雫の9:雅信<3>
キーンコーンカーンコーン。
シープクレスト学園の朝の予鈴が鳴った。
ここは3年C組。その中にシェール・アーキスの姿があった。
何やら今日は眠そうに机で船をこいでいた。
と、やがて教師がやって来てHRが始まる。
余程眠いらしくシェールはすでに半分夢へと旅立っていた。
教師は開口一番、
「あー、今日は編入学生を紹介する。といっても飛び級なので皆より年下だが…君、
入って」
ガララ。
ドアを開いて一人の少年が静かに前に進み出てくる。
確かに教師の言うとおり、まだ幼さを残す顔つきだがどこか落ち着いた雰囲気の少年だ。
「初めまして。雅信・ノウスといいます」
ガツン!
「〜〜〜〜〜〜っ!」
教室に鈍い音が。発生源ではシェールという少女がおでこを押さえている。
少年はそれに構わずスラスラと続けた。
「13歳ですが今回飛び級という形で皆さんと一緒に勉強する事になりました。どうか
よろしくお願いします」
ぺこりと一礼。
こうして雅信の学園生活の幕が切って落とされた。
次回予告!
雅信が学校に通い始めた事を聞いて、ティセはすごく羨ましがる。
そしてついに彼女までも同じ学園に通う事に!!
(ティセとシェールは同年代でした)
果たして雅信とティセの学園生活はどうなるっ!?
これはとうとう学園モノに突入かっ!?
待て自壊!!!
(つーかアーキス姉妹は既に売約済み(笑) 更に雅信は誰ともくっつきそうにない(爆)
故に学園恋愛関係はまずないだろう。ドタバタコメディか?)
でも、アインとかレニスとか戸籍どうしてるんでしょ?
外見が変わらない彼らとは違って一応雅信はその辺りはOKですけど。
やっぱり偽造の線が濃いかなぁ。
あ、偽造といえばティセも色々手回しやら偽造やらして学校に入るんだろうなぁ。
なにせ一応ヘザーだし。
あ、この裏では雅信の居候先のミッシュベーゼンのジラさんが学校に行くのを勧めた
という事情が。
一応雅信は中2の年齢なので。
普段は更紗と店の手伝いとかしていたりします。
とりあえず仮設定の学校はさておき、只今雅信のシープクレストの滞在先はミッシュにするか考え中。