
高速道路の延伸に対抗するための予讃線の電化に対応して登場したJR四国初の特急用電車で、2000系特急型気動車に引き続いて振子機構を採用。振子の動作によるパンタグラフへの影響を避けるために世界ではじめてパンタグラフの位置補正機構を採用しました。補正方式はJR東日本のE351系やJR九州の883系と異なり、台車とパンタグラフ台をワイヤーロープで結ぶ方式をとっています。この方式は車内スペースが犠牲とならない利点がありますが、定期的なメンテナンスが必要となります。岡山発着の「しおかぜ」と高松発着の「いしづち」の併結運転をおこなうため、先頭車の形状は左写真の非貫通型と右写真の貫通型の2種類があります。
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