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導師長の『お仕事』ってなに…?〜エピローグ−後悔という『迷宮』と友情というの『光明』〜
REIM
その日の深夜、ショート邸内のマリアの部屋では…。
「…………」「…どーしたのよ…?」…隣で寝ているはず−同じベッドで寝ている−のティアに話しかけるマリア。
「…うん……なんか眠れなくて…」と返事をするティア…。
…あの後、彼ら−エイル、ティア、ミュリエル(大長老)、ダナティア(長老)の4人+マリア−は長老会議及び導師長総会での
結果を持って『理の導師』−ナッツのこと−に会ったのだ…。
それは何の為なのかというと…。
「そりゃね、確かにナッツに迷惑をかけたかもしんないけどさ…」とマリア。
「でも…私達が『決定』を下せなかったから…」半ば自己嫌悪になっているティア…。
結局、有効な『決定』を下せなかった長老会議及び導師長総会の代わりに…ナッツ唯一人で最終決定を下したのだ。
そして、『理の導師』が下した最終決定−単に『裁定』と言われている−は協会の長である大長老ですら反対出来ない程の
絶対的な拘束力を有していたりする。
そう、唯一人だけ非常勤扱いで、しかも導師長総会の構成員でない理由がこのような事態を想定してのことだったのだ。
「ったく、そんなことでさ、いちいち落ち込まないの。次、失敗しなきゃいいんだから☆」と励ますマリア。
「……でもぉ…」「だいたい、そんな些細なことで落ち込んでどーすんのよ?」…『些細な』ことで済ませるマリアちゃん…。
そして、更にこう続ける…。
「よくゆーじゃない、『失敗は成功のもと』って☆」…マリアちゃんが言ってもね、ぜっん然、説得力ないんだけど…?
(他一同「同感、同感」 マリア「ぶーっ!!(怒)」)
一方、ティアはというと…。
「…………」…何も言わずに…黙ってマリアの方に背を向ける…。
「あれ?…もしかして怒ってる…?」…彼女にしては珍しく相手の機嫌を気にするマリアちゃん…。
…ティアから返事が来ないので少し不安になるマリアだが…。
「…おやすみ、ティア…」…一応、こう声をかけた…。
すると。
「…ありがとう…マリアさん…」と背を向けたまま、こう呟くティア…その瞳には光るものがあったという…。
「どーいたしまして…」と応じてからあらためて寝直すマリアであった…。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「なあ、トリーシャ?」「なに、エル?」『さくら亭』にて…お互い怪訝な顔しているエルとトリーシャの二人。
「いやな、あの二人、あんなに仲が良かったのか…?」と呟くように言って、マリアとティアがいるテーブルを指さすエル。
「えっとね、前にナッツさんと一緒にお仕事で出かけた時からかな? 確か…」答えるトリーシャ。
「そこで何があったんだ? 一体?」疑問に思うエル。
「さあ? そんなこと、ボクに聞かれてもね…」これはトリーシャ。
そんなことしてる二人−エルとトリーシャ−に茶々を入れるように。
「あはは、マリアにかまってもらえないから妬いてるの? エル?」「どーゆうイミだっ、パティっ!?」声を荒げるエル。
「あ、そっか♪」何かに気づくトリーシャ。
「…何が言いたいんだ…?」目を逆三角形にしてパティとトリーシャの二人を睨むエル…。
そんな剣呑な表情をしている彼女に気づかず、
「だってさ、」とトリーシャが口を同時に。
『ケンカするほど仲がいい♪』とパティとトリーシャが同時にこう言う。
その途端。
「…………」…エルのコブシに青筋が浮かんでいたという…。
…この後、パティとトリーシャがどうなったかは…定かでない…。
≪Fin≫
[あとがき]
REIM「やっと終わったぁ〜(突っ伏する)」
マリア「ずいぶんとシリアスだったけど、何を書きたかったわけ?」
REIM「え〜とですね、まずは『導かれし者』の役割を明確にすることが一つ」
ティア「他にもあるのですか?」
REIM「ええ。二つ目はマリアさんとティアさんとの関係ですね」
マリア「なによ、それ?」
REIM「えっとですね、月初めに某サイトで埴輪さん達とチャットしてた時に」
ティア「埴輪さんって?」
マリア「某最強主人公の生みの親よ。それで、チャットとマリア達がどー関係するのよ?」
REIM「その時にたまたまマリアさんの話題があったんですよ」
マリア「…それで…?(半眼)」
REIM「そこで私のSSシリーズでのマリアさんが何故に『自然体』なのかということになって」
ティア「それでどうなったのですか?」
REIM「そうしたら、ティアさんがいるからということになったんですよ(苦笑)」
マリア「ふぅ〜ん。で、それってさ、今まで意識して書いてたわけ?」
REIM「全然。でも、あとでティアさんが登場した話から読み返したら」
ティア「自爆魔法ネタがまったくなかったとか?」
REIM「ええ、その通りです(苦笑)」
マリア「すっごぉ〜い偶然」
REIM「ええ、まったくですよ」
ティア「えと、ネタ明かしはこれくらいにして」
REIM「ああ、そうですね。みなさんにお知らせです」
マリア「えっとね、REIMが今書いてる≪エンフィールド≫シリーズなんだけど」
ティア「次の第33幕でシリーズ第1部完となります」
REIM「その後、第2部としてソフィア達をメインにしたSSシリーズとなります」
マリア「というわけなのでぇ〜」
REIM&マリア&ティア「第1部同様、第2部もよろしくお願いします〜♪」
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