がその端整な顔をゆがめ全身から
怒気をはっしつつ森の中を歩いていた。
「ちょっとエル!すこし落ち着いてよ!マリアも悪気があったわけじゃないんだよ」
後ろからポニーテールのみるからに活発な少女が慌ててなだめにかかるが・・
「悪気がないぶん性質が悪いんだよ!」
火に油をそそいだようなものでエルと呼ばれた女性の怒りはさらにヒートアップした。
「この森に来たのはわかってるんだ。見つけたらこんどこそとっちめてやる!」
「だからだめだってって・・」
その怒りの大きさにちょっとひきつつも説得しょうとしたその時、森の奥から光が発生
しつぎの瞬間ドゴオン!!とゆうすさまじい爆音が辺りに響きわたった。
「な、なにいまの音は!?」
「あの馬鹿!失敗していきなりえ同じことをくりかえすなんていい度胸してるじゃないか!」
突然のことに慌てる少女とは対称的にエルはますます怒りをつのらせ音のした方に駆け出す。
「トリーシャ!ボーッとしてたらおいてくよ!」
それをきいてトリーシャといわれた少女も我にかえりあわててあとをおう

一方その頃森のさらに奥では一見育ちのよさげにみえる金髪の少女があやしげな魔法陣の中心でさらにあやしげな魔道書をみていた
「えーとここをこうしてここがこーなるんだからここは・・うーんま、いっかこれでよしっと」どうやら魔法陣の確認らしいが・・か
なりアバウトちっくだ「やっぱりマリアは天才ね」その自信はどこからわいてくるのだろう。ドカーーン!!「きゃっ!な、なに?」ちなみにいまの爆発はマリアではない。彼
女が呪文を唱えようとした矢先、急に前方で爆発がおこったのだ 「なんだろう?よーしいってみよっと」てな感じでマリアは爆発のしたほうにむかった


「なんだかなあ・・」
大の字になってねころがりながらぼんやりと周りをみわたして俺は思わずうめいた。
なぜならそこには草木一本のこっていなかったからだ。
「ゲームの始まりとかいってたが・・あれだけの火炎魔法、ジルからルイスの結界がなけりゃ骨ものこらなかっただろーな」
「そうそう、お前はもう少し俺たちに感謝すべきだぞ」
からかうような聞きなれた声が頭の前から聞こえた。
「きていたのかジン、きがつかなかったな。」
つまりそれだけ俺の状態が危険だってことだな。そしてそれは当然こいつもわかってるはずだ
「やれやれ、心配してきてみて正解だったな。・・・しかし、なあ」
「なんだよ?」
「いやさー、まいどのことなんだがなー、それだけの重傷のくせに冷静すぎるぞ、そんなんだからこっちもなかなか危機感がもてねーんだからな」
軽い口調しかし目は真剣に俺をみつめている
まったく・・そのセリフを聞くのは何回目だろうな、こんな時だけマジになりやがって
「しかたないだろ・・それが、俺、なんだから。」
どこかあきらめたようなセリフ、それを聞いてジンは一瞬いたましげな顔をしたがすぐにもとにもどりやれやれといったかんじでしゃべりだした。
「まあ、とりあえずその件とお前を焼き鴉にしたやつのことはおいといて怪我を治すとするかなっと・・・ん?この気配は・・ふむ、なら大丈夫かな」
いきなり虚空を見つめてぶつぶつとしゃべりだすジン。その中性的な美貌がなけりゃかなりあぶないひとなんだが・・こいつがやるとくやしいが絵になる。全く神って奴は不公平なことだ
「なるほど・・どうやら俺が治す必要はないな」
どうやら交信は終わったらしいが・・
「どうゆうことだ?」
「助けが来たってことだ、これでお前も無駄に精神力使う必要がなくなった。よかったな」
「そう、なのか・・なら俺は寝るぞさすがにつかれたんでな」
「おう、おつかれさん、こころおきなくねてくれ、じゃ俺もそろそろ消えるとしよう。」
声とともに一陣の風が吹きあいつの気配そして俺の意識を奪った。


ーーくくくっ、そうだ、それでいい、ゲームは始まったばかりなんだからなーー
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