1994.12.21
その日、オレは川崎にいた。
当時の彼女が川崎に住んでいたので、その日もいつものようにチネチッタ(ローカルやね)に映画を観にいった。
向かいにあるクラブチッタでは、CRAZEなる一郎率いる新バンドのライブが行われる。
噂では、一郎、哲にZi:KILLの成一、TUSK(←あくまでも噂)という豪華メンバーだ。
D'ERLANGERの頃から一郎のファンだったオレは、めっちゃくちゃライブ観たかったサ。
だが、BODYのファンクラブに入っていなかったオレにはチケットなど持っていなかったのねー。
間もなく6時になろうとしている。
オレは涙を飲んで、映画館へと入っていったよ。。。
―2時間経過―
何を観たかは忘れてしまったが、なかなか面白い映画だったと記憶している。<多分
向かいではCRAZEが一郎が、ギターに感情を叩きつけている真っ最中、、、のはずだったが、
なんと、まだエントランスが開放されているではないか!8時回っているのに!!
「う〜ん、気になる」
外から中の様子を探る。
「見てんじゃね〜ヨォ〜」
中のネーチャンがオレに怒鳴る。
まぁ、無理もない。2時間以上待たされてるわけだから。イライラもしちゃうよね(プ
それでも中が気になるので無視して覗く。
「バーカ、ブース」
と、心の中で。
と、その時!!
「オニーサン、チケット買わない!?」
ダフか!?
そう、ダフ屋だった。
ダフにしては珍しく若いにーちゃんだった。
でも、当時学生のオレには映画みてゴハン食べたら、チケットの分のお金なんてもっているはずもないサ。
オレ:「あぁ、すみません、お金ないんです。。。」
ダフ:「あ?そうなの??じゃ1000円でいいよォ」
一瞬耳を疑った。
オレ:「え!?1000円??」
ダフ:「うん、オニーサンこういうの好きそうだもんね〜、今回は特別だよォ」
オレ:「あ、ありがとうございます!!2枚ください!!!」
ダフ:「OK!ありがとね〜」
と、いうわけでチケットをGET!!!
早速クラブチッタの中へ。
別段興味のない彼女(当時の<クドイネ)も巻き沿いにして。
ライブハウスなので、スタンディングだ。
いうなれば暴れ放題(爆)
もうすぐ8時半になろうとしているが、一向に始まる気配もないので、ジュースを飲んで待つ。
ここから記憶が少しとんじゃってる。
気がついたら一郎や哲に成一、そして濱口という知らないヴォーカルの人がステージに立ってた。
ヴォーカルはTUSKではなかったが、そんな事はどうでもよかった。興味無し!
一郎が「ただいま!」と、(京都風イントネーションで)いった。
帰ってきた!!感動しまくり!!!マジデ!!!!
一郎の髪は普通の人のように(笑)短くなっていた。
BODYの時の長髪のイメージで臨んでいたのでビックリ。
ギターがレスポールに変わってる!!
でもヘッドだけはBODY時代のトンガリヘッド!!
相変わらず紫!!!
と、とにかく一郎を生で初めて見たので、頭の中は真っ白。
「一郎様ぁ。。。」もう、イッてたよ。
1曲目は「AFTER THE RAIN」(NAKED BLUEの原型、因みに[COUNTDOWN FREEDOME TOUR]の時は「I'm in blue」だったのサ)、
なんだかわからないがめちゃめちゃ感動したわ。
涙はでなかったけどね。
他に覚えてる曲は、「Socialの中で・・・」、「[D]ear [C]ool DEAD」、「I LOVE YOU」、「BABY CRAZY」、
「HOLD YOU SOFTLY」(<多分。コレは自信無いや)だった。
「BODYの曲やるんかい!」って思った。<今は慣れっこだけど(苦笑)
でも良かった♪
今、もう一度あの頃の演奏を聴いてみたいやねぇ。。。
最後に、「AFTER THE RAIN」をもう一度演奏した。
とにかく、一郎がまた帰って来てくれて良かった。
今思い出しても、自分の中で1、2を争う程のライブだったと思うよ。
これが、オレとCRAZEの出会い。
今後とも、オレとCRAZEの付き合いは続いていくだろう。。。
っていうか今も続いてるし。
#濱口のMCで「CRAZEは今日で終わりじゃないんだゼ!!」というのがあったが、
#濱口はその日で終わりだった様だ(哀)。