旅の写真館 北海道初秋編

 

これは私が大学4年、だから1996年の9月、に初めて北海道に行ったときの写真です。

まだ夏休みで時間がたっぷりあったので、とにかく行きたいところは出来る限りまわってしまおうと思っていました。 しかし北海道は広い。まだまだ行きたいところはいっぱいあってきりがなかったですね。この時は、今はなき「ワイド周遊券」 を使って旅行しました。北海道は列車が少ない区間が多く、夜行列車も道内で3回利用しました(快速『ミッドナイト』、特急 『おおぞら13号』、急行『利尻』)。ミッドナイトは、カーペット車を利用したのでまぁ快適だったのですが、他の2本は 普通の座席でしたので寝るのに苦労した記憶があります。3本の夜行の中で特に、『利尻』は、目が覚めると何もない原野のまっ只中を走 っていて、非常に感動的でしたね。その他にもとにかく日本離れした光景がいくつも見られ、北海道は本当に広い、と感じさせてくれました。

この時は、帰りは北斗星を使って帰って来ましたが、行きは北海道の遠さを実感してみたかったので、基本的に普通列車で行ってみました。しかし東北本線ではなく、羽越本線を使っています。なぜかと言うと、高校生の時に盛岡まで東北本線は乗った ことがあったので、日本海側の線に乗ってみたかったからです。

今回、最果ての地、稚内と根室の両方を訪問したのですが、同じ最果ての地でも、ずいぶんと違った印象がありました。稚内は町としてそれなりの発展をしてきたように見受けられましたが、根室は寂れてしまっているような感じがして、納沙布岬へ行く道には北方四島返還の看板がたくさん見られ、岬からはロシア軍艦の姿も見え、何となく暗いイメージを抱いてしまいました。

知床は今回一番行ってみたかった所だったのですが、天気が非常に不安定で、観光にあてていた日は朝から雨が降っていました。フレペの滝に行った時には雨はあがっていたのですが知床五湖に行った時にはまた降り出しました。カムイワッカの滝の露天風呂に行く時には賭けに出て、行ってみたところ、滝つぼ到着時には晴れて太陽も見えるという非常に幸運なことになりました、が、帰りに沢下りしている途中で雨が降って来てしまい慌てた私はコケました(泣)。かなり難所があるので...。カムイワッカの露天風呂は入った後帰る時にどう頑張っても風呂に入った意味がなくなりますね...。そのあとは、峠を越えて羅臼でイク ラ丼を食べたのですがこれが実にウマイ。私はイクラはそんなに食べられないヒトだったのですが、あのイクラ丼は私にイクラのウマさを教えてくれました。

食の話が出たついでにもう一つ、ラーメンの話もしましょう。私はあの有名な札幌、澄川の『純連』にいったのですが、噂通りウマかったです(新横浜のラーメン博物館にも出店しているので行ってみては?)。ちなみにラーメン横丁はおいしいとは思いませんでしたね。それより大雪山国立公園の入口、上川の『あさひ食堂』のみそラーメンはすごくウマイです。ぜひ食べてみることをすすめます(ラーメン党でもあるみったぁ)。

北海道には、また行ってみたいですね。新しい寝台特急『カシオペア』も登場したことですし...。

 

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