本当なら17日のうちに書いておきたかったけど…。あの阪神大震災発生から、10年の月日が経ちました。今まで体験した中でもやはり一番大きい地震。当日、学校の前にあった古い家の屋根瓦が崩れ落ちてた画は今でも鮮明に覚えてるし、数日後に大阪での受験も控えていて、親父の車で姫路〜大阪を7時間くらいかけて移動した事もあり。それからも神戸にはちょっと縁があり、数回訪れたりもしてるし。10年…本当に長いような短いようなそんな時間です。
そして、この日が近づくと、思い出してしまう事がもう1つあります。ずっと自分の中だけで封印してた話。たぶん誰にも話した事のない話。高校時代の放送部の先輩。すごく楽しい人で、たぶん、部にいた3年間で一番楽しい1年だった気はします。卒業して、明石の専門学校に進学したんですけど…そう、あの時もそこにいたはずなんです。だから、もしかして…って思いがずっとあるんです。翌年に出した年賀状の返事がなかったから…。取り越し苦労であれば、それでいい。かと言って、今更確認するのもね。たぶん調べれば分かる事なんだろうけど…やはりどっか恐い。ずっと知らないままでいるのが一番いいと思ってる。逢えるもんなら、また逢いたい人ではあるけども。「勝手に殺さんといてよー!(笑)」とか言われそうだよな。これからもきっと、この日が近づくと、あの人の事を思い出すんでしょう。
今も、新潟では避難生活を送ってる人々がいますし、いつ、どこでまた大きな地震があるかも分からない。人ごとではないことを肝に銘じておかなければ。一番恐ろしいのは天災なんですから。何か出来る事はないかと思うけど、それは所詮偽善ではないのか?と思ってしまう。でも、忘れない事ならできる。忘れてはいけない事だと思うし。1月17日、せめてこの1日だけでも、俺は忘れずにいる。そして、亡くなられた方々の分まで、前を向いて、夢を繋いでいこうと思う。何も思わないよりは数段マシだろう。願わくば、全ての人が幸せでありますように…
最後に、10年前、そして新潟で亡くなられた方々のご冥福を謹んでお祈り致します…