JR四国 特急型

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 8000系

 

JR四国8000系非貫通先頭車 JR四国8000系貫通先頭車

高速道路の延伸に対抗するための予讃線の電化に対応して登場したJR四国初の特急用電車で、2000系特急型気動車に引き続いて振子機構を採用。振子の動作によるパンタグラフへの影響を避けるために世界ではじめてパンタグラフの位置補正機構を採用しました。補正方式はJR東日本のE351系やJR九州の883系と異なり、台車とパンタグラフ台をワイヤーロープで結ぶ方式をとっています。この方式は車内スペースが犠牲とならない利点がありますが、定期的なメンテナンスが必要となります。岡山発着の「しおかぜ」と高松発着の「いしづち」の併結運転をおこなうため、先頭車の形状は左写真の非貫通型と右写真の貫通型の2種類があります。

 

 2000系

 

JR四国2000系試作車TSE JR四国2000系試作車TSE

JR四国2000系

JR四国2000N系 JR四国2000N系

四国の高速道路網への対抗のため、スピードアップのため曲線と急勾配対策として、世界ではじめて制御付き振子機構を採用した車両で、平成2年度鉄道友の会ローレル賞を受賞しました。窪川〜宿毛間を営業する土佐くろしお鉄道も所有しており、JR車と共通に使用されています。現在のJR四国の主力特急車両です。8000系同様、非貫通先頭車と貫通先頭車があります。上の2枚の写真は高松〜高知間2時間を目標として2000系気動車の試作車として平成元年に登場したTSE編成です。現在は改造されて量産車と混じって運転されています。下の2枚写真は2000N系で、2000系気動車の出力アップバージョンです。こちらは非貫通型はありません(右上と右下写真 河川さん提供)。

  

 キハ185系

 

JR四国キハ185系

昭和61年に登場した旧国鉄最後の特急型気動車の1つで、四国地区のみに投入されました。のちに2000系の登場で余剰となった車両はJR九州に譲渡され、「あそ」「ゆふ」に使用されています。一部車両は松山地区の普通列車用に改造されています。JR四国の特急では「うずしお」「剣山」に使用されています。写真は185系をベースとしたジョイフルトレイン「アイランドエクスプレス四国IIです。

  

 キハ181系

 

JR四国キハ181系

JR四国発足当初、「しおかぜ」などで使用されていた車両。中央西線の「しなの」でデビューしました。JR四国ではコーポレートカラーのブルーの塗色に変更されていました。現在はJR四国からは引退しています。

  

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