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「沿域少女伝〜天才と呼ばれた少女〜」 春河一穂    (MAIL)
悠久幻想曲アンソロジー

沿域少女伝〜天才と呼ばれた魔法少女〜

修正版

春河一穂

今から5年ほど前。まだ悠久がジョートショップに行き着く前、
魅緒や幻想、エミルが故郷で過ごしていたときのお話・・・

悠久なる幻想曲が奏でられる少し前のエンフィールドが、物語の舞台。

「さすが、澪乃はちがうわ・・・・」
「エンフィールド学園で唯一、言霊魔法が使えるんだもんね、完璧に。」
「しかも、アレンジ次第で効果を微妙に変化できるんでしょ?」
「まさに、神聖魔法科の鏡だよね・・・他の科の子も敬愛してるほどだし。」
「学園長先生も一目置いているそうだよ・・・・」

エンフィールド学園に天才と呼ばれる少女がいた。魔力のキャパシティはトップ、
安定した精神状態から繰り出される魔力はキレがよく、しかも対象へは確実に
作用させられるといった腕前。さらに、エンフィールドでも知られていなかった
言霊魔術を自在に扱える絶対音感と透き通った高音域を奏でる声を持ち合わせていた。

その少女とは神聖魔法科中等部2期生の春河澪乃(16歳)である。
澪乃の出身は王都マリエーナにほど近い文化の都エインデベルン。この地方でしか
使われていない言霊魔法をわずか7歳でマスター、その魔力キャパシティから、
エインデベルンの魔術師協会は、王国有数の魔法学園であるエンフィールド校への
留学を強く薦めたという。

関係ないが、マリアはまだ12歳。物理魔法科初等部の4期生である。

「ねぇ、澪乃さん・・・・」

放課後の教室。帰り支度をしている澪乃に声をかける少女。
シーラである。音楽科に所属するため、ほとんどこちらの魔法科へは出入りしない。
しかし、澪乃から言霊魔法のことを聞いてからはふたりで魔法の研究をする事が多く
なったという。そのため、シーラは選択授業で魔法も選び、自分なりに勉強している。

「あ・・・・シーラさんね。今日はどうする?」
バッグに教本をつめてから、澪乃がシーラに言う。ここ数日は効率のいい回復効果を
得られる歌の研究を二人はしていた。
「両親は依然留守ですし、ジュディも私に協力的です。うちの練習室で実際に
歌ってみることにしましょうか?」
「トライ&エラーって訳ね。わかったわ。準備が出来次第、シーラの屋敷に行く、ね。」
音楽関係で、澪乃とシーラの交友は深かったのだ。

学園でただ一人の言霊魔法の使い手と言うことで、色々な面で澪乃は同級生達の相談に
乗ることが多かった。その度に、澪乃は効果のある言霊魔法を歌った。
透き通った声、伸びやかな3オクターブに及ぶ高音域、微妙な音程の揺らぎ、それに
込められる癒しの魔力・・・。その全てが複雑に作用し、心を癒していった。
その傍ら・・・ピアノを奏でるのがシーラだった。

エインデベルンの屋敷から持ってきた、言霊魔法の文献でマスターしたのが20曲。
独自にシーラと共にあみだしたのは3曲。全てが精神を癒す歌だ。
言霊魔法自体、人間の精神に直接作用する、非物理的魔法だ。物理魔法や神聖魔法
等のように効果が目に見えるものではない。体の中・・・・心・・・から効いてくる
魔法なのである。

シーラと共に編み出すのは、基本的な歌の効果を複数かけ合わせて、両方の効果を
もたらす、そんな言霊である。

夜のとばりのおりたエンフィールドを、シェフィールド邸目指して歩く。
ガス灯の青白い炎が澪乃の影を地面にぼんやりと映し出す。
さくら亭の前を抜けてシェフィールド邸に着く。すでに星空が広がっていた。
明日は休校日。ゆっくりと研究に励むことが可能だ。

                ★ ★ ★

「ねぇ、澪乃さん、いる?」
今日もまた、言霊魔法を頼りに悩める少女達が精霊魔法科中等部を訪れる。
シーラも、いつの間にか澪乃の付き人のようになってしまっていた。
「澪乃さんは今、お手洗いに立たれてます。もう暫くしたら戻ってくると
思いますけど・・・・」
「おお、シーラくん。春河・・・・見なかったか?」
「オージュ先生・・・。澪乃さんはお手洗いです。」
「・・・ん?そうか・・・・悪かったな。」
少女達だけではなく、先生方も彼女のもとへと来ることがあったのだ。

澪乃の噂は学園中に広がっていた。男子生徒からは、容姿も性格もいい澪乃は
魔法の歌姫として人気が出、ついには私設ファンクラブが出来るまでになっていた。

「なぁ・・・・知っているか?」
「何が・・・?」
アレフは首をかしげた。
「ほらほら、学園の歌姫だよ。澪乃ちゃん。」
「・・・といわれたって、僕のハニーは鍵束の鍵の数だけこの街にいるんだ。
名前言われたって解らないなぁ・・・・」

15歳のアレフは学園にちょくちょくナンパに来ていた。
悪友である学園生徒から澪乃の話を初めて聞いたのはこの時である。

「凄いらしいぜ。声は透き通った壊れそうな水晶のよう。淡い薄紫色のロングヘアは
きらきらと輝いて神々しく、大きな瞳がチャームらしいってさ・・・・。」
「それなら・・・・ぜひ鍵を手に入れないとな・・・・。」

鍵束を指で回しながら、アレフは決意するのだった。

                ★ ★ ★

この日も音楽室から、澪乃の歌声が聞こえている。
澪乃がもっとも多用する言霊魔法、シレーヌ・ブリーズ「安らぎの歌」だ。
ちょっとした不安や悲しみなどはこれを聴くだけで回復可能だ。
今日も、相談者十数名を前に歌っている。

「はい、おしまい。少しは心の中が軽くなりました?」
シーラのピアノが止まって少しおいて・・・・相談者達の表情が明るくなっていく。
「うん、先輩のこと、忘れられる。失恋なんて怖くないもん。」
「次頑張ればいいよね。テスト勉強、がんばろうっと」

口々にお礼を言いながら、音楽室を出ていく相談者達。
そして、澪乃とシーラだけになった。

「ふぅ・・・・ちょっと疲れたかなぁ・・・」
よろよろといすに座り込む澪乃。シーラが心配そうに一言、
「連続3回はさすがに辛いでしょ?」
と言う。
「さすがにね・・・・でも、困っている人を放っておけないもの。」
「澪乃さんらしいわね・・・・・・」
笑いながらシーラがいう。

だが・・・・・・それが級友の前で歌う、澪乃の最後の歌になろうとは・・・・・。
                ★ ★ ★

ずずううううううううううううん・・・・・・・・・・・

突如、学園を大きな揺れが襲った。空はどす黒くなっている。
「・・・・これは、一体?」

どおおおおおおおおおおおおん・・・・・・・・・・・

再び揺れが校舎を襲う。床に投げ出されたシーラと澪乃。
直後にけたたましいサイレンの音が学園に響きわたる。

『き・・・・緊急事態発生、緊急事態発生。S0−01発令、S0−01発令!!
校内にいる生徒は直ちに校外へと避難するように・・・魔力の高いものはすぐに
現場のグラウンドへ来るように。繰り返す・・・・・・』

「S0−01・・・・これって無茶苦茶な事態になってしまったわ!!」
立ち上がった澪乃は職員室に向けて音楽室を出ようとした。
「シーラちゃんは早く逃げて。命の保証は出来ないわ。」
叫ぶ澪乃にシーラが尋ねた。
「何が起きたの、一体?」
「異界から魔族、しかも上位級のヤツが召喚されてしまったのよ、ここに!!!
だれが呼んだか解らないけど!!!!!とにかく、シーラ、逃げるのよ!!!!!」

シーラの手をつかむと一気に窓から空中に身を投げる。5階の教室の窓からだ。
あらかじめ唱えておいたエアリエル・フェザーを発動させて風に乗る。
グラウンドの方角に黒く大きい霧が次第に形を表していくのが見えた。

「よりによって・・・・相手がケルベロスだなんて・・・・」
「ねぇ、澪乃さん。あそこにいるの、マリアちゃんよ!!」
シーラが何かを見つけた。霧の手前、青白い光に捕らえられて硬直しているのは
間違いなく、マリアだった。
「あれはヤバ過ぎよ。マリアちゃんの魂を取るつもりだわ!!!」
声もなくぐったりとしたマリアの身体が宙高く舞い上がっていく。

次第に黒い霧が大きな双頭の犬の形になっていく。そのしたでは、既に数名の
魔導師や学園でも高位のキャパをもつ生徒達が集まっていた。
澪乃はすっとその集まりへ降りていった。

「ああ、春河くん・・・・よかった。君が来てくれて。」
「先生、シーラさんを・・・・」
「わかった。彼女のことは任せなさい。マリアがこれを召喚してしまったらしい。
魔族だ。王国にどのような災厄が降りかかるかわからない。みんなで力を合わせて
異界へと送還する、いいね!!」
「春河くんは王国でも優れた魔術の使い手だ。彼女をみんな、援護するように。」

澪乃はすっと身構えると、力強く、澄みきった高音の歌声で歌った。


戦巫女が来る 天空の彼方から
戦巫女が来る 金色の槍を手に

愛するものを守るため 槍はうち下ろされる
愛するものを護るため 翼は大きく開かれる

戦巫女の騎行 魔をうち払わん為に
戦巫女の騎行 神は御使いをよこさん

その翼 風を呼び、 その息吹 聖なるもの
その槍は 虹に輝き 刃により 魔をたち払う

戦巫女が護る この世界を
神は護る   この世界を


今まで聴いた歌とは全く違う。雄々しく、力強く・・・・
体の中から熱い力がみなぎってくるのを全てのものが感じていた。
戦いに赴く戦士達のための歌『戦巫女の騎行(ワルキューレのきこう)』である。
平和な世の中のためにすっかり忘れられていた歌であったが、澪乃は文献を研究し、
ついにこの歌を復活させたのだ。

「スパルティクス!!!」
誰かが叫ぶ。大きく赤と青のマナが渦巻き巨大な竜巻を発生させた。稲妻も頻繁に
はじけるほど強力なものだ。
「ダメだ、被害が出る!!」

ケルベロスに竜巻が直撃した。轟音と突風があたりを包み込む。
校舎が、寮がその突風に耐えられずに悲鳴をあげる。

「今度は僕が援護する・・・聖なる息吹よ、聖なる波動よ、巡り巡る輪廻の輪よ。
この災い深き業をいまいちど浄化せん事を願わん・・・・
『リーイン・カーネーション』!!」

浄化系の既知最高位呪文が発動した。澪乃の歌で効果は倍増していると思われた。
銀色のシャフトがケルベロスを包み眩しく輝く・・・・・・浄化は成功したか
の様に思われた。しかし、ケルベロスは魔族系でも高位の存在。この程度のコンビ
ネーションでホイホイ封印されるほどヤワではない。

ヲオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・・・

咆吼と共に魔力が一瞬で消し飛ぶ。リーイン・カーネーションもケルベロスの前では
無力だった。

「駄目・・・・・この程度ではどうにも出来ない。」
澪乃はきっと瞳を見開いて言う。
「おいおい、春河くん、リーインでも太刀打ちできないんだぞ・・・?」
「解っています、先生。私は最後の賭けに出ます。これでうまく封じられればいい
ですがね・・・。」
「ちょっと・・・・澪乃さん、いったい・・・・・?」
シーラが叫ぶ。シーラは知っていた。言霊魔法の最上位浄化呪文。それは・・・・・
術者のあるものをマナとして発動することを。
「私一人なら、代償として安いものでしょう・・・・・。」
「ちょっと・・・・春河、禁呪を使うのか?!」

「みんな・・・・・ありがとう。故郷の妹を残して逝くのが心残りだけど・・・
運が良ければ・・・・・済むかも・・・・・」

この魔法は術者の命と引き替えに発動する超弩級の浄化系魔法である。通常なら
術者の肉体も精神も完全に消え去ってしまう。まれに仮死状態で肉体および精神が
残ることもあると言われているが、それは数千億分の一の確率だった・・・。
それでも澪乃は自分にしかできない事でみんなを護ろうとしたのだった。

「妹も私と同等の魔力を持っている・・・・はず。シーラちゃん・・・妹・・・・
よろしくね・・・・・・」

それを言い残し、澪乃はくるりとケルベロスへと向き直る。
澪乃の魔力が次第に高まっていくのを、その場にいた全ての面々が感じていた。
さらに魔力が高まり、ついには金色のオーラが澪乃の身体を包み込むようになっていた。
それでも魔力は高まり続ける。

澪乃の身体が宙に舞い始める。次第に高度を増す・・・・・
「離れて!!ここにいたら私たちも消滅しかねないわ!!」
シーラの言葉に、何とか全速力で逃げ出す一同。
「マリアは・・・・?!」
「大丈夫。澪乃さんを信じましょう。」
シーラがそっと言う。

そして、周囲に誰もいなくなったのを確認してから、閉じていた瞳をかっと開く。
(さぁ、私の最大の力であるべき世界に還りなさい・・・・・)

閉じられていた口が声無き歌を紡ぐ。その歌に、歌詞はなかった。

そして・・・・・・金色の光・・・少女・・・は一気に弾け飛んだ・・・・・・・。

真っ白の閃光にエンフィールド中が包まれる。
ケルベロスの身体が崩れて・・・・光と共に消し飛んでいく・・・・
学園上空に現れた大きな大きな光の柱・・・・・それは数分間続いた・・・・

それが、春河澪乃の最後だった・・・・

                ★ ★ ★







「・・・・・・大丈夫か?」
誰かが言った。
シーラが目を開けると、青空から光の粉が降り注いでいた。
グラウンドに目をやると、大きな穴がそこに出来ていた。
グラウンドに面した校舎は半壊状態。澪乃の魔力の強さを物語っていた。
ケルベロスの姿はそこにはもうない。

「澪乃さんが・・・・やってくれましたわ。ご自分の命と引き替えに・・・・」
シーラの頬を涙が伝う。親友を失った悲しみが大きかった。

「おい、あれは?」
光の粉と共に、何かが上空から降りてくる。
物理魔法科に赴任してきたばかりの教師ヴィクセンが駆け寄る。
同時に、シーラも・・・・
もしかしたら・・・・数千億分の一の賭けに勝てたのかも・・・・・
そうシーラは感じていた。

二つの物体を抱えた何かが降りてくる・・・・
ヴィクセンの腕の中に、気を失ったままのマリアが収まった。
シーラの前に・・・・・・一人の少女の身体が浮いていた。
薄紫のロングヘア、そして・・・・童顔・・・・。
間違いなくそれは澪乃の肉体だった。
しかし・・・・その身体からは命は感じられなかった。

「・・・・心配しないで・・・・私は賭けに勝てた。この身体は仮死状態。
とはいえ、ちゃんと命は繋がっている・・・・ただ・・・・本当に・・・・
弱々しいだけ・・・・。あのケルベロスに勝てて、賭けにも勝てた。
この身体を維持する魔法を残った魔力で施したわ。
おねがい・・・・暫く、私の身体を休ませて。いつ再び身体に戻れるかは
不明だけどね・・・・・・。数年後、妹がここに来る。妹がきっと私の身体
それに、私を蘇らせてくれるはず・・・それまで・・・。
言霊魔法はしばらく封印してね・・・・・お願い・・・。」

シーラの心に語りかけてくる声は澪乃の声だった・・・・・。

                ★ ★ ★

翌日・・・・ウィンザー教会にて、澪乃の追悼ミサが行われた。
はっきり言って、澪乃はローラちゃん状態なのだが、それは一部の関係者のみに
知らされた。
肉体の保存に最適になるよう設計・調整された水晶の棺。その中に横たわる
澪乃は今にも目覚めそうなほどだったという。

鎮魂歌の奏でられる中、丘の上の墓地に向けて、棺は美しい布に覆われて運び出された。
通気もよく防水が施された墓所に棺は収められた。みんなが見守る中、入口の蓋が
閉められ、墓碑が据えられた・・・・・。

『エインデベルンの天才魔法少女、春河澪乃(みおの)、ここに眠る。
享年16歳。しかし・・・享年かどうかは定かではない。』

その上には、シーラの手向けた大きな花束が置かれていた・・・・・・

                ★ ★ ★

葬儀からさらに数日後、自分の部屋のベッドでマリアは目覚めた。
呪文を詠唱したところまでは覚えてはいたが、それ以降が思い出せない。
記憶はその場面でぷつりと途絶え、気が付くと自分の部屋のベッドの上であった。

しかし、なぜマリアがこの事件について何も知らないのか・・・・
それは、モーリスが関係者に黙秘を願い入れたためである。

魔族の召喚、それは、魔術師にとっては重罪で、最低でも石化300年の刑に処せられるという・・・。

300年の石化。それはある意味永遠の別れと同義なのだ・・・・。
モーリスにとって、我が子を失うのは耐えられなかったのだろう・・・。

幸い、魔術師協会の関係者が直接居合わせてはいなかったために、
黙秘及び事実隠蔽で愛しい娘を守り抜くことが出来た。
魔術師協会のその日の記録には、「マナ・バーストの一種が学園で突如発生した」と記されたという。

                ★ ★ ★

2年後・・・・・・
エンフィールドへふたりの少女がやってきた。

「お姉ちゃんを絶対に生き返らせてやるんだ・・・・・。」
そう意気込む少女は、春河ゆん。澪乃の妹である。

「これから新しい生活が始まるんだね・・・・・」
「ふみぃ・・・・ごしゅーさまぁ・・・・」

ゆんの隣にいるのは、彼女のメイド兼遊び相手のキャルシアン、ウィンディ・ミュア。
二人の学園生活が今始まろうとしていた。

そして・・・・・ジョートショップに悠久が居候するのもこの頃。
悠久幻想曲はこの時、始まった。

<終わり>

********* あとがき ********

今回は番外編。ゆんの姉の物語を紹介します。
数年前の魔法事故に巻き込まれたというのは、実はこのような顛末だったんです。
マリアの魔法で偶然召喚された魔物を封じるための自己犠牲でした。

マリアはこの事を知りません。記憶がとぎれていたのと、モーリスさんが関係者へ
口止めを依頼していたことにより、真実がマリアに伝わることはありませんでした。
魔術師協会への通報と、石化刑を何とかして免れたいという親バカ心の現れなのでしょう。

澪乃は実は、完全に死んでいません。仮死状態のまま埋葬されています。
数年後、必ず蘇生するようです。そのXデイは今のトコ不明ですけれど・・・

半日かけて仕上げた今年最後の大仕事です・・・・

1998年12月30日 限定版発行
1999年 1月10日 通常版発行
1999年 1月27日 再版発行(マリアの記憶が無い理由追加)
春河一穂


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