NTT DoCoMo R&D センター潜入?レポート(^_^;

〜速報版 Rev.2〜


 行って来ました(^_^)、ドコモ R&D。あいにくの雨模様でしたが、気合いを入れてきました(答え:やとらと遠いから)。場所は、なんと三浦半島のほとんどさきっぽという、立地条件です。

 見学自体は、一通りコースが設定されて(一般企業の見学と同じ感じ)おりいろいろと、見て回りましたが詳細は後ほど(^_^;)。また、今回写真撮影可の場所にしか行けなかったので、詳細に付いては後ほど判明次第、公開 OK なものから掲載します。

 今回初めて、2Mbps の伝送実験を見てきました。マルチパス・シュミレータを通し下記のパラメーターで、かなり鮮明な動画像が伝送されていました。

  中心周波数  2175.00MHz
  占有周波数帯域幅 20MHz
  受信側マルチパス直接波とあわせ 2 パス・遅延量 0.5μs・減衰量 3dB
  受信側移動速度 100Km/h
  動画像コーデック(不明なるも MPEG 準拠と思慮される)
  画質は NTSC 相当・15〜17 フレーム/秒程度で、なかなか鮮明(VHS並)
  コーデックの遅延量 0.5s 程度

 これは、かなり大きなラックマウントになった、装置群により運用されていました。また実際に、移動体からの 2Mbps 伝送実験にも既に成功したそうです。なかなか、素晴らしいですね。おそらく、伝送された画像から察するに、エラー訂正符号を除くスループットは、かなり落ちている模様でした。

 ただし、上記の無線区間パラメーターは、かなり良い条件と言えるので、もっと複雑で激しいマルチパス下の振る舞いを、ぜひ見たいものです。少なくとも、都市部での街路走行時などがいいですね(^_^;)。

 ただ、非常に残念だったのが W-CDMA 音声端末による、通話をする事が出来なかったこと(;_;)。せめて、音声を聞くぐらい・・と思ったのですが(ボカスカ)。でも、非常に詳細な部分について、後日担当者から返答いただけるよう、オリジナル?(わけわか)問答集をドコモの方に渡して、回答をお願いしてきました。

 それにしても、すごいですね。なにがすごいって、研究所が(^_^;)。やたらとでかくて、我が町の市役所の 2〜3 倍はあろう建物に、積層ゴムによる免震装置まで完備。中には、売店やラウンジ、大きな食堂までありました。

 しかも、通常の社員食堂などと違って、カフェテリア風の洒落た造りがニクかったです(^_^;)。なぜか無料で出てきたコーヒーも、なかなか美味しくてマルです。この研究所自体、98 年 03 月からの稼働だそうなので、非常に綺麗で気持ちが良かったです。

 他に印象に残ったのは、移動体通信端末博物館でしょうか。なんと、交換機設備からアンテナのスケルトンモデル、79 年の開業時から歴代のおおよそすべてのポケベル・携帯・自動車電話の端末が一同に展示されており、まさに圧巻(すべて実機の様でした)。

 電話マニアや無銭家なら、よだれが出るような端末がわんさかありました(^_^;)。アンテナについても、ついにあのレドームの中身をついに激写?!。なんと、プリント基板様のプリント・パターンアンテナが入っていました(^_^;)。

 まるで、MCA クライアント側基地局のアンテナみたいな・・・。予想通り、H/V のダイポール状素子が多数並ぶ構造です。これなら、生産性も良く多数の素子を入れられるわけです。

 さらに、一番古い沿岸船舶電話の端末が、展示されていたことには正直驚きました。なぜなら、その無線機は真空管で構成されているからです。1960 年代のことなので、私にはわかりかねますが VHF においても、真空管だなんてかなり時代を感じさせるものがありました。

 現在では、N-STAR による衛星船舶電話に取って代わりましたが、昔は一般客が使える船舶電話といえば、VHF の沿岸船舶電話でしたから、非常に懐かしくなってしまいました。

 また、まるでゲーセンの様なドライビング・シュミレータが(車種は選べません<ボカスカ)あり、かなり笑えました。大きなスクリーン(70 インチくらい)に映される、首都高様の道や一般的な街路を走行できるのですが、それに応じてフェージングによる電界強度変動が、グラフになってリアルタイムに現れる、というおまけ付き。

 つまり、身をもってマルチパスによるフェージングを、体感できるというわけです(^_^)。さらにまいったのは、PC を駆使したオリジナル・プリクラまであったことです。

 さらにもちろん?、ボケポでメール送受信が体験できるコーナーには、若い子がたかっていました(^_^;)。でも、もっと逓信博物館のように、体験できるコーナーが多いと良いと感じました。

 今回の研究開発センターがある、YRP(横須賀・リサーチ・パーク)自体が、一つの街のようになっており他にも、NTT、松下通工などの大きな研究所が見えました。その場所も、ほとんど山のなかで(^_^;)長さ数百メートルの、大きなトンネルを抜けると YRP が広がっている、というまるで軍事基地?を連想させるような、立地条件でした。

 しかも、昔はまむしが出たらしくて、今でも独身寮付近には、まむし注意の看板があるとか・・・(^_^;。

 今回は、AMR を体験できないなど(まだ、出来ていないだけかも知れませんが)腑に落ちない結果になってしまい、残念でなりませんでした。せめて、PC 上のコーデック・シュミレーター?(とにかくそういうのがあるんです)でもいいから、ぜひその音質を体験したいものです。

 また後ほど、原稿があがり次第アップしますので、よろしくですm(_ _)m。