京介の果てしないひとりごと


Vol.15 2000 11/4

  約半年以上開けてのひとりごとです。単にネタがないのと、書く時間がないってのもあるんだけど。本筋の更新も遅れまくってるしね…。でも今回は、どうしても書きたくなったネタがあり、急遽書く事にした次第で。とりあえず、気の赴くまま書こうと思うので、収拾つかなくなりそうだけど、そんな文でも、そこに込めた俺の想いなど感じてもらえれば幸いでございます。

  先日、あるバンドのギタリストが、突然この世を去りました。別に俺はそのバンドのファンじゃないし、曲もほとんど聴いた事がない。だけど、雑誌などで見る彼ら(その中でも特に”彼”が)は、なぜか気になる存在で(本屋で彼らの単行本を立ち読みした事があるくらい)、この一件は、俺にとっても、少なからず衝撃でした。
  そこで、ファンサイトを見に行ってみた。掲示板には、大勢のファンの悲痛な声が1日で50件保存のログが消え去ってしまうくらい、書き込まれてました。中には、後を追う的な発言も見られ…彼の死因から、自殺か事故かという論議もあったから…。でもhideが死んだ時だって同じような事が言われてたよね。でも俺はどっちかなんて詮索しても、意味はないと思う。どちらにせよ、もうこの世にはいないんだから…。残された人達は、その事実をしっかりと受けとめて、後を追うのではなく、しっかりと生きていくこと。陳腐な言い方かもしれないけど、これが一番大事な事だと思う。

  その掲示板を見てたら、誹謗中傷、いわゆる「荒らし」の発言もあった…。もちろん、黙ってはいられないファンが怒りのレスなどしてたのだが…つけあがる一方で…。なんで、こういった人達は、平然とこんな事ができるのだろう…きっと、大切な人なんていない人生を送ってきてるんだろうな。誰だって、自分の大切な人が非難されたら怒るじゃないか。ましてや、死んだばかりの人に対してなんて…最低だよ。俺は、人に不快な思いをさせるような言動はできるだけしないようにしてる。だって、自分が言われたらイヤじゃんか。気付かずに不快にさせてる事もあるかもしれないけど…。もう、とにかくこれ見てて、怒り通り越して悲しくなってきた。大切な人が亡くなる…まだそんな機会は祖父母くらいしか体験してないけど、俺にとって大切な人は年々増えていってる気がする。もし自分が死んだ時、どれだけの人が泣いてくれるだろうと、ふと考える時がある。泣いてくれる人が多い程、その人の人生は倖せだったんじゃないのかなって思う。

  生きている事。人はいつどんな理由で死ぬか分からない。もしかしたら、明日いきなり交通事故などに遭って死んでしまうかもしれない。だから「今」を精一杯過ごしていたい。なかなかそうはいかない自分ではあるけど。

最後に、空に還った”彼”のご冥福を心からお祈り致します…


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