JR北陸本線 筒石駅

 

土合駅に続いて2つ目のトンネル駅の紹介です。

開業当時の北陸本線は、海岸に沿うように走っていました。当然筒石駅も海に近い所に設置されていました。しかし、この筒石駅のあるあたりは日本でも有数の地滑り多発地帯で災害が多く発生し、不通になることも多く、列車が駅ごと流される、という事故も発生しました。そこで昭和40年代に大改良工事がおこなわれることとなり、延長11,353mの頸城トンネルが掘られ、線路が以前より内陸に移されました。このため、筒石駅はこの頸城トンネル内に設置されることとなり、地上の駅舎との高低差40mを斜坑で結ぶ形態の非常に珍しい駅となりました。駅員の方は列車が来るごとにホームに降りるそうです。

このような駅のため、鉄道ファンが多く訪れ、「隧道日記」という自由ノートがあります。またこの駅は有人駅(ただし業務委託です)で、駅員の方々が親切に対応してくださいます。私もコーヒーをいただいてしまいました。この場を借りてお礼申し上げます。


これが「隧道日記」

下は筒石駅の構造図です。青い▲印をクリックするとそこで撮影した写真が別ウィンドウで表示されます。

 

Index