京介の果てしないひとりごと


Vol.27 2004 6/25

  「世界の中心で、愛をさけぶ」映画、見ちゃいました。普段、ほとんど映画見ない人なんですけどね。な〜んか色々思うとこあって(笑)。で、まぁ…マジ泣き(爆)。そういうわけで、今回はこの映画について、いろいろ語ってみようかなと。とりあえず、これ書いてる時点ではまだ公開中だし、ここから先はネタバレやら、個人的感情の爆発(爆)やらありますので、見たくない人は見ないでくださいね〜。


そういうわけで…(笑)
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  とりあえず、こんくらい空ければいいかな(笑)。そんじゃま、まずはストーリー。1986年、高校生の朔太郎(通称:サク)と、同級生の亜紀は、いつしか惹かれあい、恋人になる。しかし、亜紀の体は、白血病に侵され…サクを残して、彼女は死んでしまう…。しかし、死ぬまでの時間を2人は精一杯過ごした。そして現在、サクは婚約者の律子が故郷・香川に行った事を知り、その後を追う。亜紀との想い出が残る、故郷へ。…ってな感じかな。

  高校時代のシーンで、最初の方から胸いっぱいで。舞台が香川ということで、ロケ地も香川が中心なんですよ。私、実家が香川ですから。地元ではないんだけど、なんだか見た事あるような景色がスクリーンに広がり。まぁ、亜紀が入院してからのシーン、亜紀の入院した病院は、松山らしいけど(笑)高松には路面電車ないし、そのシーンの後ろで「松山」って看板がもろでしたし(爆)。でも、香川から松山って…けっこう遠いよ(笑)。あ、これはつっこんじゃいけないとこかしら(笑)。

  舞台の年代から、出るアイテムも、時代を感じさせるし。重要アイテムとして登場する、ウォークマン。あの当時は3万円台だったのね…。現在のシーン、律子が電器屋にウォークマンを買いに行くシーンで、カセットが聴けるものと律子に言われた店員の「カセッ…ト」ってセリフで、さらに時代を感じてしまったり。俺もまだカセットの人なんだけどなぁ(苦笑)。

  とにかく、サクと亜紀の行動、セリフ、全てにやられた。俺も、こんな高校時代過ごしたかったよ…(苦笑)亜紀役の長澤まさみちゃん、ものすごええ演技しますなぁ…。病床のシーンのため、頭を剃り上げるというのは、17歳(撮影時は16歳か…)にして、真に女優ですよ…。そして、2人を見守る写真館の主人・重爺役の山崎努さん!渋い演技な上、この人のセリフにもけっこうくるものがあったし。しかし、高校時代のサク役が森山未來君で、現在のサク役が大沢たかおさんっていうのは、絶妙なキャスティングだと思う。なんだか雰囲気似てますわな。

  印象に残っているセリフ(うろ覚えだけど)は、亜紀との想い出を蘇らせたサクが、友人に電話して言うセリフ。

「なぁ、高校時代の事って覚えてるか?」『何言ってんだお前?まぁあんま覚えてないけどよ。』
「そうだよな、なんで忘れちまうんだろうな。大切な事、たくさんあったのにな。」

  高校時代、俺にとっても、けっこう大事な3年間だった…はずなんだけど。あの頃の友人達、元気でいるんだろうか…。思えば俺って、大学以降の友人で、呼び捨てで呼べる友達っていないんだよなぁ…アダ名で呼んでる奴ならいるけど。高校の頃は、けっこう呼び捨てで呼んでる奴多かった。なんかそんな事いろいろ考えちゃって、泣けてきた。で、一番きたセリフが、律子を追って、重爺の写真館まで辿り着いたサク。そこで重爺に叫ぶセリフ

「忘れられないんだよ!」

  はい、やられた。ここで号泣(笑)。もう…直球ストレートですわ(笑)。けっこう自分の気持ちを確かめるためにこの映画見たっていうのもあって、そこで本気で泣いてる自分がいて、やっぱりなぁ〜って(苦笑)。泣かなくてもいいシーンでも泣いてたりしてたし。

  そーんなわけで、映画にしても、ドラマにしても、音楽にしたって、恋愛モノは自分とは無縁だと思ってわざと避けてきた部分があったんだけど、ここにきて、やっぱこういうの見ないとダメだななんて思ったり(笑)。原作の小説は、機会があれば読んでみようかな…って程度だけど、この映画版、DVD出たら、買います、はい(笑)。ドラマでも始まるんだよなぁ。ま、一応見ますけど(笑)。


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