マイケルは我が家にとって初めての犬でした。
ペットショップに家族で子犬を見に言ったとき、 あまりのかわいさにその場で飼う事を決めました。しかし子供たちにとっては 初めての犬であったため、最初の1〜2週間はこんなかわいい子犬にもかかわ らず、マイケルが近づくと逃げ回っていました。
でも、すぐになれ、みんなで公園に行ったり、キ ャンプに連れていったりして楽しい日々が続きました。
しかし、マイケルが2才ぐら いになったとき、前日までとても元気だったマイケルが突然歩けなくなってし まいました。背中に触るととても痛がりぶるぶる震えています。
すぐに近くの獣医さんに見ていただいたんですが 、脊髄が損傷していると言うことで、名古屋駅近くの有名な獣医さんを紹介し ていただき、2週間ほどの入院で背中の痛みはなくなりました。しかし、手術 は出来ず、下半身の麻痺は残ってしまいました。
獣医さんで車椅子を作ってもらい散歩が出来るよ うになりました。この車椅子での散歩をマイケルは大変気に入り、全速力で走 り回りまたキャンプに行けるようになりました。その後車椅子を外した訓練で 少しずつ自力で歩けるようになりました。
しかし、下半身の麻痺は回復せず排尿は自分では 出来ず、膀胱の辺りを押してさせなければいけません。排便も我慢することが できないので、時々家の中で失敗してしまうことがありました。
そんなマイケルでも家族全員にかわいがられ幸せ に暮らしていたと思います。
しかし1997年の夏の終わり頃リンパ腺が所々はれて きて、獣医さんに見てもらうとリンパ腺の癌と言うことでした。1ヶ月ほどの 闘病生活でこの世を去っていきました。8年間の長いようで短かった思い出で す。