大黒摩季
LIVE NATURE #3 "Shine or Rain"
1999 4/13　　at広島厚生年金会館

My Seat:１階T列１３番

　　大黒摩季、全国ホールツアー、広島2Days２日目！今回もステージには半円の形に布がかぶせられていた。（うーん、布…かな。照明とかの影響でそう見えただけかもしれんけど…）オープニング、SEが流れ始め、ステージが暗転、次の瞬間、ステージに大黒とグランドピアノが！おもむろに弾き語りを始める。曲は「STOP MOTION」。めちゃめちゃ意外な始まりだ。１コーラス終わったところでピアノから離れ、一気にバンドが登場！（このセットチェンジはけっこうすごかった）残りは通常のアレンジで。続いて「FIRE」。そして「ROCKs」とハードロックが続く。しかし「ROCKs」は、今回も絶対最後の方に演ると思ってたのに、こんなに早く演ってしまうとは…最後はいったいどーなるのか…
　　最初のMC、初のホールツアーで、しかもまだ３日目ということで、かなり緊張しているらしい（とてもそーは見えんのだが…）今回もAlbumのツアーではないため、割と新旧とり混ぜた選曲（だいたい１曲目がデビュー曲だもんなぁ）。ツアータイトルから考えて、絶対演るだろうと思っていた「Tender Rain」。ささやくような切ないボーカルが大好き。途中の留守電、生で演るかなーって思ったけど（CDのこの声はギターの葉山さん）残念ながらテープだった（笑）。サックスの勝田さん、メインのリフから最後のアドリブっぽいソロまで派手に吹きまくっていた。ここらへんの曲はけっこう勝田さんが目立つ曲が多かったように思う。
　　「I can't stop the rain」もピアノの弾き語りで。葉山さんがアコギでからむ。ここでは、バラードが続く。そして、ステージの中央に縦長のスクリーンが降りてきた。そこに映画のフィルムみたいに１コマ１コマの写真が流れていく。SEはやがて「Introduction」に変わり、正面からスポットライトを当てられた大黒登場！（スポットライトってゆーかステンドグラスみたいにカラフルなもので、真っ白な衣装だったためスクリーンに同化して見える）「Introduction」ときたら、もちろん「理由」。コーラスの２人がめっちゃ叫んでた（笑）。
　　「後半はやっぱり盛り上がらないといけませんね！」というMCから、まずは「ボクらの知らないところで」。間奏でまた（笑）暗転し、フラッシュみたいな感じで一瞬ずつ見えるステージには、何やらいろんな者が出現していた（前回のツアーの”馬”とか、あとトラのかぶりものも見えた（笑））。「チョット」まできて、もうこの辺で終わりかな…って思ったら、次の瞬間「永遠の夢に向かって」のリフが！そっか、今回「ROCKs」の代わりに後半に用意されたのはこの曲だったんだ！もう俺もサビは叫ぶ叫ぶ（笑）、拳も上がりまくるさ！そして最後は新曲「太陽の国へ行こうよ すぐに」で本編は終了。この曲もどこで演るかなって思ってたけど、なんか納得な位置。
　　アンコール、まずはパーカッションとドラムのソロからメンバー全員が打楽器を持ってサンバ（？）を。そのうち大黒も登場し、ティンパレスを派手に叩く！こういう系統がきたら、やっぱり「いちばん近くにいてね」。前半のようなハードロックから、この曲のようなラテン系まで、このような音楽の幅の広さが（しかもクオリティーが高い！）彼女の人気の一つの要因じゃないのかなって思った。彼女自身「自分の曲の中でも特に勇気を与えてくれる曲」という「Power Of Dream」。最後はもちろん「ら・ら・ら」で天井から無数の黄色い風船が落ちてきた！
　　非常に盛り上がり、これで終わりかなって思ってたら、メンバーはもう一度帰ってきた！８月に行われる横浜スタジアムLiveに向けて、まさにこれから「夏が来る」で大トリを飾った。いやーこの曲も大好きなんですよ。最後に聴けてよかった。今回のメンバーのドラムとキーボード（ドラムは前回と同じ人ですが）の人は、彼女の高校時代からのバンド仲間だそうだ。なんかいいなぁ、そういうのって。プロになっても一緒に演れるってスゴイことだと思う。ま、とにかく今回も楽しかったです。次もチケット取れたら見に行くと思うな。　('99 4/21)