宗司との戦いが終ったのと同時にその場に着いたリカルドたちはその周りを見て絶句した。
その光景の中心に一人彼らを見ている存在が居た。
想也だ。
(まずいな)
一人、気配を完全に消して彼らを観察している想也は彼らの中にシーラを見つけると、溜め息を吐いた。
(やはり戻ってきたか)
しかたないので、「おい」と声をかけるとようやく気づいたのか、想也に対し質問をするリカルド
「君がこれを?」
「そうだとしか言えないな」
と質問をされる中で想也は別の力を感じていた。
(これは!!ま、まさか、あいつがいる雪花が)
心の中で段々と近づいている懐かしい力と気配に想也は焦る。
その頃紋章の森に入ろうとした銀色の髪の少女がいた。
それは美しい容姿であった。
瞳は髪と同じ銀の髪で、顔は10人中10人が美人というほど美しい。
身体つきはボン キュ ボンというくらいの統制が取れている。
そんな少女の表情は一言で言うと。
・・・・・・・・・・・・修羅であった。
「この力・・・彼がいるんですねウフフフフフフフフフフフフフ」
はっきり言って怖いですよ貴女。
「作者・・・死にたいですか?」
舞台裏に声をかけるな!!それともあの二人出すぞ!!コラ。
「そんな、私のような誠実で可愛いヒロインに何を言うんですか、それにあの二人を出すと想也が浮気するでしょうがあのブラコン姉妹が」
舞台裏の話しかけるというか脅しかける奴よりはましだ!!
と作者と電波で会話してるメインヒロイン(自称)は
「それならNを食べさせますよ」
・・・・スイマセンデシタ、ワタシガワルウゴザイマシタアナタサマハめいんひろいんデゴザイマス。
「よろしい・・ではいきますか」
「何処に?と言うかNを何で持っているんだ」
危険物質を奪ってしまえ
『黙れ、作者』
Nマスターが二人になった〜〜〜いやだ!!
「ちゃんと仕事しなさい」
「全く愚者は」
酷いよ、想也君・・・
「作者は黙ったかね」
「ああ」
「リカルドさん!!こんにちは・・・」
雪花がリカルドを見ると同時顔つきが変わった
「雪花さん、再審請求まで後、半年頑張りたまえ」
「ええ、言われなくても分かってます」
「何の話だ?」
事情の知らない想也は雪花に事情を聴くと
「・・・」
「あの想也?」
無言で頭に手を置き撫でた
「あ、あの想也」
「・・・手伝ってやる」
その言葉を聞き、雪花は笑顔で
「はい!!」
「もしかして忘れられているの私達」
「みたいッス」
あっ!!ごめん
続く