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剣鬼の少女 序章


序章「発端 〜全ての始まり〜」

 少女は森の中で殺気を放つ男達に囲まれていた、その数約20…
男達からダガーが放たれる、一番後ろにつく魔導師を狙わせないためだ。
(魔導師を先に倒さないと…!)
少女は迫り来るダガーをその手に持った無骨すぎる大剣で全て叩き落した。
 重さを感じさせない動作は剣がまるで幻かと思わせる仕草だ。
男達の一人が驚き一瞬動きが止まる。その男は少女の背後からダガーを投げたのだ、剣の大きさから考えるとそんなことは不可能のはずだ。
(馬鹿な!どうやったらそんなことが…)
 それがその男の最後の思考だった。今の隙に眼前に少女の剣が現れたのだ。
両断された男を見てしまった男達にも僅かな隙ができる。
−その隙は少女にとって十分なものだった−
 その男達を指揮していた男は信じられないものを見た、ダガーを投げてから10秒もたたないうちに半分の数になった自分の部隊を、だがその男は部下達とは違い隙を作らなかった。後数秒持てば魔導師の呪文が完成する。
(そうすれば我々の勝ちだ。)
 男は最後の賭けに出ることにした。最も技量が優れた自分がこの娘の相手をすることだ、恐怖に駆られた部下達は役に立たないと判断したのだ。
 少女は短い音を聞いた、それから敵の中で最も警戒するべき者が向かってきた。この敵を倒すのと魔導師の呪文が完成するどちらが早いのか少女にも見切れない。勝負自体は数合も打ち合わないうちに終わったが。
(…呪文を完成させてしまった!!)
 魔導師の呪文の最後の一音が高らかと響いた。そして少女は急速に意識が薄れていくのを自覚した…少女は最後に、
「ひゃ〜はっはっはっはっはっ!!!」
場違いな笑い声を聞いた気がした…

さくら亭

 この店の看板娘、パティ・ソールは軽い頭痛を感じていた。なぜなら…
「ねぇ、シーラ今度一緒にリヴェティス劇場に行かないかい?」
「ア、アレフ君。えぇっと…」
「アレフ君〜、いい加減にしようよぅ。」
 彼女シーラ・シェフィールドはいいとして後の二人、街一番のナンパ師アレフ・コールソンとその親友のクリストファー・クロス…
「この爆裂お嬢様がっ!」
「ぶ〜☆なによこのダメエルフ!」
 魔法至上主義(本人の実力はアレだが…)のマリア・ショートと何故かエルフなのに魔法が使えないエル・ルイスこの二人は犬猿の仲なのだ。さらに…
「な〜、この本にある場所ここの近くなんだって!探検に行こうぜ〜」
「うっわ〜い!たんけんなのだ〜!」
「ピ、ピート君、その本持ち出し禁止よ。」
 エンフィールドのトラブルメイカー、ピート・ロスと何も考えずにそれに加わろうとしているメロディ・シンクレア彼女はライシアン(?)である。
 最後に発言したのがシェリル・クリスティア、本が大好きな少女だ。しかし気にするところが違うのでは?
「皆注文もせずに…ブチブチ…」
「あきらめなパティ、この面子がそろったら何言っても無駄さ。」
 と言ったのはさくら亭の居候、リサ・メッカーノだ、彼女の本業は傭兵だ傭兵と聞くと怖いと言うイメージがあるが彼女は例外らしいというのはパティのいうところである…とそこへ…
「た、大変ッス〜!行き倒れでご主人様が!助けて欲しいッス〜!」
 と駆け込んでくるなりワケの解らないことを叫んだのは「何でも屋」ジョートショップの目の不自由な女店主(ちなみに未亡人)の生活のサポートをしているテディと言う名の犬型魔法生物だ。色々な言葉を話せるらしい。
「つまりアリサさんが行き倒れを見つけて一人じゃ大変だから助けて欲しいってワケかい?」
「そ、そッスさすがリサさんッス。」
「解った案内しな。あぁパティは救急箱を持ってきてくれ必要になるかもしれないからね。」
 と、リサさすが傭兵である。
「う、うん。」
「ああそうだ、その行き倒れってのはどんな奴だい?」
「おっきな剣を持った綺麗な女の人ッス」
「ぬぁにぃぃ!テディ!早く案内しろ!」
…最後のはアレフである。
(大きな剣…厄介事にならなければいいけどね。)
「うぃッス!誕生の森の方ッス!」
ドタドタドタドタ
 と言った感じで皆が出て行った後…
「やっと静かになったな…」
とさくら亭店主グレイ・ソールは言った。アレフ、ピート、マリアが関わる事にはできるだけ関わりたくないと言うのが彼の本音である。もっともこの3人の他に新たなるトラブルメイカーが現れることになるとは思いもしない彼だったが…

    悠久の物語が今から現れる少女を核に紡がれるその少女の名は…

あとがき
焔(以下H):はじめまして〜。焔(ほむら)です。
グレイ・ソール(以下G):最後にちょっとだけ出たさくら亭店主です…ってこら馬鹿、勝手にオリキャラ作るんじゃねえしかも1stの主人公女だし。
H:いいじゃないですか、たしか名前無かったし。役目は変わらないし。
G:実はあったらどうするんだ?まぁいい俺が目立つからな。
H:ゴメン、ほとんど出番無いわアナタ、名前だけって奴。
G:…(怒)でゲームとどこら辺が違うんだコレ。
H:まず主人公が女、設定ではかなり強いです。エンフィールドで3番目くらいに。あとアルベルトにあまり嫌われません。女性ですから。
G:まぁ確かに一つ屋根の下で暮らすにしても心配が少ないと。3番目?リカルド、マスクマンで主人公か?
H:いえ、紅月、リカルド、主人公です。マスクマンなんて敵じゃありませんちなみに記憶を失ってますがその状態でコレです。
G:バケモノか?記憶取り戻したらどんだけになるんだ?
H:人外。
G:(ぼそり)周りの作品と比べると?
H:他のSS書きの方々申し訳ありません色々と不愉快かもしれませんが笑って許してください(猛省)、人によるが基本的に弱い。素だとリカルドと以上。でも人外初級くらい。これ以上は秘密です。
G:考えてねぇだけだろ。
H:さて皆さん本日はこの辺でさようなら。
G:逃げたな。
H:ゲストは毎回変わりますのでこの親父と話す機会も無いでしょう。
G:えっ!
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