- ガンアムラ・アンダーソン(Gunaruma Anderson)
エンフィールド学園にまだ慣れない者は、しばしば叩き上げの生活主任かなにかと勘違いするが、そのうち、一介の用務員に過ぎないことを知って、かくんと顎を落とす。学園中に響きわたる怒鳴り声で相手構わず渇を入れる、かみなり爺さん。
だが、彼が学園で恐れられている本当の理由は、全く何の前触れもなく、突然腰に来るぎっくり腰である。本人は絶対に認めず、脂汗を流しながらやせ我慢する様子は、すべての善良な生徒と教師の恐怖を誘わずにはいられない。
年齢は米寿を迎えた88。身長155。学園生活30余年の古株。通称、「ガン爺」として親しまれて(敬遠されて?)いる。
- ショート家
エンフィールドで屈指の規模を誇る名門。財団の配かには、遺伝子合成で名をはせる“ショート科学研究所”がある。
- マグダレーナ・ショート(Magdalena Short)
グループ会長の重責のためエンフィールドを気軽に離れられないモーリスに代わって、主に新規契約や他社調査のため他の地方を駆けめぐるパワフル・ビジネス・ウーマン。そのため父親よりもさらに家にいることが少ない。
たまに出会う娘の前では、「シェフィールドのお嬢さんみたいに」淑やかに優雅に振る舞うようにと口やかましいが、猫はかぶっていても実はちゃきちゃきの下町っ娘からの成り上がりのためあまり説得力がない。(それゆえのお嬢さまへの憧れとコンプレックスがあるらしい。)
ただし、マリアはどちらかというと、戦略と分析でショート財閥を支えてきた頭脳明晰の母親よりは、奇抜な発想と失敗にめげないお気楽さで大胆な企画を成功させて来た父親の方に似たらしい。
誕生日・7月22日、年齢・夫より20歳ぐらい年下?、血液型・A型(モーリスにB型を想定)
- モーリス・ショート(Maurice Short)(声・永井一郎)
ショート財閥の創設者にして現会長。ただし、各部門の自主性を重んじており、君臨する会長というイメージではない。…というと聞こえがいいが、管理を面倒くさがる放任主義で、時には部下が先走って慌てふためくことも。
とくに何かの能力にすぐれていたわけではないが、運と勘と度胸だけはよく、若い頃は山師まがいのことをしていたが、運はないけど知恵と根性は抜群だった幼少時のマグダレーナと出会い、二人でコンビを組んで、好きなことをしていたら、いつの間にかここにいた、という感じらしい。
新しい企画にかける情熱と時代の先読みは本物だが、軌道に乗った頃には飽きてきて、後は妻や部下に任せてしまう…それを繰り返してショート財閥ができたという噂さえある。
仕事も好きだが、家族も好きで、一人娘への親バカぶりは有名である。マグダレーナ曰く、「過保護な放任主義」。
いい年して、しょーもないジョークを連発する、お茶目な中年である。
血液型・B型