中央改札 交響曲 感想 説明

悲しみの人形第2話
hell


遠くに町が見える・・・・・・なかなか良い町だな・・・外からでもわかる
あの町には・・・・俺を理解してくれる者がいるのだろうか。
とにかく・・・・行ってみるか。

「きゃああああああっ」
っ悲鳴か・・・・・俺には,関係のないことだ
誰が死のうが・・・俺には、そう関係のないことだ・・・・なのに何故・・・
こんなにイラつくんだ。
複雑な心境のまま、おれは走り出すのだった
10分前・・・・・
黒い髪の少女が何かを取っているようだ・・・どうやら薬草らしい
その理由は、少女の近くに置いてある籠の中に草の束があるからだ。
普通そんなに使うのは・・・ハーブなどの薬草くらいであるからだ。
「ふう・・・こんなものかしら・・・早く、アリサおばさまに届けないと」
少女は、額についた汗をぬぐい、その場から立ち上がった。
「シ―――――――ラさー―――――――ん」
シーラと呼ばれた少女は
「テディ君・・・どうしたの?」
テディと呼ばれた・・・い(失礼ッス・・僕は魔道生物ッス)・・・失礼・・ゴホン
テディと呼ばれた魔道生物はこう返した
「早くするッス・・・みんな待ってるッス」
「ええ・・御免なさい、心配かけたでしょう」
などと話していた時
ガサ・・ガサガサ・・・
音をしたほうを見ると・・・ガサーーーーー
「GUWOOOOOO」
ピンク色の鬼・・・通称オーガと呼ばれる魔物がいた
「きゃああああああっ」
オーガは・・・・久しぶりの獲物らしく、相手を威嚇している
そして一歩、一歩、近付く
「GWOOOOO」
シーラの前まで行き、その豪腕を振り上げた
(パパ,ママ・・・助けて!!)
「シーラさん・・・逃げてッス!!」
シーラは後から来る衝撃に対し目をつぶった

衝撃がいくら待ってもこないので、おそるおそる目を開けてみると
「えっ」
シーラが見たものは・・オーガの豪腕を人差し指1本で止めている青年の姿だった
もっともシーラが驚いたのは・・・青年の容姿である・・・
銀の髪が腰まであるロングヘアー・・・・全てを見透かすような薄い緑の瞳
整っていて、10人中10人が美形と思える顔、黒の長ズボンと白のシャツ、そして
真っ赤な・・・まるで血に染まったような赤いコートそして刀と呼ばれる剣を背負っている。
そんな青年が、自分を助けたのだ・・・・驚くのは当然だろう。
「さがってろ」
青年はそういった・・・そうこの者こそ、紫水 想也なのである
(想也視点)
人を助けるなんて・・・・あいつらのせいか・・・・
さて・・・やるか
オーガの抑えてるほうの腕を蹴り上げる
すると腕は・・・・もげて空中に舞った・・・・次の瞬間に掌打を叩き込む。
掌打はオーガの腹に突き刺さる・・・肉が裂ける音と骨が砕ける音が響く
・・・また、殺してしまったな・・・・俺は許されざるものだと新たに認識したのであった。
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