afro

 

1996 夏(←日付忘れた)。

音楽系の専門学校に通っていたので、

ソレ系のアルバイトしてる友達が多かった。

んで、ふとした事からインビテーションチケット(招待状ね)を貰う。

もちろんCRAZEの。

なんかツイてるね!前回¥1000だし(笑)。

 

赤坂BLITZ。

初めてここに来たけど、ライブハウスとは思えない程デカイ。

チッタよりデカイんじゃない?キャパどんくらいだろ?

付近には一郎のコスプレイヤー(?)達がいっぱい。

オレも例外ではなく、長くなった髪を金に染め上げて臨んだ。

 

暇なのでエントランスを覗きにいってみる。

まだ開場はしていない。

しかし、エントランス右側の小さな扉から出入りする人影が。

もちろんメンバーだったとか、そういうオチじゃないですよ(笑)。

で、そこはなんと招待客専用入り口!

ようするにオレだ!!

ホール内に通される。

中は人がまだ全然はいってない。

最前キープ。もちろん一郎側。VIP待遇やね!

 

会場がざわめきはじめた。

そろそろ始まりの時間だ。

わくわく♪

 

―1時間半経過―

 

やっぱりね(涙)。

ボク、もう立ってるのも疲れたヨ。

さらにしばらく待つ。

 

照明が落ちた!!

客がどっと押し寄せる。

「ぐへぇ」

なにせ最前、圧死寸前。

 

と、暗がりの中から一郎師匠が!

ギターをジャカジャカ鳴らしながら!!

ううー至近距離!師匠とのその距離僅か50cm程度!!

興奮と圧迫で失神寸前。

 

師匠は思いっきり髪真っ黒で登場しました(^^;

わざわざ金髪にしていったのにー!!

 

初っ端かな「the unclouded day」!!

最初何がなんだかわからず。

曲の途中でCRAZEのライブに来てる事を認識。

失神する人の気持ちが初めて理解できた。

 

「with you」を初めて聴く。

この時はまだアルバム『That's Life』がリリースされていなかったから。

 

となりにいた女の子の髪がオレの時計の鎖に絡まる。

即座に時計を外して絡まった髪を解いた。

とてもいい人で、笑顔でごめんなさ〜い♪って平謝りされた。オレも平謝り。

お互い興奮状態でそんな事どうでもいいよん♪という感じ。

ま、バラードの時で良かった。

 

「TO THE NIGHT」を演奏後、メンバーは袖へと姿を消した。

しばらく「いっちろー!」だの「せいいちィー!」だの「アンコール!!」だのが飛び交う。

 

師匠、再登場。アフロのヅラで。。。

 

しかもイチロー(オリックス)のユニホーム着て。

ライブで頭いっぱいだったので忘れていたが、

その前日「mew」という音楽番組にCRAZEが出演していた。(*その当時エンディングが「to me,to you」だった。)

で、居酒屋で撮影されたもので、そんときのバツゲームが師匠だった事を思い出す。

「そっかぁ、昨日のあれかぁ(苦笑)」

すると師匠は会場2階席に指をさして、

「キョー!!オレの生き様を見ろー!!」とさけんだ!

「え!?」

会場がざわめく。

みんな後ろを振り返る。

「あ!!」

Kyoちゃんがいた。2階席の真中にポツンと。

見に着てるんだね、Kyoちゃんも。ちょっと感動。

「これでも昔はCipher呼ばれてたんや」

ぼそっと言った師匠の言葉に会場爆笑。

で、RODがその「mew」のオンエアについての話をしだした。

嫌いなバンドについてのトークがすべてカットされていたのだという。

師匠すかさず、

「黒夢じゃ!特に辞めたギター」

会場苦笑。

で、師匠はアフロのまま、「I love you」を真面目に演奏。

 

最後は「to me,to you」だったかな?

ソロんとこのブレイクがめちゃカッコ良くキマってた。

「なぁ〜みぃ〜だぁ〜を〜♪」

大合唱で終わった(と記憶)。

 

最高だったね!

なにせ最前列なんてそうそう経験できるもんじゃないでしょ?

至近距離で師匠見た時は確実にイキます(笑)。

水はじゃんじゃん被るし、ピックは師匠がバラ巻いたので4枚ゲットできたし、

もう言う事ないッス。

 

 

#それにしても、よくアレで死人でないよね

#「BABY PUNKS」ならでそうだね、いつか

 

 

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