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編集後記 |
この只見線訪問はちょっと前にやったもので、当時このようなホームページを作ることなど毛程も考えていない時でした。 純粋に、「乗るためだけに行った」只見線訪問でした。しかもこの只見線訪問、なんと日帰りで強行しました。 スタートは朝早い時間の東北新幹線。郡山で磐越西線に乗り換えて会津若松に入りました。実際には喜多方まで乗り越して、 昼に出る列車に乗りましたが。 さて、私はなぜ喜多方まで乗り越したかと言うと、「喜多方ラーメン」を食べてみたかったからなのです。私は「東京都区内〜大宮 経由 東北本線、磐越西線、只見線、上越線、高崎線」という切符を持っていました。すなわち、東京都内からぐるっとまわって埼玉県の大宮までの切符です。運賃は、遠距離逓減制と言って、長い距離を乗る程割安になるように設定されているのでこういう1周す る乗り方をする方が得になるのです。例えば東京から金沢へ行く場合、直江津経由で行って、米原回りで帰るようにして東京都区内〜 東京都区内(今述べたコース)という切符を買うと一番安く金沢を往復できます。話がそれましたが、只見線経由の切符を持っていた 私は、会津若松から喜多方までの乗り越し精算をする必要がありました。たまたま車掌が精算をしに来て、「会津若松から乗り越し」 と言って切符を見せたところ、しばらく彼は考え込んでしまっていました。私はてっきり「東京から大宮までの切符を持った人がなん でこんな列車に乗っているんだろうと、考えていると思っていました。しかしそうではなくて、彼は磐越西線を使って新津経由の切符だと思っていたのでした。まさか只見線だとは思わなかったのでしょう。 さて私の乗った只見線の列車は途中の只見止まり。しかし本編で書いた通り、実際には乗ってきた車両がそのまま小出まで行くので 実質小出行きの列車でした。発車するころには高校生が多く乗ってきて、帰宅列車となってしまいました。しかし駅にとまるごとに降りてゆき、いつのまにか車内は閑散としていました。途中会津川口で途中下車。ここでは長時間停車するので座席に時刻表をおいてホームに出て気分転換しました。すると隣の席に座っていた女の子(ちなみに後で聞いてみるといわき市の人でした)が忘れ物と勘違いして教えに来てくれました。20分止まることを教えたら驚いていました。 それにしても距離の割に所要時間が非常に長くかかるので小出についたころには真っ暗になっていました(写真 でもわかりますよね)。大分来ただろうと思って時刻表を開いてキロ程を見たら意外に距離を走っていないのに何度驚いたことか。なん とも浮き世ばなれした世界かと思ってしまいました。 |
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