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光と闇の交響曲Episode:18
刹那


悠久幻想曲SideStory
−光と闇の交響曲−

Episode:18 生誕の祝福を君に〜事件勃発編〜

その日の昼時、シオンはジョートショップでお茶を飲みつつ、食後の休憩を満喫していた。先程まで仕事をしていた為、酷く目が疲れていたのだが、その疲労も大分取れてきている。もっとも、仕事と言ってもそれはあくまで私的な用事で、ジョートショップの方は今日は休みなのだが。だが、そんな休息の時間も、突然の訪問者によって脆くも崩れ去ってしまった。
「お兄ちゃん、居るっ!?」
店の壁をすり抜けるようにして現れたのは、霊体であるローラだ。シオンはいきなり目の前に現れたローラに一瞬驚くが、直ぐに気を取り直し、注意をする。
「・・・ローラ、そう言う現れ方は感心しないぞ?心臓に悪すぎる。」
「そんな落ち着いた顔で言われたって説得力無いよ・・・って、そんな事いってる場合じゃないんだってっ!お兄ちゃん、トリーシャちゃんの事いじめたでしょうっ!?」
「は?」
「惚けたって駄目だからね!トリーシャちゃんを泣かすような事をするのはシオンお兄ちゃん位しか居ないんだから!!」
突然の出来事に訳がわからず呆けた返事をするシオンに更に詰め寄るローラ。何とか立ち直ったシオンは手でローラを制しながら、事の顛末の説明を求める。
「ちょっと待て、一体何のことだ?トリーシャが泣いていたって・・・今日は未だ一度も会ってないし、それにあいつは今日誕生日じゃなかったか?何でそんな日に泣く必要がある?」
「・・・どうやらホントにお兄ちゃんは違うみたいね。あのね、さっき夜鳴鳥雑貨店の近くを通ったら、トリーシャちゃんが泣きながら走っていくのが見えたの。これはもうお兄ちゃんが泣かしたに違いないって思って・・・。」
「更に待て!何で其処で俺の名前が出る!?」
「まぁその辺は良いじゃない、誤解だって解ったんだし。それより、トリーシャちゃん如何したのかな?」
ローラがそう呟いた時・・・

カランカラン♪

ドアベルを鳴らしながら、誰かが店に入ってきた。
「シオン、居るかっ!?」
「・・・今度は蒼司か。一体何があった?」
先程のローラと似たような事を言いながら飛び込んできた蒼司に呆れたような視線を向けながら投げやりに尋ねるシオン。その様子にやや怪訝そうな顔をしながら、蒼司が用件を切り出す。
「実はな、トリーシャの奴が家出したんだ。」
「ああそう、家出ね・・・って、家出!?」
「ああ。それで、探すのを手伝って欲しいんだが・・・。」
「それは別に構わないが・・・。何で家出なんかしたんだ?」
「今は理由を考えている場合じゃ・・・!」
「理由がわかれば行動範囲を絞り込む事も出来る。無闇に動き回るよりも確実だろう?それに、もうちょっと経てばトリーシャの誕生パーティーの準備の為に、他の連中も集まってくる。人手は多い方が良いだろう?」
シオンに正論を言われ、少し落ち着きを取り戻す蒼司。取り敢えず思い当たる理由を挙げてみる。
「・・・多分、誕生日なのにリカルド隊長が居ないからだろう。実はな、今日臨時の魔物退治の依頼が入ったんだ。それで、リカルド隊長自ら出払ってる。多分その所為じゃないかと・・・。」
「・・・ハァ・・・リカルドももう少し娘の事を考えてやればいいものを・・・理由は解った。となると、行き先は・・・」

カランカラン♪

シオンが自分の考えを言おうとした時、丁度出払っていたメンバーが戻ってくる。
「・・・丁度良いタイミングだったな。」
「・・・だな。」
「・・・だね。」
『?』
なんとも複雑な表情で顔を見合わせる3人に怪訝そうな顔をする他のメンバー。取り敢えず、蒼司が事の次第を説明する。説明が進むにつれて、一同の表情は厳しいものになっていく。
「それで、俺達はこれからトリーシャを探す事にする。恐らく、トリーシャは祈りと灯火の門から街の外に向かった筈だ。リカルドを探す為にな。保険の為、蒼司とアレフ、ピート、メロディ、それにエスナは街中を一通り回ってくれ。もし何かあったら風の精霊を通してエスナに連絡する。それじゃ、急ぐぞ!」
シオンの言葉に、全員が一斉に店の外に飛び出し、走り出す。蒼司達は街中を探す為に散開し、シオン達は一直線に祈りと灯火の門に向かって走り出す。

「ホントにこっちにトリーシャは来てるのかい?」
「ほぼ間違い無くな。リカルドが原因で家出なんてしたのなら、間違い無く街の外に出る筈。だが、北門からでは森に入ってしまうし、西門は現在自警団の別部隊が演習を行っている。そんなところを使うはずは無いし、東門は現在封鎖されていて一般人は使用不可だ。となれば、残されたのは正門である祈りと灯火の門のみ、と言う事になる。」
「成る程ね・・・。」
シオンとリサが全速で走りながら会話をする。と、他のメンバーよりやや先行していたエルが、門の方に何かを見つけた。
「!?・・・どうやら、無駄足にはならずに済みそうだな。」
「え・・・人が倒れてる!?」
シーラの言う通り、門の傍には鎧を纏った青年、門番のクラウスが倒れていた。駆け寄ってみると、全身に傷を負っており、誰かに襲われたのだと言う事を示していた。
「クラウス、如何したんだ!?」
「くっ・・・シオン殿?実は先程トリーシャ殿が此方に御見えになられて・・・街の外は危険ですから保護しようとした矢先、何者かが突然襲い掛かってきて・・・。申し訳ない、トリーシャ殿は街の外に出てしまいました・・・!」
「シオンの予想は当ってたのね・・・。でも、街の外と言っても、どの方向に行ったのかしら?」
パティが門の外を眺めながら言う。クラウスの応急処置を終えたシオン達も門の外へ出た。
「街道沿いに行ったか・・・川沿いにローズレイク方面へ行ったか・・・或いは、山岳部へと向かったか・・・この何れか、なんだが・・・。」
「おいおい、迷ってる暇なんて無いよ!?」
「・・・そうだな、リサとシェリル、クリス、マリアの4人は此処に残って街道の様子を見ていてくれ。俺達はローズレイクの方を探してくる。それで駄目だったら、合流して山岳部を探せばいい。」
そう言いつつ、既に走り始めるシオン。エル、パティ、シーラもそれに続いた。

ローズレイクに着いた一同は、辺りを素早く見渡す。すると、幾つかの影が視界に入った。丸っこい小柄な体の魔物が1匹と、翼を持った女性型の魔物−ハーピーが3匹、何かをしているようだ。
「何だ・・・?」
「どうやら、魔物同士の喧嘩みたいだね。どちらかと言うと、片方が一方的に攻撃してるって感じだけど。」
「如何するの、シオン君?」
「・・・急ぎの事だし、魔物同士の喧嘩なんて放っておけ、と言いたい所だがな。流石に寝覚めが悪すぎるか・・・。仕方ない、助けるぞ!」
「そう来なくっちゃ!」
シオンの声を合図に、シオン達は魔物達の方に向かって駆け出す。突然の乱入者に色めき立つハーピー達。動きの止まった一瞬の隙を突き、シオンとエル、パティの攻撃がハーピー達を絶命させる。その間に、シーラは攻撃されていた魔物の怪我を神聖魔法で治療していた。
「・・・これで良いと思うわ。」
「大丈夫?」
シーラの治療が終ったのを見計らい、パティが尋ねるが、魔物は答えようとしない。
「ねぇ、ちょっと・・・」
「あ、あの!助けてくれてありがとう!!」
更に何かを言いかけたパティを遮り、大声で礼を言うと魔物は走り去っていってしまった。
「何だ、ありゃ?」
「・・・多分、フサの子供だろう。それは兎も角、こっちの方にはトリーシャは来て無さそうだな。」
呟いたエルに答えながら、シオンは軽く辺りを見渡す。人影はおろか、誰かが歩いた跡も見当たらない。4人は門のところまで引き返す事にした。と、走り出す前にシオンが何事かを呟いたのを見たエルが、シオンに声をかける。
「さっき何か言ってたみたいだけど、如何したんだ?」
「ああ、エスナに連絡を取ってた。街中には居なかったらしいから、門の方まで来るように言っておいた。」
「ふ〜ん・・・。」
何でそんな事が出来るのか、と聞こうとしたエルだが、結局は言わずに気の無い相槌を打っただけだった。

「あ、シオン。そっちは如何だった?」
門まで戻ってきたシオン達に、最初に気付いたマリアが尋ねてくるが、シオンは首を振るだけで答えた。丁度其処に、街中を探索していたメンバーが合流する。
「やっぱり街中には居なかった。」
「ローズレイク方面にも、街道筋も通ってない。更に街中にも居ないとなると、後はあの山岳部だけか。」
「急ぎませんと。もうトリーシャさんが家出をしてから、大分経ってしまいましたし。」
エスナの言葉に頷くと、一同は揃って走り出した。

山の麓のこじんまりとした森の中で、一同は思わぬ足止めを喰らっていた。
「だから、俺達はあんた等に危害を加えるつもりは無いんだってっ!」
そんな風にアレフが声を荒げて言う相手は人間ではなく、丸っこい体にふさふさの毛を持つ、フサという魔物だ。目の前に居るのは、集落の中でも最年長の長老のようだ。目指す場所への最短ルート上にフサの集落があった為、其処を通らせてくれるよう頼むのと、トリーシャの事を尋ねるのを兼ねて長老と話していたのだが、人間に対して話す事は無いと突っ撥ねられているのだ。
「人間の言う事なぞ信じられん。そんな事を言って、我々の集落に入り込み、我々の毛を刈り取るつもりなのだろう?」
「だ〜か〜ら〜!!」
「アレフ、止しな。何を言ったって無駄だよ。」
激昂しかけるアレフを、リサの冷静な声が止める。尤も、冷静さを保っているのはリサやエル、リイムにエスナ、それにシオン位で、残りのメンバーはかなりの焦燥感を抱いているようだ。中には、アレフのように怒りを顕にする者も居る。
「私達は人を探しているだけです。長い髪に大きなリボンが特徴の女の子なんですが、見ませんでしたか?」
「そんな質問に答える必要は無い。」
「!テメェッ!」
丁重なエスナの質問にもにべも無いフサの長老の態度に、遂にアレフが切れる。リサの制止を振り切って、長老に殴り掛かろうとした処に、小さなフサの子供がふらりと現れた。
「あれ、さっきのお兄ちゃん達?何でこんな所にいるの?」
「?あ、さっきのフサの子供!」
そのフサの子供を見て、パティが声を上げる。其処にいたのは、先程シオンが助けたフサの子供だったのだ。
「お前はまた外に出たのか?あれほど外に出てはならんと・・・」
「御免なさい、長老様。でも、この人達は良い人ですよ。ハーピーに襲われているボクを助けてくれたんだよ。」
「むぅ・・・」
長老と子供の遣り取りを黙ってみているシオン達一同。一瞬黙り込んだ長老は、シオン達に向き直ると、話し始めた。
「・・・先程言っていたトリーシャとか言う娘、あの娘は山頂に住むドラゴンの生贄として差し出した。」
「!?何でそんな事をしたっ!?」
フサの長老の口から発せられた言葉に、蒼司が激しい怒りを顕に詰め寄った。他のメンバーも最早止めようとはしなかった。
「最近になって、山頂にドラゴンが住み着くようになった。身の安全を図るには、生贄を差し出さなければならないと、黒ずくめの奇妙な装束を身に纏った人間の男に言われたのだ。」
「・・・その男、両目を覆い隠す眼帯を着けていなかったか?」
「その通りだ。」
「シャドウか・・・。」
シオンの呟きに一同に戦慄が疾る。衝撃から立ち直ると、蒼司が再びフサの長老に詰め寄る。
「何で人間を信じないとか言っておきながら、あんな奴の言う事を真に請けるんだよ!?」
「仕方なかったのだ。そうしなければ我々は全滅してしまうのだから。そもそも、人間が我々を獲物として追うようになったから、我々はこんな所に追い遣られ、この場を守る為に生贄を出さざるをえなくなった。悪いのはお前達人間の方だろう。」
フサの長老の物言いに、反論を返す事の出来ない一同。事実、フサの毛を求め、乱獲を行ったのは人間なのだから。
「一つ聞くが・・・」
誰もが黙り込んでしまった中、シオンが静かに口を開いた。
「お前達は、人間に対して何かしたのか?」
「?どういう意味だ?」
「自分達を狩る事を止めるよう、働きかける事をしたのか、と聞いている。」
「いや、していないが・・・。出来る訳が無い。我々は人間と戦うだけの力は無いのだから。」
苦しそうに言うフサの長老。その言い分を聞いて、少しだけシオンの表情が厳しくなる。
「・・・要するに、お前達は逃げ出したわけだ。そして、これからも逃げ続けるって訳だな?なら、お前達に人間を如何こう言う権利は無い。歩み寄る努力も、立ち向かう事もしなかったお前達にはな。」
目の前の現実から逃げ出した者に、他者を断罪する権利は無い−シオンはそう言い切る。
「確かに最も裁かれるべきは人間の方だろう。だが、お前達はもっと努力をするべきだったんだ。歩み寄る努力を。人間は言葉の通じない存在ではない。話せば解る人間だって居るんだ。そう言った者と話し合い、協力して密猟者達と戦うべきだったんだ、お前達は。」
「しかし、我々には戦う力が・・・」
「それは唯の言い訳だ。事実、お前達と同じ様に戦う力を持たないライシアン族、彼等は被害を恐れず、人との話し合いと言う戦いを通じて、密猟者達と戦い、更には市民権まで得た。お前達だって、同じ事が出来た筈なんだ。」
シオンの言葉に、最早何も言う事の出来ない長老。自分でも多少は自覚していたのだろう。シオンが言葉を切った事もあり、どこか重苦しい沈黙が訪れる。と、その沈黙を破るかのように、一匹のドラゴンが舞い降りてくる。
「!アレは・・・ファイアードラゴン!馬鹿な、生贄を差し出したのに・・・」
そんな長老の言葉を嘲笑うかのように、舞い降りたドラゴンはその手にフサを一匹捕まえると、そのまま山の頂上の方へ飛び去ってしまった。
「・・・我々は、あの男に騙されていたと言うのか・・・?」
「当り前でしょう?あんな怪しい男を信じる方がどうかしてるわよ。」
呆然と呟く長老に、辛らつな言葉を投げかけるパティ。口にはしないが、他のメンバーも同じ事を思っているようだ。
「・・・何にせよ、俺達も急いだ方が良さそうだな。行こう。」
シオンが促し、一同はフサの集落を走り抜ける。と、途中で立ち止まったシオンが、長老に話し掛ける。
「・・・これはお前達が逃げ出す事しかしなかった事への罰だろうよ。俺はお前達を被害者だとは思わない。もしトリーシャに何かあった時は、お前達を加害者と見なし、全員然るべき裁きを受けて貰う。せいぜい祈る事だな。トリーシャが無事で居る事を・・・。」
呆然としたまま何も言い返せない長老に吐き捨てるように言葉を投げかけ、直ぐに他のメンバーを追って行った。
「・・・我々は、進む道を誤ったのかも知れんな・・・。」
シオン達が立ち去った後、我を取り戻した長老はそんな事を呟いていた。

「おい、お前等ちょっと待て!」
「アルベルト?何で此処に?」
山頂目指して走り続ける一同に、後ろからアルベルトが合流してくる。
「トリーシャちゃんを探しに来たに決まってるだろう?隊長も後から合流する。俺は先に来たんだ。」
「あんたがアタシ等に協力するとはね。どういう風の吹き回しだ?」
「ふん、勘違いするな。俺はトリーシャちゃんを助ける為に、お前等に合流したんだ。俺はまだシオンを捕まえる事を諦めたわけじゃないからな。」
「はいはい・・・。」
エルの言葉に何ともアルベルトらしい言葉を返す。普段なら此処で間違い無くシオンに突っ掛かってくるであろうが、今日はそれも無いらしい。どうやらアルベルトも状況が解らないほど馬鹿ではないようだ。
「良し、もう少しで頂上だ。急ぐぞ!」
シオンの言葉に、一同はスピードを上げる。クリスやシェリルなんかは辛そうにしているが、友人の危機とあってか、泣き言一つ言わずに頑張っている。
暫く無言のまま山道を走り出し続け、やがて山頂が見えた。
「到着!・・・って・・・何だよ、これ・・・?」
一番手で山頂に登り切ったピートが、何かを見て絶句する。追いついた他のメンバー達も同様だ。
「・・・ファイアードラゴンが7匹、か。何でこんな所に急に棲み付いたんだ?」
唯一我を保っていたシオンが現状を把握する。その視線の先では、人間に数倍する巨体を誇るファイアードラゴンが7匹、自分達の住処への侵入者達を睨み据えていた。
『本当に来るとはな。』
突如、凄まじい威圧感を伴った声が発せられる。上空からその声を発した何かが舞い降りてくる。
『あの男が言っていた事は本当だったか。態々この様な所に眷属を呼び寄せた甲斐があったと言うものだ。』
そう言いながら舞い降りてきたもの、それは他のドラゴンを上回るほどの巨体を真紅の鱗に包んだ、余りにも巨大な威圧感を誇るドラゴンだった。
「まさか・・・何でこんな所にこいつが居るんだ!?」
「おい、シオン?如何したんだよ?」
普段からは想像出来ないほどの驚愕を見せるシオンに、蒼司が尋ねる。シオンは未だ驚愕覚めやらぬままで答える。
「・・・こいつはエンシェントの一種、フレアドラゴンだよ・・・。おまけに、エルダーじゃないか・・・。幻獣界の最深層にしか棲息しない筈が、何で此処に居る・・・?」
『君の質問に答える事は出来んな。』
フレアドラゴンが声を発する。その声に含まれた威圧感は、歴戦の戦士であるリサをして、その体が恐怖で凍り付いてしまうほどだ。他の者達など推して知るべしである。
『それに、その質問は大した意味は持つまい?現に私は此処に居るのだから。』
その威圧感を緩める事無く、ドラゴンの言葉は続く。その視線は先程からシオンに固定され、彼がシオン以外に注意を向けていない事を物語っている。とは言え、彼の放つ威圧感を受けて尚まともに動けるのはシオンだけなのだから、それも無理は無いのかも知れないが。
「トリーシャは何処に居る?」
『トリーシャ?ああ、フサ達が生贄だと差し出してきたあの少女の事か。悪いが、教えるわけにはいかんな。如何しても知りたければ、力尽くで聞き出してみるがいい。』
「そうさせて貰おう。・・・奴は俺が相手をする。皆は、他のドラゴンを倒してくれ。」
『了解!』
シオンの言葉に、全員が頷く。そして山頂の広場に散らばるドラゴンに何人かずつ組んで相対する。そして、戦闘が始まる・・・。

Episode:18・・・Fin
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