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編集後記 |
今回の小湊鉄道の取材は2回にわけてやりました。1回目は小湊鉄道を利用して行きましたが、2回目は列車本数が少ないこと に対応して車を使って行ってみました。2回目には、同行者の撮った写真も2枚ほど使わせていただきました。どの写真か分かった人は掲示板にでも書いてね(笑)。 2回目の取材の時は時間に余裕があったので養老温泉の旅館「滝見苑」で温泉につかってきました。ここへは養老渓谷駅から無料送迎バスが出ていますが、やはり車が便利です。料金は1,000円。すぐ向かいは粟又の滝ですから養老渓谷に来た際には滝見物のついでに行ってみてはどうでしょう。 そして1回目の取材、実は私、遭難しかかりました(笑)。というとオーバーかも知れませんが、ホントです。この1回目の取材の時の顛末を紹介したいと思います。 五井駅には内房線を利用して行きましたが、小湊鉄道の次の発車は50分後と、接続は残念ながらよくありませんでした。その間に駅前のコンビニで飲み物を調達したりして時間をつぶしました。 乗った列車は14時40分発の養老渓谷行きで2両連結でした。運転席のすぐ後ろの席を取ったのですが、ローカルな民鉄でよくあ るように運転室の右側には仕切る壁がなく開放的な作りになっています。従って前面展望は申し分なかったです。 ホームでは4人の小湊鉄道の職員の人が何やら話していました。発車時間が近づくとそのうちの二人が乗ってきました。そのう ち一人はストップウォッチと何かの用紙をはさんだクリップボードを持っています。分かる人にはピンときたでしょう。新人運転士の養成をしているんですね。 で、結果は途中の上総牛久の時点で27秒遅れだったようです。教官(?)の声がちらっと聞こえたので分かりました。新人運転士はそのまま先も運転しましたが、彼は牛久から先を運転するのは初めてだったようです、牛久停車中に教官に「この先どうしますか」 と聞いていたので すぐそれと分かりました。そのためか停車位置が牛久から先ではかなりズレていたようでした。 私は、その列車を里見で下車しました。そこから平行する県道を歩いて1つ手前の高滝まで行くことにしました。 今度の五井行きは今降りた列車の折り返しなので時間的にちょうどよいと思ったのです。そして高滝付近で養老渓谷から戻ってきた列車の撮影を済ませ、更に1駅歩いて上総久保から次の列車に乗って帰ろうとしたのです。 高滝からは、高滝ダムの方を歩いて、上総久保へ行こうとして上総久保駅の近くまで来たのですが、上総久保はホームと小さい待ち合い所だけがある小さな無人駅。駅が見つからずにうろうろしている内に秋の日はつるべ落とし、 周りが暗くなってきて焦りました。何せ周りには街灯がない!暗くなったら何処が何処やら分からなくなります。そうこうしているうちに道ばたにでっかい地図を発見。それを頼りに当たりをつけていくと踏切の標識を発見。すぐそこに駅の照明が見えました。そのときはさすがにほっとしました。列車が来るまで40分待ちでしたが、列車がきてくれるだけでも有り難いと感じたのでした。
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