THE ALFEE
20th Summer 2001 Kingdom
Chapter T: Greatful Birth

2001 8/25  atさいたまスーパーアリーナ


1 星空のディスタンス
2 風曜日、君をつれて
3 STARSHIP-光を求めて-
4 冒険者たち
5 JOURNEY
〜MC〜
6 泣かないでMY LOVE
7 別れの律動
8 暁のパラダイス・ロード
9 恋人になりたい
〜It's for you〜
10 挽歌
〜MC〜
11 夏しぐれ
12 メリーアン
13 NEVER FADE
〜MC〜
14 Juliet
15 GATE OF HEAVEN
16 LIBERTY BELL
17 Crisis Game〜世紀末の危険な遊戯
18 Masquerade Love
19 Heart Of Justice
(ENCORE 1)
1 D.D.D!
2 恋の炎
〜ホルちゃん登場!〜
〜ロコモーション〜
3 夢よ急げ
4 SWEAT & TEARS
(ENCORE 2)
〜MC〜
1 至上の愛
2 ラジカル・ティーンエイジャー
〜Wind Tune大合唱〜

My Seat:200レベル205扉16列68番


  ついに、20回目の夏!2回目の夏(83年)の武道館以来の屋内での夏イベとなった今回。スタンド席だったんだけど、とりあえず、最初の印象が「広い!」さすが国内最大のアリーナ会場なだけある。そして、この日は、アルフィーデビュー27年目の記念日。開演15分くらい前だったかな、何気なく場内アナウンスを聞いてたら、最後に「皆様、前方のスクリーンをご覧ください」と。見てみると、全ての演奏が終わった直後、伴奏が流れ、スクリーンで歌詞と合図を送るので、みんなで歌ってくださいというメッセージが。そう、あの曲です。メンバーには内緒だよ♪ほんまに内緒かどうかは分からないけど、とにかく、これは期待できる。もちろん、あの曲、だよね(笑)。ちなみに、開演直前にもう1度メッセージ流れました。

  10数分遅れで、ついに開演。英国国歌のSEが流れ、ステージセットの上の方に3人が登場!今回のステージは、真ん中、左、右と3本の花道がアリーナ前方に伸びているんだけど、楽器を持った3人、そのまま真ん中の花道の先まで出てきて、そこに置いてあるスタンドマイクに向かい、おもむろに♪ほっしぃぞら〜の〜しぃたぁのでぃ〜すた〜んす!と歌い出した!いきなりこれかい!確かに、デビュー日という事から、メモリアルな曲がオープニングになるだろうとは思ってた。でもデビュー曲じゃ、フォーク調でインパクトに欠けるし、「メリーアン」だと、カウントダウンとかぶる(笑)。そう考えたら、この曲がオープニングなのは必然だとも思える。もちろん、いきなり大盛り上がりだ!続く2曲目は、けっこう久しぶりの「風曜日、君をつれて」。夏っぽい曲だね。そして「STARSHIP」!なんかシングル曲が続く…なんとなくカウントダウンを思い出す。さらに「冒険者たち」と、これまたシングル曲。まさかこのまま…と思っていたのだが、この曲が終わり、鳴り出した汽笛の音。高見沢が、光線銃を使ってエフェクト音を発する。しばらくスローテンポで続いていたのだが、徐々に加速していき「JOURNEY」に突入!久しぶり!そして、イントロからぶっ壊れる俺(爆)。もう大好きですからね、この曲。♪Come on!Go ahead!Live and Let Die!なんか全力で叫びまくり(笑)。最後のギターソロ、今回は何分続くのか?(笑)と思っていたら、さすがに序盤だからか、あっさり終了(笑)。

  最初のMC、坂崎「こんばんわー!ようこそ、アルフィー王国へ(笑)。いよいよ、アルフィーにとって20回目の夏がやってまいりました!」と、まずは会場の話「すごくきれいな所でね、きれい78%、残りは、大きすぎるってところでしょうか(笑)。夏のイベントも20回目ということでね、おめでとうございます、ありがとうございます(笑)。しかも今日はアルフィーのデビュー27周年記念日でもあり、メモリアルな日です、ありがとうございます(笑)。1回目は82年、所沢の航空記念公園だったんですが、それに来た人!」やっぱりそういう人もいるんですよね〜。で、例によって、初めての人も聞く。で、全体で声を出してみようという提案が出て、客席全体が「イエー!」と叫ぶ。「なんかへーとオーが入り混じった感じですね(笑)。さて、初めての方もいらっしゃいますが、初めての高見沢。夏なのに白い(笑)。こちら(高見沢)は因幡の白ウサギ、こちら(桜井)は、秩父の黒ブタですからね(爆)。」それから話の途中、「いい席の方も、悪い席の方も…」と言った坂崎。そこで高見沢「坂崎、それは違うぞ。悪い席なんてないんだよ。」「ああ、そうですね。それじゃあ、近くの方も、全体を見渡せる方も(笑)、このメモリアルなイベント、27年の全てを出し尽くしていきますので、どうかその覚悟でお願いします!さて、僕達は昔は、ライブの動員数はあるのに、レコードが売れないというバンドでして、次にお送りする曲も、リリースする時には、これはいい曲だ、絶対売れる、と期待されました。しかし、結果は期待ハズレでした(笑)。それではお送りしましょう。」と始まった曲は、「泣かないでMY LOVE」。かなり久しぶりかも。でもほんまええ曲やと思う。続いて、たぶん俺は生で聴くのは初めての「別れの律動」。そして、「暁のパラダイス・ロード」「恋人になりたい」と、初期のシングル曲でも盛り上がる系の曲が続く。「It's for you」を挟み、これまた初期の「挽歌」。結局ここは「メリーアン」以前のシングル曲で構成されてました。

  坂崎MC「はい、どうもありがとうございます。『泣かないでMY LOVE』『別れの律動』『暁のパラダイス・ロード』『恋人になりたい』、いずれも、期待されながらも、いきそうでいけなかったシングルでした(笑)。この頃は、シングルを出すたび、これはいける、これはいけると言われていたんですが、結局いきませんでしたね(笑)。」と、いろいろ話していた坂崎。そんな中、桜井、唐突にセットの階段を登りだし(笑)、そして、反対側から降りていった(笑)。「何やってんだよ!(笑)」「…ちょっと行ってみたかったんだよ(笑)。」それから、当時のプロモーションを振り返り、ラジオでリスナーに呼びかけていろいろ(例えば、レコード店のランキングで、こっそり2位あたりのとこに置いておくとか/笑)してたり、地方のレコード店もプッシュしてくれたり、ラジオ等のリクエストでは強かったなどという話を、「もう組織票が(笑)。熱心なファンの方が1人10票とかね。ほんと、Liveの動員もある、リクエストも強い。もうあと足りないのはヒット曲だけ!そんな時代の曲でした。」それから、今日は桜井がちょっと派手な衣装だという話になり、肝臓が悪いと言われて「悪くはないですよ、いたわってないだけで(笑)。」ちょっとHIROMI GOのように回ってみたりとかして(笑)。
  そして、また昔の話に戻り、ようやくヒットしだした頃の話に「それこそ、いろんな曲をやってますからね。これが当時、評論家には節操がないとか言われてたわけですよ。ところが、ヒットしてしまうと、これが幅広い音楽性と言われるようになるんですね(笑)。まぁ、デビューがデビューでしたからね、27年前の8月25日!アルフィーはこの曲でデビューしました!」でも、不機嫌な高見沢。「俺は2度とこの曲を歌いたくないんだよ。」「そんな事言って、何年か前にも歌ったじゃんかよ(笑)。」「あれが最後なんだよ!(笑)」「それじゃあ今日この曲を歌うと思ってた人!」は〜〜い!(笑)「いや、だめだ。まずこの衣装に合わない(笑)。」「そんな子供じゃないんだから。みんなのニーズに応えないと。」いいもん、子供だも〜ん(爆)。」「まぁとりあえずやってもらいましょう!」「だって今日は25日だろ?この歌を歌わなくてどうするの?」と、いうわけで専用マイクが登場。派手な…(笑)でも、まだまだ不機嫌そうな高見沢、ずっと客席に背を向けたまま。「今、アルフィーの旅が始まります(笑)、それでは、『夏しぐれ』。」イントロが始まっても、まだ後ろ向いたまま。ところが歌に入った瞬間、いきなり振り向いて、歌い出す!(笑)真ん中の花道の先まで出てきて、回るし(笑)。もうノリノリ(爆)。そして続いては「メリーアン」。なんとなく予想ついた、てゆーか一昨年の夏イベと同じ並び(笑)。そして、「NEVER FADE」と続く。デビュー曲、ブレイク曲、そして最近の曲と、27年の歴史を突き抜ける3曲でした。

  高見沢MC「はい、どうもありがとうございます。『夏しぐれ』…もう2度と歌いません(笑)。」そして、今の3曲の流れについて話し、「でも、歌が一番自由なのかもしれないしな。さて、今週、21世紀初のシングルが出ました!アルフィーには女性の名前をタイトルにした曲がけっこうあるんですけど、さっきの『メリーアン』もそうだし、『霧のソフィア』『クリスティーナ』…まぁ、そんなとこですけど(笑)、またまた、女性の名前のシングルです。この曲がオリコンのベスト10に入ると、34曲連続ベスト10入りで、新記録になるそうです。みんなのおかげで、なんとかベスト10に入りそうです!それでは、生でこの曲をお送りしたいと思います!27周年のこの日に!49枚目のシングル!『Juliet』!!」もうちょっとおもろい事言ってたと思うんだけど、メモ解読不能(笑)。というわけで、ついにLive初披露となったこの曲!もうシングル聴いた時から、絶対盛り上がる曲になると思ったけど、ほんまにその通り!もうめちゃめちゃ盛り上がった!またLiveの定番になりそうな曲が増えたね。ここでテンション高くなったところだけど、次は「GATE OF HEAVEN」でいきなり重くなる(笑)。そして、「LIBERTY BELL」とメッセージ色濃い曲が続く。さらに「Crisis Game」!イントロ完全版は久しぶりかもしれない。これもメッセージソングだけど、盛り上がる曲ですわな。この曲が終わり、シンセのSEが鳴る中、高見沢が歌い出したのは「Masquerade Love」のサビ!こういう入り方って、初めてだっけ?なんか前にもあったような気が…ま、とにかく「Masquerade〜」である。速攻で崩壊する私(笑)。もう頭ガンガンに振ってるし、ステージまともに見てない(爆)。ここまで盛り上がって、さらに鳴り出したシンセベース聴いて、マジっすか?って思いましたわ。「Heart Of Justice」!初日なのに(?)ここまで惜しげもなく盛り上がる定番曲を連発してくるとは!花道を走り回り歌う高見沢!とにかく盛り上がり、本編は終了。

  アンコール。まずは「D.D.D!」フライングたかみぃ登場!(笑)野外の夏イベではフライングは不可能ですからね(笑)。モニターには、ポチとタマが踊っている。もちろんサビでは、しっかり定番と化したパラパラを踊ってた(笑)。これで初めてちゃんと覚えた人もけっこういるんじゃないかな。俺もそうです(爆)。でもフライングもものすごかった!いつもなら上下左右のみの動きなのに、真ん中の花道の上に沿って、前後の動きまで入りました!これ、客席の上にいっちゃうと、危ないから、日本ではダメらしいですな。花道の上という強引な妥協案といえる(笑)。もう、席が花道先端の真横くらいの位置だったんで、この前後移動がほんますごく見えたんですわ。同時にハラハラもしてたし(笑)。もちろん、間奏のドナギターを弾くところで降りてきましたけどね。花道先端に着地で、ちょっとよろけていたけど(笑)。この曲が終わり、続いてたかみぃが弾き出したリフ…「恋の炎」!マジっすか!私、本日3回目の崩壊です(爆)。もう頭っから、変なテイクバック入れて拳上げるみたいな(笑)。幸ちゃんもこっち側の花道にやってきてたし。
  この曲が終わり、桜井はいつの間にかステージから消え、坂崎がベース持ってちょっと弾いてた(「Smoke on the water」弾いてたかな?覚えてねぇ…/笑)そんな中、なんと、ホルちゃんが登場!まさか夏イベにまで登場するとは思ってもみなかった。演奏に合わせて軽快に踊るホルちゃん(笑)花道の先で、そんな異様な光景が(笑)。しかも、演奏止めない上にどんどんテンポが速まっていくし(爆)。ようやく止まり(誰が止めたか忘れたけど…)、「春にギックリやってるんだからさぁ(笑)。」って言うのに、また音出す2人(笑)。そして、この着ぐるみについて「これって1着しかないんだよね。もう伸びちゃってるんだよ(笑)。耳が立たないし(笑)。」で、会場の広さから、音が反響するので、「ここ、すごーく喋りにくいのね(笑)。自分が何言ってるかよく分かってません(笑)。」そして、誕生日だからということで、プレゼントがあると。ホルちゃん、たかみぃ見ていきなり「さっき飛んでなかった?(笑)」飛ぶ?(笑)」「いやいやいや(笑)。」で、ステージ袖までプレゼントを取りに行くホルちゃん、途中でちょっとこける(笑)。そして持ってきたプレゼントは…干し草(爆)「これはあんたが食うやつでしょ(笑)。」「そうだけど、バカにすんじゃないよ。イタリアで特別に干したやつなんだから(笑)。仕入れたのはさいたまのJA(笑)。」で、とりあえず受け取ったたかみぃ、1本くわえる(笑)。そしたらホルちゃん「すいません、それ、毒あるんで(笑)塩コショウふって(笑)。」「食えるかよ!(笑)」「バカ、後で出すんだよ、1回。」「反芻だ(笑)。」「胃が5つくらいいないのかい?(笑)」
  で、やはりこれだけではいかんだろうと言う事で、2つ目のプレゼントとして、ケーキが登場!スタッフが台車に乗せて花道の先まで運んでくる。途中、段差に苦戦(笑)。すごい!でっけぇ!で、ロウソクに火を点けるんだけど、27本に1本づつ点けていくのはけっこう骨な作業…(笑)。「フランスのケーキ職人に作らせました、空輸です。JALで(笑)。」「おい、なんかロウソクが点けてるそばから消えていくんだけど(笑)。」こんな広い空間な上、酸素がちょっとうすくなってるのか?(笑)ようやく全部火がついて、ホルちゃん先導のもと、みんなでハッピーバースデイを歌う。客席サイドとしては、開演前のあれがあるから、あれ?って感じだったんだけど(笑)。それから、ちょっと話してる時に、たかみぃ、手についたクリームをホルちゃんにつける(笑)。俺はタオルじゃないよ!(笑)」「君のは拭きにくいな(笑)。」そして、27年前、デビュー日の話に。銀座の山野楽器で、ミニコンサートを行っていたそうで。さっき歌った「夏しぐれ」やら、「危険なリンゴ」やら。あとはサイモン&ガーファンクルのコピーやら歌ったそうなんだけど、最後に、意地でグランド・ファンク・レイルロードというグループ(?)の曲を歌ったそうで。今までコピーした事なかったのに(笑)フォークギター2本で(笑)。なんかその時だけ異様な空気に包まれたらしい(笑)。と、いうわけで、その曲を歌ってみようということになり、「ロコモーション」を歌う。私、なぜかこの曲知ってるんですけど(笑)世代ではないはずなんだけどなぁ(笑)。歌い終わり、「もう、本当に帰らせてもらいます!じゃーねー(笑)。」「ホルスタイン、ホルちゃんでした!」去っていくホルちゃん、そして、そのまま「夢よ急げ」に突入だ!夏イベのテーマ曲ともいえるこの1曲、やはり出てきました。桜井も帰ってきて、3万人の大合唱!さらに、これもまた夏イベに欠かせない「SWEAT & TEARS」!この超定番の2曲で1回目のアンコールは終了しました。

  2回目のアンコール。まずは高見沢MC「はい、どうもありがとうございます。素晴らしいバースデイでした。27歳かぁ…まだ20代だもんな(笑)。これからもアルフィーの人生は続いていきます!まぁ今までいろんな事があったんですが、27年なんてあっという間だったしな。30代なんかもうすぐだしな(笑)、40代になっても続けます!健康には留意して(笑)。あ、そうそう、これ言っとかないとな。指、完治しました!大歓声!「まぁ、これだけ弾いてりゃ、もう分かってるよな(笑)。春のツアーでみんなからのくっちゅけ光線を受けてこうして完治しました!」で、ずっと続けているコンサートの話になって「よく聞かれるんですよ、どうしてアルフィーはそんなに長くツアーを続けていられるのか?飽きないのか?何か秘訣はあるのか?なんて。はっきり言って、そんなものはない!!(笑)」この声が高く響いたので、坂崎&桜井ウケる(笑)。そして、ティーンエイジャーの時に出会った3人が、そのままずっと一緒に好きな音楽をやっていられて、27年の記念日になったという話から、「それでは、今日こうして集まってくれたみんなに、心からの愛の歌を。『至上の愛』。」けっこう久々に聴くかもなぁ。そして、ラストは「ラジカル・ティーンエイジャー」だ!さらに、曲が終わったと思ったら、たかみぃ、そのままギター弾き出して、中央花道の先端まで出てきて、さらにサビを歌う!もう、ほんま泣くね!で、全ての演奏が終わり、3人が揃ってステージ中央に立った瞬間!曲が流れ出し、スクリーンに歌詞が表示された!Happy Birthday Dear ALFEE 君が生まれたこの日に 風の調べに乗せて 愛が生まれそうさ My Wind Tune…3万人が3人のために歌う!なんか呆気にとられている3人(笑)。はっきり言って、全体的にどれくらい響いているのか全然分からなかったんだよね。自分と周りの声は聞こえるけど。でもきっとステージにはものすごい声が届いていたんじゃないかと思う。感動的な瞬間でした。最後にハッピーバースデイ、アルフィー!とシャウトして、こうして、20回目の夏・初日は終了しました。初期のシングル曲を中心に構成された本編前半、そして、定番メッセージソングを連発した本編後半。アンコールも定番中の定番で占め、27年の歴史と、王道を見せつけたような構成だったんではないでしょうか。個人的にも、けっこうツボな選曲だったし、楽しめました。27年間で初のBirthday Liveということでいいイベントになったと思いますです。 (2001 10/28)


場内スクリーン
♪白い〜立て看が〜眩しかった〜夏〜(笑) 終演後、入り口前

Special Thanks:Donaldさん(写真提供)