必殺シリーズ


のさばる悪をなんとする。
天の裁きは待ってはおれぬ、
この世の正義もあてにはならぬ。
闇に裁いて仕置きする。
南無阿弥陀仏。
(「必殺仕置人」「新・必殺仕置人」オープニングナレーション)


俺と必殺

  出逢いは小学校時代。昼間にやっていた再放送(勇次が出ていたので「新・仕事人」以降であろう)を見て、首筋に深々と刺さる秀の簪にビビりまくり、勇次の吊り殺しにシビレまくっていた俺。いつしか本放送を見るようになる。当時は金曜の夜は「ハングマン」→「必殺」というパターンでした。とはいえ、至ってマジメな小学生だった俺にとって夜10時はとてもキツい時間でございました。殺しのシーンの前に寝てしまうことがほとんどだったのです。それに、小学生っちゅーことで、話の筋なんかどーでもよく、殺しのシーンだけ楽しみにしてたイケナイ子でした。そんなこんなでシリーズは「剣劇人」で一応の幕を閉じます。

  小6の頃、月刊ジャンプにて、現代版必殺マンガ「闇狩人」の連載が始まり、俺は有無をいわさず飛びつくのでした(笑)。”我竜京介”はこのマンガのキャラの名前なのです。俺の中学時代は「闇狩人」とともにありました。ある意味、本家「必殺」よりもリアルタイムだったのです。(「闇狩人」については”マンガ”のコーナーで語ってますので興味のある方はどうぞ)

   高1の頃、TVシリーズ「仕事人・激突!」が登場。多少ストーリーも見るようになるも、やはりメインは殺しというイケナイ少年でした。

   大学時代、再放送されていた作品を数本見る。”げげっ、石坂浩二も必殺出てたんだ!”(仕留人)など驚くことしきり。一時、衰えかけていた必殺の炎(笑)が再び燃えはじめた!さらに学校でやっていたネットで、真の必殺ファンの皆様の熱い想いに触れ、自分の未熟さを感じつつ、現在に至ります。今、再放送があろうものなら即録画!

TVシリーズと俺

必殺仕掛人
(1972.9/2〜1973.4/14)
藤枝梅安(緒方拳):鍼医 針で首筋を刺す
西村左内(林与一):浪人 剣で斬る
音羽屋半右衛門(山村聰):口入れ屋 仕掛人元締
岬の半蔵(津坂匡章 現・秋野太作):仕掛人の密偵
櫓の万吉(太田博之):仕掛人の密偵
  記念すべき第1作。再放送で、第1話は見たことあります。これが出発点なんやなと。殺す相手にわざわざ「仕掛人・西村左内」と名乗りをあげる左内さん。イカスぜ!
必殺仕置人
(1973.4/21〜10/13)
中村主水(藤田まこと):北町奉行所同心 剣で斬る
念仏の鉄(山崎努):骨つぎ師 相手の骨を外す
棺桶の錠(沖雅也):棺桶屋 短い手槍で刺し殺す
鉄砲玉のおきん(野川由美子):女スリ 仕置人の密偵
おひろめの半次(津坂匡章 現・秋野太作):瓦版屋 仕置人の密偵
  中村主水、初登場作。DVD-BOX発売により、ついに初の正規アイテム所有作品となりました(笑)。以前、再放送で数話見た時は、錠の得物を見て、”あれっ、これって政の…”と思ったりしてたんですけど。鉄の骨外しは、この頃はバリエーションあったのね〜。
助け人走る
(1973.10/20〜1974.6/22)
中山文十郎(田村高広):助け人 主に剣で斬る
辻平内(中谷一郎):助け人 煙管に仕込んだ針で、急所を突く
清兵衛(山村聰):大工の棟梁 助け人元締 ノミを相手の額に打ち込む
島帰りの龍(宮内洋):助け人 脳天逆さ落とし
油紙の利吉(津坂匡章 現・秋野太作):助け人番頭兼密偵
お吉(野川由美子):芸者 助け人の密偵
  1回しか見たことない。しかも殺しのシーンは、なんか集団で襲いかかってたような印象しかない(笑)。うーん、やっぱ初期の作品はちゃんと見ておきたいとこなんですが…
暗闇仕留人
(1974.6/29〜12/28)
中村主水(藤田まこと):北町奉行所同心 剣で斬る
糸井貢(石坂浩二):三味線弾き 初期:三味線のバチで喉を切る、後期:矢立てに仕込んだ針で首筋を刺す
村雨の大吉(近藤洋介):石工 相手の心臓を握り潰す
鉄砲玉のおきん(野川由美子):女スリ 仕留人の密偵
おひろめの半次(津坂匡章 現・秋野太作):瓦版屋 仕留人の密偵
  再放送じゃ割と見てた方。第1話から見たし。ゲストなのにレントゲン技を使った(たぶんすごいレアな映像だと思う)伝説の男(笑)・佐島昌軒も見ましたし(貢と大吉2人がかりで倒した強者でした。)これ、レントゲンで肋骨崩れ落ちる映像よりも、その直後の、相手が潰れる(?)ような画の方がはるかに怖かったんですが(もう1度ちゃんと見てみたいなぁ)。あ、貢に股下から真っ二つにされた(笑)津川雅彦も見た。でも貢の得物が矢立てに変わってからは1回も見てないんですよ…。
必殺必中仕事屋稼業
(1975.1/4〜6/29)
知らぬ顔の半兵衛(緒方拳):蕎麦屋 剃刀で、相手の喉を切る
侍くずれの政吉(林隆三):遊び人 女物の懐刀で刺し殺す
嶋屋おせい(草笛光子):飛脚問屋「嶋屋」主人 仕事屋元締 簪で急所を刺す
利助(岡本信人):仕事屋の密偵
  ギャンブルの要素を取り入れ、当時、視聴率30%(!)を記録していた人気作。DVD-BOX第2弾としてリリースされ、上巻は買ったけど、面白い!
必殺仕置屋稼業
(1975./7/4〜1976.1/9)
中村主水(藤田まこと):南町奉行所同心 剣で斬る
市松(沖雅也):竹細工師 鋭く削った竹串で急所を刺す
印玄(新克利):托鉢僧 屋根の上から突き落とす
おこう(中村玉緒):髪結床の主人 仕置の仲介役
捨三(渡辺篤史):風呂屋の釜番 仕置屋の密偵
  ある方からビデオをいただき、全話視聴。とにかく、市松がめっちゃかっちょいい!常にクールで、一分の隙もない仕置をする。逆に印玄の仕置は大爆笑!相手が「やめてとめて…あ〜れ〜…」と屋根から落ちる…面白すぎ(笑)
必殺仕業人
(1976.1/26〜7/23)
中村主水(藤田まこと):南町奉行所同心 剣で斬る
赤井剣之介(中村敦夫):大道芸人 罪人として追われている 指輪に付いた刃で相手の元結を切り、その髪で首を締める
やいとや又右衛門(大出俊):灸師 携帯火種で焼いた針を、相手の額に刺す
捨三(渡辺篤史):洗い張り屋 仕業人の密偵
  これも未見。でも、なんかこれシリーズ屈指の暗さを誇る作品らしいですが…それでも、やいとやさんの殺しが見たいぞ!(刺殺が好きってわけじゃないんですが…)
必殺からくり人
(1976.7/30〜10/22)
花乃屋仇吉(山田五十鈴):芸者置屋「花乃屋」女将 三味線のバチで喉を切る
夢屋時次郎(緒方拳):枕屋 枕作りのヘラで急所を刺す
仕掛の天平(森田健作):花火師 相手の口に花火を押し込み、腹の中で爆発させる
八尺の藤兵衛(芦屋雁之助):「花乃屋」番頭
花乃屋とんぼ(ジュディ・オング):仇吉の娘
八寸のへろ松(間寛平):藤兵衛の息子
  再放送で見ました。しかも傑作といわれるラスト2回を。12話の時次郎の自爆死、最終話のからくり人達の最期。最高でした。できれば1話からちゃんと見たいところです。
必殺からくり人・血風編
(1976.10/29〜1977.1/14)
土左ヱ門(山崎努):薩摩の密偵 当時の最新式ライフル銃で撃ち殺す
玉ころがしの直次郎(浜畑賢吉):女衒 足の指で相手の骨を砕く
新之介:(ピーター):寺小姓 含み針を相手の急所に飛ばす
白浜屋おりく(草笛光子):旅篭「白浜屋」の主人 からくり人元締
おいね(吉田日出子):「白浜屋」の女中 からくり人の密偵
  タイトルは「からくり人」でも、前作とは何の関わりもないという作品(笑)。1,2回ほど見ました。土左ヱ門…とても鉄と同一人物とは思えない…。池畑慎之介さん(笑)もいい感じだった。
10 新・必殺仕置人
(1977.1/21〜11/4)
中村主水(藤田まこと):南町奉行所同心 剣で斬る
念仏の鉄(山崎努):骨つぎ師 相手の骨を外す
巳代松(中村嘉葎雄):鋳掛屋 手製の竹鉄砲で撃ち殺す
(藤村富美男):寅の会元締 バット形の棍棒で殴り殺す
死神(河原崎建三):仕置人監視役 銛で突き殺す
正八(火野正平):絵草子屋 仕置人の密偵
おてい(中尾ミエ):女スリ 仕置人の密偵
  シリーズ最高傑作の呼び声が高い人気作。LD-BOXをダ○ングしてもらい、全話視聴!とにかく素晴らしいです。鉄の骨外し、この作品では、肋骨を一気に外して殺すってのが多い。巳代松の竹鉄砲、なんてリスクのでかい武器なんだろう(射程距離二間(約3.6メートル)、1発で銃身爆発、反動で自分もちょい後ろにぶっ飛ぶ…)。でも、そこがまたスリルがあっていいんですが(笑)。主水も派手にぶった斬ってるし。しかしなんといっても完璧過ぎる最終話!必殺どころか、時代劇史上に残る大傑作だと思う。
11 新・必殺からくり人
(1977.11/18〜1978.2/10)
泣き節お艶(山田五十鈴):旅芸人「天保太夫一座」座長 三味線のバチで喉を切る
蘭兵衛(近藤正臣):実は蘭学者・高野長英 細身の仕込み杖で斬る
火吹きのブラ平(芦屋雁之助):火吹き芸人 火を吹いて焼き殺す
塩八(古今亭志ん朝):噺家 催眠術で相手を自滅させる
小駒太夫(ジュディ・オング):駒使いの芸人 回転する駒を相手の額に刺す
  未見。とりあえず見たいとは思うけど、火吹いたり、催眠術で自滅させたり(笑)と、おいおいって感じの殺し技が…(ま、実際見てみないと評価ってできませんけどね)
12 江戸プロフェッショナル
必殺商売人
(1978.2/18〜8/18)
中村主水(藤田まこと):南町奉行所同心 剣で斬る
おせい(草笛光子):踊りの師匠 匕首を仕込んだ扇や簪で刺す
新次(梅宮辰夫):芸者置屋の箱屋兼髪結い 髪出しの櫛の柄や歯を急所に刺す
正八(火野正平):足踏みマッサージ「足力屋」 仕置人の密偵
  これも未見。新次の殺しはちょっと見てみたい(クシの歯を首に刺して、クシ折っちゃう/笑)…ほんと俺は殺しの方に目がいっちゃうなぁ、ちゃんとドラマも見なきゃね…
13 必殺からくり人・
富嶽百景殺し旅

(1978.8/25〜11/24)
出雲のお艶(山田五十鈴):旅芸人「出雲太夫座」座長 三味線のバチで喉を切る
お役者唐十郎(沖雅也):殺しの見届け役兼助っ人 先端に針の付いた釣竿を伸ばし、急所を突
どじょうの宇蔵(芦屋雁之助):どじょうすくいの芸人 ビクを相手に被せ、締めて頭蓋骨を砕く
出雲のうさぎ(高橋洋子→真行寺君枝):踊り子 火縄を仕込んだザルを投げ、相手を攪乱する
虫の鈴平(江戸屋子猫):物真似芸人 からくり人の密偵
  これまた未見。この頃は「新・仕置人」で頂点にいってしまったスタッフの試行錯誤時代ということもあり、この辺の作品は興味こそあれ、なんとなく地味な印象があるんですよ(唐十郎の殺しは派手な印象ありますが)。
14 翔べ!必殺うらごろし
(1978.12/8〜1979.5/11)
先生(中村敦夫):旅の行者 持ち歩いている旗の竿を投げ、相手に突き刺す
おばさん(市原悦子):記憶を無くした木綿針の行商人 匕首で刺し殺す
(和田アキ子):男装の流れ者 殴り殺す
正十(火野正平):香具師 グループの押しかけマネージャー
  未見!でもこれはめちゃめちゃ見たい!そのあまりの奇抜さゆえに視聴率3%まで落ち込みシリーズ終了の危機をまねいた最大の異色作(笑)。だって、市原悦子と和田アキ子やで!若なんか素手で撲殺でっせ!(笑)…これだけでも十分見るに値すると思う(爆)。
15 必殺仕事人
(1979.5/18〜1981.1/30)
中村主水(藤田まこと):南町奉行所同心 剣で斬る
畷左門(伊吹吾郎):初期・浪人、中〜後期・屋台のおでん屋 初期・胴太貫による殺陣、中〜後期・相手の腰骨を外し、2つに折り曲げる
(三田村邦彦):飾り職人 簪で急所を刺す(初期はノミで)
おとわ(山田五十鈴):二代目元締 三味線のバチで喉を切る
加代(鮎川いずみ):仕事人の密偵
  俺の世代からいくと、一般的に必殺シリーズといえば、仕事人なんでしょうね。でもこの最初の仕事人は未見だったりします。他の作品にもいえますが、未見のやつ、小学生時代の再放送で見た可能性はあります。でも当時はすべて仕事人として認識してたような気が…
16 必殺仕舞人
(1981.2/6〜5/1)
坂東京山(京マチ子):諸国民謡手踊り一座の座長 簪を急所に刺す
晋松(高橋悦史):仕舞人 縄に仕込んだゼンマイ状の銅を首に巻きつけ、喉を切る
直次郎(本田博太郎):ヤクザ志願の若者 居合い斬り
おはな(西崎みどり):一座の踊り子 仕舞人の密偵
  これも、見たかどうかはけっこうあいまい。女の人が、相手の額刺して殺してたの見たことあるんですが(小学生にとっちゃけっこうなトラウマ…)、たぶん「仕舞人」の京山だとは思うんですが、「仕切人」のお国という線もあるなぁ…
17 新・必殺仕事人
(1981.5/8〜1982.6/25)
中村主水(藤田まこと):南町奉行所同心 剣で斬る
(三田村邦彦):飾り職人 簪で急所を刺す
勇次(中条きよし):三味線張り替え屋 三味線の三の糸で吊り殺す
おりく(山田五十鈴):勇次の母 三味線のバチで喉を切る
加代(鮎川いずみ):何でも屋
  勇次登場!「仕事人」といえば、中村主水、秀、勇次の3人を思い浮かべる方も多いことでしょう。小学生時代に見てた時は、とにかく殺した後の背中の”南無阿弥陀仏”にシビレまくってました。でもこれも「仕事人V」もしくは「W」って可能性がありますね…
18 新・必殺仕舞人
(1982.7/2〜9/24)
坂東京山(京マチ子):諸国民謡手踊り一座の座長 簪を急所に刺す
晋松(高橋悦史):仕舞人 拍子木の紐で首を締める
直次郎(本田博太郎):ヤクザ志願の若者 居合い斬り
おはな(西崎みどり):一座の踊り子 仕舞人の密偵
  うーん、見たことあるんだろーか…すいません、これ以上書く事ないです…(苦笑)
19 必殺仕事人V
(1982.10/8〜1983.7/1)
中村主水(藤田まこと):南町奉行所同心 剣で斬る
(三田村邦彦):飾り職人 簪で急所を刺す
勇次(中条きよし):三味線張り替え屋 三味線の三の糸で吊り殺す
おりく(山田五十鈴):勇次の母 三味線のバチで喉を切る
西順之助(ひかる一平):医師の息子で受験生 エレキテルを充電した雷電瓶で感電死させる
加代(鮎川いずみ):何でも屋
  これもどうかなあ…順之助といえば投石機のイメージしかないんですよ(「旋風編」は見てるにもかかわらず)。少なくとも雷電瓶での殺しを見た記憶はないんですよね…
20 必殺渡し人
(1983.7/8〜10/14)
鳴滝忍(高峰三枝子):女医 水晶の刃付きの指輪で相手の首を切る
惣太(中村雅俊):鏡職人 手鏡の柄に仕込んだ針で相手の首筋を刺し、その瞬間、鏡を顔の前に出し、死に顔を見せながら殺す
大吉(渡辺篤史):人足 怪力で相手の腸をねじまげる
  これは間違いなく未見だと思う。中村雅俊を必殺で見た記憶がないですから。いくら小学生とはいえ、中村氏は見たら忘れんでしょう。
21 必殺仕事人W
(1983.10/21〜1984.8/24)
中村主水(藤田まこと):南町奉行所同心 剣で斬る
(三田村邦彦):飾り職人 簪で急所を刺す
勇次(中条きよし):三味線張り替え屋 三味線の三の糸で吊り殺す
おりく(山田五十鈴):勇次の母 三味線のバチで喉を切る
西順之助(ひかる一平):医師の息子で受験生 投石器で、相手を気絶させる
加代(鮎川いずみ):何でも屋
  このころには後期必殺のパターンになってきてるわけですよね。惰性のような感じで相手を殺していく仕事人達…って偏見ですかね?やっぱもう一度ちゃんと見ておきたいなぁ…
22 必殺仕切人
(1984.8/31〜12/28)
お国(京マチ子):占い師 鋼鉄製の筮竹を相手の首筋に刺す
勇次(中条きよし):三味線張り替え屋 三味線の三の糸で吊り殺す
新吉(小野寺昭):仕立屋 相手の急所にマチ針を飛ばし、それから発せられる光を目印に物差しに仕込んだ刀で刺す
勘平(芦屋雁之助):髪結いの亭主 長く伸ばした小指の爪で相手の元結を切り、その髪で両手の親指を縛り、怪力で殺す。後期は単なる怪力でのプロレス技に
虎田龍之介(高橋悦史):小鳥屋 相手に風呂敷を被せ、鉄製の煙管で叩き殺す
お沢(西崎みどり):茶屋に勤める 仕切人の密偵
日増(山本陽一):仕切人の密偵 爆薬で、屋敷の扉等を爆破する
  これは大学時代に。一部では”最大の駄作”(笑)といわれるこの作品。せっかく勇次が主役なのにね。ま、確かに、をいをいって感じの話が多かったけど…。最終回の百化け一味(自分達と同じ技を使う)との対決はけっこう面白かったけどなぁ。ちなみに俺が見始めた時には勘平の技はすでにプロレスでした(実家に帰ってる間に数話見ただけですから)。
23 必殺仕事人X
(1985.1/11〜7/26)
中村主水(藤田まこと):南町奉行所同心 剣で斬る
花屋の政(村上弘明):花屋 季節の花木の枝で首筋を刺す
組紐屋の竜(京本政樹):組紐屋 鈴の付いた五色の組紐で吊り殺す
おりく(山田五十鈴):勇次の母 三味線のバチで喉を切る
西順之助(ひかる一平):医師の息子で受験生 投石器で、相手を気絶させる
加代(鮎川いずみ):何でも屋
  たぶんリアルタイムで見始めたのは、この作品から。当時小3。秀、勇次の後をついだ政、竜。でも竜の吊り殺しは、なんか印象薄いなぁ。キャラの印象は強いんだけど。それだけ勇次の殺しのインパクトが強いんでしょう。竜ファンの皆様、気ぃ悪くしないでください、俺は竜も好きです(笑)。
24 必殺橋掛人
(1985.8/2〜11/8)
柳次(津川雅彦):呉服の行商人 反物に織り込んだ金糸で絞め殺す
おくら(萬田久子):屋根屋 鋭く研いだ瓦を投げ、喉を切る
新吉(宅間伸):鳥刺し 鳥笛を吹き矢にして、急所を狙う
(斎藤清六):おくらの亭主 おくらが瓦を投げる時にその目標を設定する
お光(西崎みどり):尼寺の庵主 橋掛人の元締
  第1話からリアルタイムで見た最初の作品でしょう。主役の柳次(初期作品で派手に殺られまくった津川雅彦!)がどーも地味で…俺は新吉がけっこう好きでした。吹き矢で狙って、刺さった矢をわざわざ、さらに押し込んで抜くという、じゃあ初めからインファイトで刺しにいけよ(笑)的なまわりくどい殺し方が特に…(爆)おっと、忘れちゃいけない斎藤清六!(核爆)
25 必殺仕事人X・激闘編
(1985.11/15〜1986.7/25)
中村主水(藤田まこと):南町奉行所同心 剣で斬る
鍛冶屋の政(村上弘明):鍛冶屋 短い手槍で急所を刺す
組紐屋の竜(京本政樹):組紐屋 三角錐の金具の付いた緑の組紐で吊り殺す
(柴俊夫):はぐれ仕事人 指で相手の首の骨を折る
(梅沢富美男):はぐれ仕事人 扇に仕込んだ針で喉を切ったり、首筋を刺したりする
(笑福亭鶴瓶):はぐれ仕事人 ポッペン屋 ポッペンを相手の額に突き刺す
加代(鮎川いずみ):何でも屋
  この作品はとにかく第1話の印象が強烈に残ってます。はぐれ仕事人、壱・弐・参が主水達の仲間に入るシーンは、今だに忘れられません。「おめぇ達、名前は?」「壱」「弐」「参」「壱弐参か、こいつぁ面白ぇな」…みたいな感じでしたよね。なにぶん、小学校の時の記憶なんで…。でも後期必殺の「新・仕置人」といわれるのもうなずけます。子供心に、すげー面白かった記憶がありますから。参のポッペン額にガシャーン、ブスッが、かなり好きでしたね(やっぱ殺しの方にいっちまう…)。そういや、政の得物が「仕置人」の錠と同じ手槍に。当時はそんなこと知らずに見てましたが…。
26 必殺まっしぐら!
(1986.8/8〜10/31)
(三田村邦彦):飾り職人 簪で急所を刺す
香車の東吉(西郷輝彦):浪人 短槍で刺す
桂馬のお銀(秋野楊子):渡り女中間 匕首で刺す
高天原の綾麻呂(笑福亭鶴瓶):渡り神主 神社に奉納されている神剣で斬る
さぶ(大沢樹生):蕎麦屋の手伝い 仕事人の密偵
  あれ、あまり記憶に残ってないよーな…やっぱ殺し方が地味なのばっかだったからか?(笑)なんでも「スーパーマリオ」をモチーフに作ったらしいですが、そーいや「マリオ」のBGMも使ってたよーな気もする…あ、光GENJIデビュー前の大沢樹生も出てたんだなぁ…
27 必殺仕事人X・旋風編
(1986.11/7〜1987.3/6)
中村主水(藤田まこと):南町奉行所同心 剣で斬る
鍛冶屋の政(村上弘明):鍛冶屋 短い手槍で急所を刺す
夜鶴の銀平(出門英):船首の船頭 糸の付いた銀の折鶴を飛ばし、相手の首に巻きつけ、鶴の嘴に仕込んだ針で喉を刺す
西順之助(ひかる一平):歯科医 竹製のバズーカ砲
便利屋お玉(かとうかずこ):リサイクルショップ「便利屋」 情報収集係
  これもあんまり覚えてないなあ…銀平の殺しを見て、”うわ、痛っ!”って思ってた記憶はあります(笑)。「仕事人V」のとこでも書きましたが、あのバズーカ撃ってたのって順之助だったと後になって知ったという…うーむ、ひでぇな、俺…(苦笑)。
28 必殺仕事人X・
風雲竜虎編

(1987.3/13〜7/31)
中村主水(藤田まこと):南町奉行所同心 剣で斬る
鍛冶屋の政(村上弘明):鍛冶屋 短い手槍で急所を刺す
かげろうの影太郎(三浦友和):大道芸人 先端に針を仕込んだ南京玉すだれを伸ばし、相手の急所を突く
お玉(かとうかずこ):影太郎の後ろで三味線を弾く 影太郎の仕事の際、金粉を飛ばし、相手をひるませる
  やっぱ影太郎かな。なんか好きなんですよ(意外とファン多いと思うんですが)。あの飄々としたたたずまい(言葉間違ってません?)、得物が南京玉すだれってのもナイス!「旋風編」よりは良かったと思います。
29 必殺剣劇人
(1987.8/7〜9/25)
カルタの綾太郎(近藤正臣):賭場の札まき 二刀流で斬りまくる
早縄の清次(田中健):火消し 火消し道具の「長鳶」と、投げ縄
すたすたの松坊主(あおい輝彦):祈祷師 槍で刺す、最後に張り子の大ガマを出して残った相手を気絶させる
  シリーズとりあえずの最終作は、必殺の常識を打ち破った一大チャンバラ活劇。でもめちゃくちゃ面白かった。後で資料見て、”うそ、たった8回の放送やったっけ?”って思ったくらいインパクトは絶大でした。当時見てて、”これって殺してねーんじゃねーか?”なんて思ってましたが、3人の名セリフ「寄らば斬るぞ!」「おとといきやがれ!」「ムフフ、バカめ!」だけでもう俺はOKでした(笑)。でも最終回はゲスト・中村主水(!)の協力を得て、歴代の仕事師達の技で殺しを行う3人。「仕留人」の再放送で、大吉の心臓掴みを見たとき、”これどっかで見たことあるぞ、でも石坂浩二の必殺は初めて見るし…”って思ってたんですが、この「剣劇人」の最終回で松坊主が使ったのが大吉の技だったんですよね(俺の記憶力ってスゴイかも…)。
30 必殺仕事人・激突!
(1991.10/8〜1992.3/24)
中村主水(藤田まこと):南町奉行所同心 剣で斬る
(三田村邦彦):飾り職人 簪で急所を刺す
山田朝右衛門(滝田栄):御様御用首斬り役 剣で斬る
夢次(中村橋之助):時計師、後にフリーターに 煙草入れと煙管を組み合わせた煙管銃でゼンマイ鋼を飛ばし、相手の胸を射抜く
お歌(光本幸子):面売り トリモチを塗ったお面を相手に被せ、匕首で斬る
初瀬(酒井和歌子):大奥中臈 仕事人の元締
  約5年ぶりに復活したTVシリーズ。でも印象は薄いなぁ…剣で斬るのが2人もいるもんな…山田朝右衛門先生は渋くて良かったけど。一番気に入ってたのは、夢次が煙管銃をセットするときの歯車チュイィィィンだったりする(爆)。たぶん全話見てるはずなんだけど、どーにもインパクトは薄い…

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