THE ALFEE
"AUBE2000"
2000 5/13  at福岡サンパレス


1 GATE OF HEAVEN
2 Dark Side Meditation
3 SWINGING GENERATION
〜MC〜
4 シンデレラは眠れない
5 Someday
6 暁のパラダイス・ロード
〜MC〜
7 あなたの歌が聞こえる
8 Pride
9 自由になるために
〜MC〜
10 AUBE〜新しい夜明け
11 幻夜祭
12 My Best Friend
13 On The Border
14 Flower Revolution
15 ラジカル・ティーンエイジャー
(ENCORE 1)
1 D.D.D!
2 恋人になりたい
3 夢よ急げ
〜メンバー紹介(?)〜
4 希望の鐘が鳴る朝に
(ENCORE 2)
〜MC〜
1 Musician
2 Heart Of Justice

My Seat:1階16列42番


  2000年、春ツアー!本来、倉敷が俺の初日になるはずだったんだけど、都合で行けなくなり、その代わり(?)に、ツアーでは一番遠い遠征を敢行、福岡初上陸!2Daysの初日のみですが、行ってきました。

  今回のステージセットは、かなりシンプル。去年の春みたいにでっかい照明テラスもないし。俺が今まで見た中で、一番シンプルかも。そしていよいよ開演。オープニング、流れてきたSEのフレーズ…「GATE OF HEAVEN」だ!ステージの真ん中が開き、3人が登場!楽器を持ち、いよいよスタート!それにしても、いきなり組曲をもってくるとは。さらに2曲目も「Dark Side Meditation」と変拍子炸裂!この曲の疾走感あふれる変拍子、大好きなんですよ(笑)。そして「SWINGING GENERATION」!この曲をこんな前半で聴くのは初めてだったので、すごく意外でした。でも、めっちゃ盛りあがるからいいんだけど(笑)。

  最初のMC、いつも通り、坂崎が話すと思いきや、スポットが当たったのは、桜井!「こんばんわ。あいにくの天気ではございますが、皆さん、風邪などひいてはいませんか?」私、この日、熱ありました(爆)「風邪の菌は、私には向けないでください。私の中に菌が入ると、増殖します(笑)…(中略)…病は気からと申します。やはり、しっかりと心は開かなきゃいけません!ゴールデンウイークも終わり、会社員なんかは、ダラダラと過ごしていると思います(笑)。たまったフラストレーションをここで発散して、スッキリと!」と、心を開くって話を続け(笑)、「それでは、次はこの曲を」と言った瞬間、坂崎の叩くシンセドラムが!「シンデレラは眠れない」!久しぶりに聴くかな。そして続いては「Someday」!これも久しぶり!しかもけっこう好きな曲なんでうれしかったな〜。続いて「暁のパラダイス・ロード」と、盛りあがる曲が続く。

  今度は坂崎のMC「はい、どうもありがとうございます!『暁のパラダイス・ロード』をお送りしましたけど、この曲は1983年、3月の発売、『メリーアン』の直前の曲ですね。初登場50位を記録しまして(客席「おお〜」)、次の週には圏外に消えちゃいましたけどね(笑)。
  …(中略)…それでは、皆さんお疲れでしょうから、後半戦に備えてどうぞお席の方におつきになってください。えーと、福岡は去年の11月23日以来かな?前回も来た人!(かなり多くの手が上がる)おお、出席率がいいですね。では、今回のツアー、もういろんなとこ回っております、近くだと徳山だとか、北海道だとか(笑)、その中でもうどこか行ったって人!(これもけっこう上がる)けっこういますね〜。では!もう6曲終わったとこですよ。1曲も知らないって人もいるでしょう(笑)生まれて初めて、アルフィーのコンサートに来たという人!(ちょっと上がる)おお!20数年やっておりますが、どこに行ってもまだ初めての人がいるんですよ。(この辺で、遅れて客席に入ってきた人が)いらっしゃいませ!今、みんなでそろそろ来るんじゃないかって噂してたんですよ(笑)、への5番?(と、いつも通りの名調子!でも…)鳥取で言ったら、本当にへの5番があってびっくりしたんだよ(笑)、そこは私の席だ!なんて言われちゃったりして。まぁとにかく、初めての方は、周りのベテランそうな方にいろいろ聞いてみてください。
  さて、我々アルフィーはデビューして26年目に入りまして、四半世紀ですね。1974年の8月25日、
『夏しぐれ』でデビューしまして、B面が『危険なリンゴ』。『ぎんざNOW』(当時のTV番組)で『危険なリンゴ』歌ったりしてましたね(笑)。ということで、70年代のバンドなんですけど、79年、再デビューした時は、フォークスタイルで、当時『フォークソング紀行』なんてツアーやってましたけど、今考えたらすごいタイトルですよね(笑)。桜井と高見沢は同じ高校でして、某M学院大学(笑)、そこで70年に知り合ってますから、30年の付き合いになるんですよね。何事もなく30年が過ぎてますが(笑)。今日もニコニコしながら、王子が(笑)。今回のツアーパンフの僕のページに白い馬が写ってるんですが、こちら(高見沢)にお借りしました(笑)。現在37頭!(笑)北海道の牧場で、酪農しております(笑)。ちなみに桜井は豚です(笑)。家畜ですね(笑)、生ゴミなどを食わせて、まるまる太ったところで、最後に自分が食べると(笑)。
  …(中略)…当時はやっぱりいろんな悩みを抱えてまして、僕なんか、東大行ってるはずだったのに(笑)。親とぶつかったりなんかしてね、玄関開けたらぶつかったってわけじゃないですよ(笑)、ウチの親は小さいので飛んでっちゃいますから(笑)。家は見た目2階建てですけど、実は3階建てって言われてましたから(笑)。で、ウチの母親、まさえに『なんで俺なんか産んだんだ!』って言ったりして。皆さんも1度は言った事あるでしょ?(あまり反応がない…)あまりいないか(笑)。思春期の頃って…桜井さんも人並みに恋してましたからね(笑)。僕と高見沢の2人でけしかけて、責任は俺達がとるからとか言って(笑)、何の責任をとるんだって感じですよね(笑)。
  音楽だと、当時はやっぱり拓郎さんですね。曲を聴いて、これは僕のために作ってくれたんだ!などと勘違いしてみたり(笑)。高見沢はハードロック…」
で、どういう流れかは忘れたけど、(時間がなかったのか?)「今日はここで完結!続きは明日!(笑)…悩みなんてのは、逆に今の方が増えていってるんですよね。でも音楽によって救われることだってあるじゃないですか。皆さんが僕達の音楽を選んでくださってる…”くださる”なんてなんか丁寧な言葉使いしてますが(笑)。それでは次の曲です。これは久しぶりですね。85年に発売されたアルバム…あ、85年で当たってた(笑)、当てずっぽうで言ったのに(笑)。85年の6月に発売されたアルバムがあるんですよ。タイトル分かりますか?(『FOR YOUR LOVE』〜)そう、『FOR YOUR LOVE』ですね。それではそのアルバムの中から、『あなたの歌が聞こえる』。」ほんとに久しぶりに聴きます。続いては「Pride」!ほんとに桜井様は素晴らしい!これに尽きますね。そして今年の大阪国際女子マラソンのテーマになった、まだCDでは未発表の「自由になるために」。これもまた素晴らしい曲です。

  高見沢のMC、「はい、どうもありがとうございます!(客席から、高見沢さ〜ん、たかみぃ〜、など、いろんな声が)何言おうとしたか忘れちゃったじゃないか!(笑)えっと、そうだ『自由になるために』、これはまだCDとしては未発表の、アルフィーとしては、一番新しい曲の1つです。あと『ウエークアップ』という番組のテーマ曲として、これもまた未発表の曲が流れています。レコーディングばっかやって、いつ出すんだって感じですが(笑)、今年中には発売するつもりですので。さっき、『あなたの歌が聞こえる』を歌ったんですけど、この曲はなんか、場面が出てくるよね。…来ないか?(笑)そうか、今はラジオじゃないよなぁ、(客席から「ラジオだよー!」って声が)博多はそうなんだ…(笑)よし!ラジオって曲を作ろう!(笑)
  …(中略)…今回のツアーは"AUBE2000"、20世紀最後のツアーになるんですけど、『A.D.1999』という曲は81年に作ったんですけど、その頃は99年までこのグループがあるとは、あまり想像してなかったんですよね。でも、こうして1999年を越え、2000年にこうして、ステージを続けてられるっていうのはやっぱり、幸せなことだと思いますね。…(中略)…20世紀は戦いの歴史と言われますけど、人間というのは、好戦的な生き物で、常に破壊と再生を繰り返しているわけです。でも90年代に入って、独裁者が亡くなったり、イデオロギーが崩壊したりと、悲しいニュースから、21世紀はよりよい時代になっていくんではないかと思います。僕はよく、夜空の星を見上げることがあるんですけど、あの星々は、はるか昔から我々人間を見つめてきてるわけですよね。」…という話から「AUBE〜新しい夜明け」へ。もうすっかり、サビでの拳上げが定着しちゃった感が…俺は上げてませんけど(笑)。続いて「幻夜祭」!なんだかオープニングの2曲の影響もあってか、変拍子が連発されてるような気がする(笑)。最後に大きな火柱が4本上がった!そして「My Best Friend」!個人的にめちゃめちゃ聴きたかった曲なんで、めっちゃうれしかった。「On The Border」も久しぶり。よく考えたら、この選曲の構成って、前のMCをふまえたものになってるんだよね。独裁者とかイデオロギーとか「My Best Friend」の歌詞そのままだし。そして「Flower Revolution」と、結果的に『ARCADIA』から3連発!最後はなんと「ラジカル・ティーンエイジャー」!ホールの会場で聴いたのは初めて(笑)。1番のサビ前でちょっと歌詞をつまらせたたかみぃ。即座に声が大きくなる俺(笑)。この曲からも”悲しいニュース”ってキーワードが先のMCに入ってますね(意図的に言ったのかどうかは分かりませんけど)。やっぱこの曲もいいなぁ。生で聴いて、ますます好きになりました。こうして、大盛り上がりの中、本編は終了しました。

  アンコール、帰ってきた3人が「D」を叫びだす(笑)。「Do you remember ?」とか(笑)。もちろん「D.D.D!」だね。さ、グローブの出番だ(笑)、アンコール1曲目からこれ演るとは思わなかったんだけどね。けっこうピンクの手が目立つんですけど、やっぱ去年のアリーナツアー(武道館、名古屋レインボー、城ホール)に行った人って多いんだね〜。早くも大盛り上がり!そして「恋人になりたい」!最後の♪恋人になりた〜いっから間髪入れずに「夢よ急げ」に!一瞬何の曲に入ったか分からなかった程、絶妙な入り方だった(笑)。盛りあがる曲が続き、メンバー紹介。「ドラムス、長谷川浩二!キーボード、山石敬之!」といつも通りのサポートメンバー紹介から、高見沢生ギター、吉田、拓郎〜〜〜!(笑)坂崎がいきなり♪こ〜れ〜こそぉわと〜信じれる〜ものが〜「イメージの詩」を歌い出す!(笑)さらにそれがいきなり♪カップスタ〜ァ〜になり(爆)、再び「イメージの詩」に戻る(笑)。今度は桜井がメインボーカル、南、こうせ〜つ!(笑)坂崎、今度は「妹よ」を歌い出す(笑)途中で「もういいや(笑)」って言って終了(笑)そして、ベースギター、ジュリ〜〜〜〜!と同時に「勝手にしやがれ」が!(爆)歌い出す桜井!もう最高!やっぱジュリーは似てるなぁ(笑)最後の♪ア〜ア〜は客席もみんな手動かしてるし(無論、俺も/笑)。そして、高見沢の「We are THE ALFEE!」って叫びで、最後の「希望の鐘が鳴る朝に」に突入。イントロ頭がカットされてたので、これも一瞬何の曲だっけ?って思ってしまった(笑)。最後には鐘の音が鳴り響いた。それにしても、桜井様コーナーがなく、あまり拳突き上げ系ではない曲でしめるアンコールも珍しい…。

  2回目のアンコール。高見沢のMC「はい、どうもありがとう!いつもいつも熱い激しいノリをありがとう!さて、我々アルフィーの19回目の夏のイベントが決まりました!今年は、8月の12,13の2日間、東京、神宮球場で行います。東京の山手線…みんな分かる?(笑)さすがに分かるか。山手線の中で行えるということでアクセスも非常にいいです。東京のど真ん中って事で、騒音などの問題もありますので、東京でやるのは、もしかしたら最後になるかもしれません(笑)。今回は初日がクラシックスという事で、ニューヨークやベルリンでやったステージの再現をします。クラシックって事で、近所のおじさんを連れてきてもいいかもしれません(笑)。まぁアルフィー自体がクラシックとも言われてますから(笑)。そして2日目はいつも通りの、花火とメタル!あれ?(笑)「あ、いや(笑)メタルもやりますけど…俺は全部メタルでもいいけど、ついてこれるか!?(笑)なら、福岡でメタル演ろうか?うお〜〜!坂:「演るんなら早めに演った方がいいぞ〜(笑)」で、結局演らず(笑)。
  「なんか桜井はじけてるよな、やっぱサイフが見つかったからか?(笑)免許もあったんだろ?」で、桜井、皆様のおかげとばかりに土下座する(笑)。客席から「よかったね!」の声が。桜:「ありがとう。」おまえら友達か!(笑)…(中略)…福岡のノリを東京まで持ってこいよ!これを逃すと、もう20世紀中にはないから(笑)。とにかく今年はクラシックとアルフィーの夏で燃え尽きましょう!
  僕達にももちろんティーンエイジャーだった頃があって…今ティーンエイジャーって人いる?
(は〜い!とか、今19だよ〜!って声が)そうか、19か…ギリギリ、ティーンエイジャーだな(笑)。あの時はほんとにつらかった…いろんな過去もあり(笑)、夢もたくさん持ってました…オバケのQ太郎になりたかったなぁ…とか(笑)」場内大爆笑(笑)坂崎が「それ、叶ってるじゃん(笑)」知らない人のために説明すると、数年前、高見沢はLive中、オバQになった事があるのです(笑)。それから、仲間やギターなど、いろんなものが自分達を支えてきたという話をして、「Musician」に。オリジナル、『Promised Love』収録バージョン、98年秋ツアーバージョンとも、また違ったバージョンになってた。でもやはり名曲ですな。そして続いて、シンセベースがベンベン鳴り始め、何の曲だろうと思っていたら、やはり♪自由の歌が〜「Heart Of Justice」だった。これもツアーごとにイントロのアレンジが変わっていくな…。高見沢先生、ステージ中央で下から風に吹かれながら歌う!(笑)間奏に入ると、後ろのスクリーンが上がり、銀色の剣形のギター(エクスカリバーってやつだっけ?)が登場!それを手に取り、構え、弾く高見沢!こうしてこの曲で、本日のLiveは終了しました。なんかこの曲で終わるのもめずらしいなぁ…。大好きな曲だけど。

  よく考えたら、今回は重金属系の曲を一切演ってないんだよね。聴かせるLiveだった感じ。実際2日目はあんな曲、こんな曲演ってたり…。でも好きな曲は多く聴けたし、良かったとは思う。次は広島2Days!非常に楽しみです! (2000 5/19)