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OTOMO KATSUHIRO Illustrations

FUSION PRODUCT '81年8月号 特集 いしかわじゅん

FUSION PRODUCT '81/8
  • FUSION PRODUCT
  • 1981年8月1日第1巻2号
  • 224p
  • A5
  • 定価 490円
  • 雑誌07779-08
 
目次 (抜粋)
COMIC BOX
日本漫画家協会賞 授賞式パーティーの席上で 9
FUSION PRODUCT NEWS 14
単行本 21
特集 いしかわじゅん
特別ふろく・オリジナル・カレンダー 40
カラー・グラビア 41
全解剖 49
いしかわじゅんストーリー 60
クイズ 64
特別緊急座談会 66
まんが 72
いしかわまんが資料室 76
全作品リスト 86
特別企画 87
キャラクターズ・グラフィティ 102
まんが「戦闘する魂」いしかわじゅん 112
インタビュウ/関川夏央 118
通常記事(省略)
まんが
「魔法使いの弟子」山田章博 129
再録「吉祥寺気分」いしかわじゅん 129
安彦良和インタビュー 193

コメント

「FUSION PRODUCT」はマンガ専門の情報誌で、「ぱふ」が一度休刊した後、清彗社から独立して始まった雑誌です。少し後に「ぱふ」という名の雑誌も別に復活していたり、「FUSION PRODUCT」はその後「COMIC BOX」に誌名を変えたりと複雑ですが、詳しい経緯はここでは触れません。

この号はいしかわじゅんの特集です。いしかわじゅんは大友克洋のご近所さんで、お互いに行き来のよくある仲です。大友克洋はこの号の「いしかわじゅん全解剖・これがいしかわじゅんの実態だ!」に、「いしかわじゅんがこわい!」と題した1ページの作品を寄せています。「饅頭こわい」の形式に則ったものですが、文字が全て手書きのままというのは珍しい。異様に読みづらい(失礼)字が堪能できます。また、いしかわじゅんも「大友克洋がこわい」というイラストで対抗していたりします。
 また、カラー・グラビア中の「JUN & 4 LADYS」では、ご近所のよしみということで大友夫人と息子さんが出演しています。

いしかわじゅん特集とは関係なく、雑誌冒頭のグラビア(モノクロ)では、「日本漫画家協会賞」の受賞パーティーの写真が載っていて、そこには5人の優秀賞受賞者の一人として大友克洋がいます。
 さらに、単行本の紹介コーナーでは、当時新刊だった「さよならにっぽん」が紹介されています。
#その中では「さよならにっぽん」最終話に出てくるプレッツェルに関して、興味深い考察が為されています。そーですよね、あそこでプレッツェルとして描かれているのは、どーみてもドーナツですよね。ほんまもんのプレッツェルは、固くてあんなにぽんぽん食べられませんて。

で、肝心のいしかわじゅん特集ですが、これが異様に充実してます。いしかわじゅん本人の多大な協力があってこそ、なのですが。特に、作品リストのほぼ全作品に対する本人のコメントが面白いです。また、前述の大友以外にも、かわぐちかいじ、狩撫麻礼、柴門ふみ、高野文子、そしてお約束の吾妻ひでお等、豪華なメンツが参加しています。楽しいです。

普通の雑誌なので、当然現在は古書店でしか手に入りません。流通量はわりと多いので、探せば手に入ると思います。この号は特にプレミアはついていません (^_^;)。

 

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