京介の果てしないひとりごと


Vol.23 2003 12/31

  さて、2003年もついに終わりが近づいてきました。そういうわけで、久しぶりにここで1年を振り返ってみようと。とりあえず先に言っておきます。ものすごいネガティブ全開の話になります(笑)。独り善がりでかなり仰々しい文になるかと思いますが、どうかご容赦いただければ。

  まずは1〜3月…全然覚えてねぇ(爆)そんくらい普通だったんだろうなって思うな…あ、そういやデジカメ買ったんだ(笑)。4月に入ってからは、妹が結婚。それから新マシンの購入、ADSL化と、パソ周りの変化がちょっとありつつ。誕生日にアルコンっていうのもありましたな(笑)。

  で、今年後半だ…さらに限定すると、後半3ヶ月。掲示板見てて、ちょっとピンときてた人はいるかもしれませんが、まぁGLAY的に言うと、恋に恋焦がれ恋に泣いてたんです。なんてゆーか…全てのタイミングが悪過ぎで…まるで、永遠に終わらないあっち向いてホイ(うわ、格好悪い例えやな…)。それでも、なんとか同じ方向を向き始めたんだけど…どうしようもない僕には、不安しか降りてこなくて…

「俺は人と深く関わるのが怖いんだ。人に裏切られるのが怖いんじゃない。俺が人を裏切るのが怖いんだ。」
(「仮面ライダー555」第5話より)

  これと同じ思いを持っていた俺。…裏切ってしまったのかもしれない。やる事成す事全て、結局、自分の都合しか考えてなかった事に気が付いた。これが、状況から出てきたものではなく、元々自分の中にあるものだと分かっていたから、尚更自分が嫌になった。心が軋む音が聞こえた気がした。「Dark Side Meditation」を見直して、自分勝手で迷惑かけたくないから一人が好きって書いてるの見て、なんだ、自己分析できてんじゃんって自嘲してみたり。真剣に悩み、その中でさらに自分の内面を見つめてみて…気が付いた。

オレノジンセイハ、ドウシヨウモナク、ウスイ…

  気付いてなかった。いや、分かってたけど、見ようとしてなかった事実をここで突き付けられた。さらに落ち込んだ。一瞬だけど、俺、死んでもいいかな…って思ってしまったくらい。いや、死なないよ!俺が死んだら悲しむ人がいる限りは、絶対。改めて、自分がどれだけ弱いのか思い知らされた。最初は、そんな自分でも大丈夫だと思ってた。でもその自信すら打ち砕かれてしまった。もっとも、その自信に根拠なんてどこにもなかったんだけど。

  そして、最終的に彼女は1つの答えを出し、俺もそれを受け止めた。悩んでる中で出た選択肢の1つではあったから。はたから見たら、振り回されてただけかもしれないけど。俺、キレても良かったのかもしれないけど(笑)。でも確実に俺にも非はあった。振り回されたにしても、その回転数を上げたのは間違いなく俺自身だし。

  きっと俺には、思い遣りというものが欠如してるんだと思う。冷たいとは思ってたけど、その本質にあるのはそういうことなんだと、今更気が付いた。傷みを知らなすぎるんだよ。人の傷みだけじゃなく、自分の傷みも。相手を傷つけたくないし、自分も傷つきたくないんだよな。でも、それじゃ駄目だと今になって分かった。いや、分かってたけど、勇気がなかったんだな。傷つかないと、きっと前には進めない。それにしても俺は、いろいろ気付くのが、本当に遅いと思う。大学時代、友人に言われた事がある「そこまで辿り着くのが遅いねん。」って。でも本当は、気付いてるけど、それを認めたくない自分がいるんだろう。自分に一番素直じゃないんだよ。いっそのこと悪役になれたら、どんなに楽だろう…でもそうなれないのが俺なわけで(笑)。

  『Going My Way』…このアルバムは、間違いなく自分の中でかなり大きい存在になるアルバムではないかと思う。「I Love You」の歌詞が、悩んでた時期の自分と重なって…。アルフィーの曲にこれだけ打ちのめされたのは初めて。「Another Way」も、やはりぐっとくるし。戻りたい場面、今年はすごく多いけど…でもきっと同じだったかもしれない。ヘタしたら、今よりひどい状況になってた可能性だってある。今のこの状況が一番良かったんだと思いたい。そうやって自分の道を進んでいくしかないんだから。「Pride」も、改めて好きになった。罪…というか、自分の通った道をちゃんと背負って生きていくしかないんだと思う。

  そうやって、自分の弱さを再確認し、夢を追い始めた人を見て、とても眩しく見えたり…。一体いつから俺は立ち止まってしまったんだろう…素直じゃなくなったんだろう…。だから決めた、来年の目標。少しずつでも、強さを身につけていこう。狭すぎた視野を、少しずつ広げていこう。そして、自ら止めてしまった足を再び歩みだそう。まずは環境から変えていかねば。そのための第一歩はすでに踏み出し始めてる。俺のことだから、歩みは遅いかもしれないけど…でも進んでいかないといけないんだ。

  2003年ツアーファイナル、大阪城ホールのLive。この辺の想いをぶつけて泣くつもりで参加してた。でも、最後の「ラジカル・ティーンエイジャー」が始まった瞬間、そんな想いとは全く関係なく、涙が溢れてきて…。良かった、まだ俺は素直に泣く事ができるんだ…なんとか進んでいける自信がちょっとできた気がした。

  今年は、総合的に見れば、いい年ではなかったかもしれない。でも、前に進むきっかけはできた。進もうと思った。これは大きな進歩(笑)。2004年、2年遅れのTRANSFORMATION(笑)。裏のキーワードは、Destruction(爆)。いい方向に進むといいんだけど。…頑張っていきまっしょい!!

それでは、2004年も、どうか宜しくお願い致します!


最後に…悩んでた時期にけっこう頭の中にあったこの歌詞で締めます。

どうして誰もがなくして気づくの? 本当に大事な物が何なのか…
自分を許せる余裕もないけど あなたがいたから自然(わたし)でいられた…
素直になりたい…やさしくなりたい… 幼い頃(むかし)憧れた大人になりたい
逃げ出す心と闘い続ける… 見えない何かと戦い続ける!!
(「TRUE NAVIGATION」 TWO-MIX)


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