セフィロス×ヴィンセント 韓×ヴィンセント
苦しい戦いがやっと終わったというのに 私は何故召喚されてここにいるのだろう………
インド バラナシ
韓はその男相手に苦戦を強いられていた。
エアガイツを獲得した後、それを狙う人間達の手から逃れるため、あえて空路を避け、陸路で中東の
砂漠に向かっていた彼の目の前にその男はある日突然現れた。
バラナシの町のほこりっぽい黄色い建物の影から現れた長い黒い髪をした端正な顔立ちをした
男………。
極端すぎるほど、肌の露出を避けたデザインの服をまとい、左腕は不自然なほどい
かめしいデザインのガントレットを装着していた。
その男はまるでつくりもののような赤い瞳で韓を見ると、低い声で言ったのだった。
「私はお前達と戦う為に異世界から召喚されし者……お前を痛めつける理由こそないが、戦わね
ばならぬ運命にある」
つまり……この男もエアガイツの秘宝を手に入れようとする人間達の一人であり、また異世界から
召喚された人間なのだ……。
テコンドーを使う韓に対し、その男はムエタイのようないや、いささか自己流ともとれる蹴技で
挑んできた。
背に羽が生えているとしか思えないほどの軽やかさ、韓はその技をガードするのに精一杯だった。
義足となっている右足からミサイルを発射するために間合いをとると、まるで見透かされたかの
ように、銃弾が撃ち込まれた。
「くそ………」
韓はすぐに立ち上がると、その男のいる方向へ向かって、ミサイルを発射した。
悲鳴と思われる声があがった。
どうやら、命中したようだった。 その後、石壁に体をぶつけたようなゴツッという鈍い音を聞いた。
それきりその男は動かなくなった。
「勝負アリか……」
韓はふっとためいきをつくと、その義足をジーンズの布地で覆った。
「悪いがこのエアガイツをまだ他の人間の手には渡したくないんだ」
腰にはあの刃先が折れたエアガイツがさしてあった。
男は気を失っているらしく、返答はなかった。
韓はその男に近づいた。 端正な顔を隠すように伸ばされた髪や、バンダナの間から露出する白い肌に赤い筋が生き物の様
にはっていくのが見えた。
頭部からの出血…………。
「お……おい…」
韓のミサイルは人間一人を完全に殺してしまうような威力は備えていない。
せいぜいほんの数秒 倒れさせるだけの威力に調節している。
職業軍人でも、傭兵でもない彼にとっては義足のミサイ
ルはこの程度の威力で十分だった。
「背後に石壁があったのが災いしたんだな」
韓は彼を抱き上げた。 以前戦ったことのある傭兵あがりの冷酷な三島だったら、多分、この男はそのままに置き去りに
されていただろう。 韓にはそれができなかった。頭が動かないように固定すると、その男を近くの町の病院へ運んで
いった。
ベッドに寝かされた男を診ると、町医者は不安気に覗き込む韓に向かって言った。
「この出血は石壁に当たったとき、こすった傷口から流れたやつだ。頭骨は折れてない。心配だ
ったら、もっと設備の整った病院で見てもらうことだな」
「………」
男は病院の備え付けの寝巻に着替えさせられ、眠っていた。頭に巻いてあった赤いバンダナはほ
どかれ、かわりに額に白い大ぶりの絆創こうが貼ってあった。
肌の露出を避けた服から開放された男は、ほっそりとした細い腰と端正な顔だちをしていること
がわかった。
「目がさめればそのまま退院してもいいぞ、しかし、頭の絆創こうはこまめに代えるように
な」
韓が礼を言うと、医者は看護婦を伴って病室から出ていった。
男はそれからまもなく目を覚ました。
「おい……大丈夫か?」
韓が覗きこみながら言うと、男はまばたきをしながら言った。
「大丈夫だ………ところで………お前は誰だ?」
「韓大韓………」
男は自分のベッドの周りを見廻して再び問い掛けた。
「何故………ここに私はいる?」
彼はうつむき頭を振った。
「思いだせない…………私は…………誰?」
韓は男の肩を掴み、揺すった。
「…ちょっと待ってくれ………冗談きついぜ」
「………思い出せない…自分の名を……」
右手で男の細い顎をつかみ、目線を自分の目線に合うようにし、韓は男の顔を覗き込んだ。
赤い瞳は一瞬おびえたような色を見せたが、すぐにまっすぐに韓の黒い瞳をのぞいた。
「困ったな、とんだ荷物を拾ってしまった」
町にあるバックパッカーが利用する安い宿屋に夜の宿を決め、病院から連れてきたその男を中
に入れると韓はつぶやいた。 異世界から召喚され、傷ついたうえに記憶を失った彼を放っておけず、結局病院から彼をひきと
り、連れてきてしまった。
「私は荷物か?」
「気にするな。おれの一人ごと……だ。ところで………本当に思い出せないのか?」
「………すまない………」
男は端正な顔をゆがませて言った。 不思議なデザインの服、この世界の者と明らかに異なる深い緋色の瞳、そして既存のものとは少
し構造の異なる銃。彼の携帯していたものから、彼の身元がわかるものをしらべようとしたが
無駄だった。かろうじて彼のズボンの中から小銭と紙幣が出てきたが、どうもこれもこの世界
のものとは異なるものだった。
ぐるるるる
獣の唸り声に似た音が聞こえた。
「………」
男の腹が鳴ったのだった。整った顔を赤くして俯いた。
「あんたは異世界から召喚されて、地球の人間とは少し違うみたいだけれど、腹が減ることだけは
共通なんだな、よし食事へ行こうぜ」
外はまだ日が高く、暑かった。宿屋から出ると、金を持っている日本人と間違えられて、貧しい
物乞いの下層カーストの子供達が群がってきたが、韓はそれを無視した。
ガンジス河に向かう巡礼とすれ違い、比較的安い値段で満足がするものを食べさせてくれるレスト
ランに入った。 異国の地での開放感を味わっているのか。料理を待ちながら、ガンジャを喫う日本人大学生の隣
の席に二人は座った。
バックパッカーのようないでたちの客が大半だった。レストランには薬物中毒のような若い白人も
いた。清潔とはやや言い難いレストランだったが、とにかく腹がすいていた。
「何が食いたい?」
「………まかせる……」
韓は適当にメニューを注文すると、煙草を取り出した。
今のところあのエアガイツを狙っている人間達の姿はないようだった。
あの刃の折れた刀剣に何の意味があるのか………深い理由を韓は知らなかった。
目線だけを店内にさまよわせると、不意にカウンターに座っていた男のところで止まった。
暑くてほこりの匂いのするインドでその男は異様なほど浮いていた。
丈の長い黒いコートをまとい、長い銀色の髪をしていた。肌は日の光をあびたことがないか
とおもわれるほど白い。しかし、開かれたコートから見える胸筋は鍛えられており、逞しさすらも
感じた。
(あの男も、この男と同様、『異世界より召喚されし者』なのかもしれない)
韓はそう感じた。
彼のまわりには客がいなかった。というのも、その男の右腰には長めの日本刀のようなものがさしてあったからである。
その男は酒を飲んでいた。 凶器を持った酒のみほど危険なものはない。客達は意識して彼を避けている。
彫りの深い西洋人のような顔だちに、明るめのブルーの瞳が印象的だった。
(気がつかれないうちに立ち去ろう)
レストランのボーイが湯気のたったダルスープとナンを持ってくると、テーブルの上にならべた。
「おい」
韓は、もの珍しげにダルスープを見る記憶を失った男に言った。
「ちょっと用を思い出した。なるべく早くこれを食べ終えてくれないか」
男が肯いたその時………。
「ヴィンセント………こんなところで会えるとは……ね…」
悪い予感というものは意外とよく当たるものである。いつのまにか韓の横に銀髪の男がいた。
「この世界も広いようで狭い。ヴィンセント」
ナンを口に入れたばかりの彼に向かって言った。
「………」
「どうした、私の顔を忘れたわけではあるまい」
ヴィンセントと呼ばれた男はぽかんとした顔でその男を見た。
首をかしげるとやや、小さな声で 言った。
「すまないが………前にどこで会ったのだろうか?私には覚えがない」
「…これは……つれないな。ヴィンセント、こんな異世界で心細い思いをした上にやっと会えた
同胞に他人のふりをされるとは」
「……すまないが本当に覚えていないのだ……」
銀髪の男は憮然とした顔をした、その瞬間、ヴィンセントと呼ばれた男の細い右腕ををつかんだ。
緋色の瞳とアイスブルーの瞳が重なり、自分の身の危険を本能的に感じとって母親に助けを求める
子供のように黒髪の男は声をあげて叫んだ。
「嫌だ……嫌だ……恐い………韓!!」
韓が男の手をふりほどいた。
「やめろ、恐がっているじゃないか。本当に彼は知らない……」
「………」
「彼は……記憶……喪失なんだ……」
韓の手を制しようとした男の手が止まった。
「そ……」
乱した呼吸を整えながらヴィンセントは顔を上げた。
銀髪の男は一瞬切なそうな顔をしたが、すぐに首を横に振り、韓の腰にさしてあるエアガイツを
見た。
「…そうか…ところでお前……その腰の刃の折れた刀剣はどこで手に入れた」
「トーナメントの優勝商品だ」
「………」
男は嘲笑った。
「探し物が見つかった、運命の神というのは不思議な偶然を組み合わせるのが好きなようだな」
「お前も、これを狙う『召喚されし者』か?」
「そうとも言う……」
「………」
「私の名はセフィロス、覚えておくがいい、この男はヴィンセント、私達はお前の知らない世界か
ら召喚されてきた。今はその剣を力ずくで奪おうとはしないが、いつかは手に入れる」
「これは渡さない………」
韓が叫ぶと店内にいる客が全員注目した。 セフィロスは目を細めて笑うと店を出ていった。
バラナシ、ヒンズー教の聖なる河、ガンジス河の流れる町。
安宿の窓から、そのゆっくりとした河の眺めが一望できた。
暮れなずむ町を傍観していた韓は目を移し、ベッドに座るヴィンセントと呼ばれたその男を見た。
「な……あの男、あんたを同胞と言っていた。覚えは本当にないのか?」
「………ない……。私を知っているということは、記憶を失う前に彼と何らかの形で交流があ
ったのかもしれぬ………しかし、悲しいことにその記憶の断片すらも思い出すことができない
ただ……あのレストランで右腕を掴れた時、本能があの男を拒絶した。そして恐いとすら感じた」
「……変だな……恐いなんて……本能が?」
「大脳の記憶は失ってしまったけれど、脳の原始的な部分が彼を拒絶した……カレ、ハ、キケン
だと…」
「へー」
「おかしいか?」
「いや………」
韓は首を振った。 記憶を失った彼の正体を知る者が現れたのは喜ばしいことだったが、どうにも彼とは友好な関係であ
るとは言い難い。 しかし、目前のあの男がどのような男であったかということを聞き出すことぐらいはできるかもしれな
い。
いつまでもこの男をかばっていられるほど、今の自分には余裕がなかった。
「ヴィ……ンセン……ト…」
「………」
「あの男にあんたの正体が何か聞いてくるよ………安心しろ……たとえ、向こうの世界で極悪人であった
としても、記憶を失ったままのあんたを放り出すことはしない。不安じゃないか?こんなわけのわからな
い異世界でしかも過去まで闇につつまれてしまって!」
こくんと頭が上下した。
「セフィロスという奴はもしかしたら、あんたの正体を半分以上嘘で答えるかもしれない、でも、残り半
分が真実だったら………、正しい記憶を取り戻す鍵となるかもしれない」
「…………韓……」
韓はエアガイツを取り出すと、ヴィンセントに渡した。
「これを預かっていて欲しい……」
「………まさか……」
「そう、セフィロスに会って、もう一度話してくる、あいつはおれのこれを狙っていたからな、おれが持って
いるよりも、あんたが持っていた方が安全だ。あんたはここで待っていてくれ」
「そんな……」
強く決心したように韓は頷くと、ヴィンセントのエアガイツの柄を握った右腕を包んだ。
「いいか………おれが帰って来るまで、ここから絶対出るな!ドアを開けてもだめだ。それがここの宿の
主人であってもだ。おれは必ず帰ってくるから………くるからさ……」
韓はヴィンセントに言い残すと、ひらりと安宿の窓からひらりと身をひるがえして、外へ出た。
ヴィンセントはエアガイツを強く握り締めた。
道ゆく人にその男の特徴を話し、行き先を聞くと、皆、ガンジス河の沐浴場を指差した。
韓が沐浴場へ行くと、銀髪の男が石段に座っていた。
何をするわけでもなく、黙って河を眺めていた。
「こんなところにいたんだ……。あんたって目立つんだな、皆教えてくれた」
「来ると………思っていた………」
セフィロスは立ち上がった。 威圧するような瞳が韓を見つめた。
「ヴィンセントの正体を知りたいのだろう」
ふっと軽く笑い、長い銀色の髪をかきあげる。余裕の笑み。
「何故?」
「それ以外にお前が私を追う理由はまったくない」
「………」
「少し頭を働かさせれば誰にもわかる……」
セフィロスは韓のペースを崩すようなテンションで話しかける。
「話しても………いい……あの………男の正体を……」
「………」
びん 鋭い音がして、韓の頬に長い刀剣の刃が当たった。
「私と勝負して勝ったら教えてやる」
「………」
緊張した空気が流れた。
「もしも……おれが……勝負に負けたら」
「くっくっく………もちろん…いただくさ…」
沈みかけた夕日をあびて、刀剣をかまえた男の銀色の髪がなびいた。
「エアガイツを………」
宿のドアがノックされた。 ヴィンセントはゆっくりとベッドから体を起こした。
いつの間にか眠ってしまっていたのだろう。
右手にエアガイツが握られていたことを確認して安心した。
「誰だ?」
「おれ………韓………」
外はすでに暗く、ヴィンセントはついていないよりはましな暗い室内灯をつけた。
覗き窓からのぞくと、顔や腕を血で染めた韓がレンズの加減で丸く見えた。
「ごめん……怪我している……早く開けてくれ………」
ドアを開けると、倒れるように韓が入ってきた。
「韓……!!」
「血は止まっている………たいした傷じゃない、ところで……エアガイツは大丈夫だろうな」
「大丈夫だ…私が持っていた……」
ヴィンセントは右手のエアガイツを韓に見せた。
「……よかった……無事で……」
韓はヴィンセントの手でシャワーを浴び、治療をほどこされた。
「な、あんた、記憶戻りかけているんじゃないのか?このケアルっていうまじない、この世界には
存在しないぜ」
治療は簡素だった。ヴィンセントがケアルと唱えただけで、韓の体の傷は手品師の手品のようにふ
さがったのだった。
「そうかも……しれぬ……ところで…」
「聞いたよあの男にあんたの過去……言えば長くなる。あんたの世界でおこったこと話してやるよ、
あんたは………」
韓はベッドに横たわったまま、ゆっくりと彼の記憶を話し出した。
彼が過去についていた職業、そこで起こった不幸であまりにも悲しい悲劇、その悲劇の結晶があのセフ
ィロスであること。
「そして……あんたはあの彼を殺した………」
「!!!」
(では……何故生きているのだ……あの男は)
記憶がないながらにも浮かびあがってくる疑問に韓は答えを用意してはくれなかった。
「ヴィンセント……おれ…」
韓はヴィンセントを抱きしめると、その赤い唇を重ねた。
「な………」
「あんたの記憶が戻らない方がいいと思う。その過去が正しかったらあんたは罪人だ。記憶が戻ったら
たぶん後悔に責められて自殺してしまう」
ヴィンセントの黒いシャツのボタンをやさしく韓は外した。
「好きになった…………ヴィンセントのこと」
「ふ………触れないでくれ………」
韓は一気にシャツをはがし、うす桃色の乳首を親指と人差し指ではさんだ。
「ひ………やめて………くれ…」
「そんな……寂しいことを言うなよ」
抵抗しようとするヴィンセントの右腕から危険な凶器となりえるエアガイツを外し、韓は乳頭を噛んだ。
「や………」
「ヴィンセントを見捨てることはしない………」
先刻とは少し雰囲気の異なる韓にヴィンセントは怯えた。
「どうして……そんなに恐れる?どうして?」
韓は信じられなさそうな顔をしてヴィンセントの涙のあふれた頬を伝う。
「……外見は真似ても……」
俯いた。その時。
「やはり………行動でわかってしまうかな……」
韓の髪がふっと長く伸び、腰まで垂れ下がり、色素がぬけたように銀色になった。
そして右目を縦断していた古い傷痕がすっと消え、開いた瞳はアイスブルーになった。ジーンズで覆った
義足の脚は生の脚となり、それはすぐに黒いブーツに覆われた。
「セフィロ………ス……」
「記憶は戻ったかな………ヴィンセント」
彼から離れ、そこにいるはずのない韓の名を呼び、助けを求める。
「情けない…………」
セフィロスはヴィンセントの背を抱えこむとうつ伏せに押し倒した。
「子供のようだ」
呼吸が乱れ激しく服を着ていない背が上下していた。
「思い出せないのなら」
セフィロスはヴィンセントの髪をかきあげ、耳朶を噛んだ。
「ひ」
「思い出させてやろう」
セフィロスはヴィンセントの体を抱いたまま、ズボンのジッパーを下げ、中に手を入れた。
「あん………ふ……あ……あ」
背中越しに含みを帯びたヴィンセントのあえぎ声が聞こえた。
「は………あああ」
表情は見えなかったがヴィンセントが次第に熱くなっていくのが、背後からもわかった。
恐怖にかられながらも、愛撫に馴染んでいく彼をたしなめるかのようにセフィロスは空いた手で
ヴィンセントの頭をつかんだ。 頭部に割れんばかりの強い指圧がかかり、ヴィンセントは苦痛の悲鳴をあげた。
「…いいいいた……あ…!!!」
瞬時に彼の頭をかすめた失われたはずの記憶たち。
セフィロスの与えた刺激によって、それは解凍され、またヴィンセントの脳の中にもどってきた。
ヴィンセントを仰向けに寝かせるとセフィロスは言った。
「これで……やっと本当の自分を取り戻せただろう…?ヴィンセント」
「セフィロス……」
セフィロスはヴィンセントのゆっくりと彼の体の中に侵入してきた。
じわじわと広がってくる痛みは、頭痛のそれに比べたら、さほど苦痛ではなかった。
突き上げられ、貫かれ、セフィロスの体の動きにあわせて揺れる自分の体が何故か自分のものでないかのように
感じられた。 下肢につたうセフィロスの液の感触で我に返った。
体を起こすと、セフィロスがエアガイツを握って不敵な笑みをもらした。
「これは………もらってゆく…私を追いかけてくるがいい…ヴィンセント……かつての黒マテリアを持った私を追いかけてきたクラウドのように…」
ふっとその姿が消えた。 ヴィンセントは呆然としたまま。ベッドに取り残されていた。
(TO BE CONTINUED)