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オーパークアート展、参加アーティストのプロフィールなど

 

 

◎ 注 意

本展覧会は、架空のアーティストが参加する空想アート展です…。美術館も妄想です…。が!作品は、ちゃんと展示されるので、是非、ご覧ください。

 

『オーパーク2064』展

2018年11月23日[金] - - - - 28日[水]

O P A g a l l e r y

 

◎ごあいさつ

10年前の2054年、日本はベーシックインカムを導入、そして、2064年の現在、ほぼ全ての仕事をAIロボットが代替し、人々は働かなくても生きていける時代になりました。そんな中、多くの人は、余った時間とエネルギーをスポーツや音楽などの文化的活動に費やし、特にアートの世界では、沢山のアーティストが雨後のタケノコのごとく生まれました。今回、その中から優れたアーティストを厳選、本展覧会に参加していただきました。これから益々活躍が期待されるアーティスト達なので、どうぞご期待ください。

ザック・リー

 

◎参加アーティスト

ザック・リー
[ザックリエーター]
◎作品タイトル

『DOOR BOOTS』

◎プロフィール

2019年、クリーニングランド生まれ。オジサンノオズボンバンドのギタリストを経て、2050年よりフリーのザックリエーターに。東京ザックリエーターズ・ソサエティ会員。

◎作品コメント

2044年、東京・上野公園をUFOが襲撃、動物園では多くの動物たちが一斉に脱走するという事件が起きました。その様子を描いた作品です。

 

エッサ・ホイッサ
[猿真似画家]
◎作品タイトル

『夜のコンビニエンスストア』

◎プロフィール

申年生まれ。神奈川県横須賀市猿島在住。
好きな映画 猿の惑星
好きな歌 モンキーマジック
好きな工具 モンキーレンチ
好きな神社 猿田彦神社
嫌いな樹木 サルスベリ
好きな言葉 サルー(スペイン語で''乾杯"の意)
好きな諺 来るものは拒まず 猿ものは追わず
愛車 ホンダ モンキー125
嫌いな話 猿蟹合戦

◎作品コメント

この作品は私が一番好きな絵でもあるヴィンセント・ヴァン・ゴッホの「夜のカフェテラス」へのオマージュです。
彼がもし現在生きていたらアルルまで行ける旅費で格安チケットを買い、愛してやまない浮世絵の母国である日本まで流れ着き、きっと深夜徘徊してコンビニの光に取り憑かれるはずと勝手に妄想し猿真似してみました。
この展示のために特別にお借りしたヴィンセントの椅子と共にお楽しみください。

 

山だ、のぼる。
[さすらいの山だ、のぼる。]
◎作品タイトル

『頭の中はあの山のことでいっぱいさ』

◎プロフィール

東京で生まれて80年。この辺りニャァ、あの頃と同じ建物なんて何ひとつないさ。トウキョウってのはここに生まれた者にとっちゃぁ悲しい街だね。唯一変わらないのはほら、あそこにこんもりとした山があるだろ?あの山の景色だけは今んとこ同じさ。あれ?なんだっけ?こんな話でよかったかい?

◎作品コメント

 

ピピちゃんのママ
[愛鳥家]
◎作品タイトル

『鳥の習作』

◎プロフィール

神奈川県川崎市在住。
ペットの桜文鳥、ピピちゃんを溺愛している。
小鳥を飼い始めてから世の中の鳥を愛おしく思うようになり、かわいがるあまり、ご近所から「鳥おばさん」と呼ばれている。

◎作品コメント

かわいい鳥たちを想いながらつくりました。

 

ヨーコ・チマチマ
[チマチマアーティスト]
◎作品タイトル

『おもいつきボタン』

◎プロフィール

毎日チマチマしたことばかり気にしているが、食べるときだけは一口が大きい。
チマチマしたものを作って小さく満足している。
今はボタンづくりに没頭している。
常にボタンになる素材と題材をチマチマと探している。
ボタン穴に糸を通したときの姿を想像しては小さな喜びを感じている。

◎作品コメント

思いつくままに作ったボタンを集めました。

 

おふ
[おっかけ]
◎作品タイトル

『ファンアート』

◎プロフィール

小学生の頃にバンドのファンになったのを皮切りに、小劇場にはまったり、歌舞伎にはまったり。
いまも将棋やバンドのおっかけをする人生をおくる。
純粋に「ファンアート」という世界があるとこの頃知り、作り散らかす日々。

◎作品コメント

ファンとして
ありあまる愛の
結晶を作りました。

 

メグ・ラーソン
[なんちゃって陶芸家]
◎作品タイトル

『動物にまつわるエトセトラ』

◎プロフィール

スウェーデン生まれ、日本育ち。
静かな山と海に囲まれた場所で、ひっそり創作活動をしている。
シカとイノシシが友達。
動物をモチーフにした”なんちゃって作品”を日々制作中。

◎作品コメント

動物をモチーフにした”なんちゃって陶器”です。

 

Mountain blooming
[舞台美術家]
◎作品タイトル

『Beautiful Power 2064』

◎プロフィール

東京生まれ 
幼き頃はお姫さま
小学時代は水泳選手に
学生時代は俳優になるという夢があり、それぞれ体験したが、現在は舞台美術や空間デザインなどの仕事をしている。

◎作品コメント

2049年、地球はやっとオゾン層の破壊を食い止めることがことができ、少しずつ環境が回復しつつあります。そして、なんと国々の争いも平和宣言が出されるところが増えはじめました。そんな今を表現してみました。

 

ミューミン
[音楽聴きながら妄想家]
◎作品タイトル

『妄想版 時のないホテル』

◎プロフィール

心にグサッときた音楽や歌詞を元に妄想画を制作したり大きな声で歌ったりする。

◎作品コメント

ユーミンこと松任谷由実の1980年の名盤、「時のないホテル」を聴きながら、そして歌いながら妄想画を制作しました。

 

サイボーグ900
[サイボーグ彫刻家]
◎作品タイトル

『サイボーグ900 〜代々木公園地底ピラミッド編〜

◎プロフィール

コードネームは900(ナインゼロゼロ)、本名は村島ヨウジ。
悪の組織ブラックサターンのサイボーグ彫刻手術により肉体の大半が人工のものに改造されている。
犬の111(ワンワンワン)と仲が良い。愛車はトヨタ・スポーツ800。

◎作品コメント

激しい戦いを終え、代々木公園にて束の間の休息を過ごす900と111だったがその背後には悪の組織ブラックサターンの最高幹部メルハデス・ベンツ300SLの姿があった…

 

窓野窓子
[窓が気になる窓アーチスト]
◎作品タイトル

『窓いろいろ

◎プロフィール

名前のせいか「窓」が気になり、窓っぽいものを作るようになった工作作家。
窓っぽい工作を作っていると「家」っぽくなりやすい、という当たり前のことに最近気がついたところ。

◎作品コメント

いろいろな窓のある工作をつくりました。
透けるPP板に絵をかくことが楽しかった!

 

caroline
[ハッピーニート]
◎作品タイトル

『From inside my room』

◎プロフィール

生粋のシティガール

◎作品コメント

家ですごすことが好きなので、自分の部屋から見える風景をかきました。
外にいるモジャモジャくんは友達。
実際は都会に住んでいるのでこんな風景は見ていないのですが山が見える家ってよくないですか。

 

グランマ・シモーヌ
[97歳のおばあちゃんアーティスト]
◎作品タイトル

路上ライブ『こむびわん』

◎プロフィール

「長生きはしたくないよ」が口ぐせだったシモーヌだが、元気に97歳まで生きてしまい貯金は底をつきスズメの涙の年金暮らし。画材を買う余裕はなく、不用品を集めてちまちまと何かを作っている。

◎作品コメント

虚無僧親子&琵琶法師によるバンド『こむびわん』。すべて不用品で出来ています。体は美容液、栄養ドリンクの空き瓶、和がらしチューブのフタ。着物は包装紙。琵琶はプラスチックスプーン、尺八の大きいのはアロンアルファ、小さいのは歯間ブラシ。虚無僧の深編み笠(天蓋)はかぼちゃプリンの容器。黄色い頭と手の粘土はもらいもの。

 

山下ミ青くん(小4)
[放浪小学生]
◎作品タイトル

『地球の思いで』

◎プロフィール

2054年 スペースコロニー連合国内 日本区 生まれ。10歳。
宇宙飛行士である父、山下星青(あーす)と母、ミリャシェンカ(Милашенька)の元に生まれる。
スペースコロニー連合国内で生まれた第一世代の人類であり、普段はコロニー第五小学校に通う小学4年生である。
昨年、学校の夏休みの課題で提出した作品が連合国大統領奨励賞に選ばれ一躍脚光を浴びる。
ミ青には放浪癖があり、たびたび軌道エレベーターでスペースコロニーを抜け出し宇宙の旅に出てしまう。

◎作品コメント

ぼくは、この前はじめて行った地球で見たものを作りました。
地球にはぼくが住んでいるコロニーには無いものがいっぱいで面白かったです。
「オニギリ」というものをはじめて食べてとても好きになりました。
また行ってみたいと思いました。 山下ミ青(小4)

 

神宮寺珠子(じんぐうじ たまこ)
[死しゅう送り人]
◎作品タイトル

『死しゅう様』

◎プロフィール

満92歳。第十七代死しゅう送り人。
刺しゅう作業で生まれた糸屑(死しゅう糸)には作品になれなかった怨念が宿る。
そこで死しゅう様を作り、最終的にお焚き上げをし成仏させるのが死しゅう送り人である。
珠子の作る死しゅう様は従来のものとは違い遊び心があり、「これイケてんじゃん!」と、ひ孫の珠美がSNSに載せたのをキッカケに今やフォロワーは5億人にのぼる。
全国から送られてくる死しゅう糸を使い今も精力的に死しゅう様を作っているが販売はしておらず、展覧会はしても最終日にお焚き上げをして終わる潔さもファンを魅了している。
また珠子に死しゅう様を作ってもらってから刺しゅうの腕が上達したとの噂も広まっている。

◎作品コメント

 

ダーヴァ・ラ・E・リッカーズ
[ウワベマエストロ]
◎作品タイトル

『「ダーヴァの部屋」セットプラン』

◎プロフィール

ヨーロッパ貴族の血をひく日系人。日本を愛し、今や世界用語として認知されている「オモテナシ」、「モッタイナイ」、「ウマミ」、などに続き、「ウワベ」の言葉と実用化を世界に広げるべく活動。2043年に惜しまれつつ放送終了した、日本の人気テレビ番組「徹子の部屋」をリスペクトし、「自称・継承者」と称してオマージュ番組「ダーヴァの部屋」を制作、世界と宇宙に不定期配信している。ヨーロッパ育ちのため、日本語学力や日本文化の理解力は実はあやしい。年齢・性別不詳。

◎作品コメント

親愛なるみなさま 私の愛とファミリーの金アリアマルのTVプログラム作る。マエストラテツコのルームのチャイルドです私。

 

スタンリー・ミリガン
[念写家]
◎作品タイトル

『我々は意識を集中し彼女とコンタクトする』

◎プロフィール

◎作品コメント

あなたは斜め45度から念じてください。

 

にせライダー6号くらい
[にせライダー]
◎作品タイトル

『フレディーと猫たち、その他コケシなど』

◎プロフィール

秋田市出身
保戸野小卒 
多分、スラムダンクの山王工業の元ネタ山王中卒(多分、能代工と山王中をくつっけた?)
秋田工業入学 
金足農業編入
2018年ブレイクした金足農業卒
中央美術学園卒 
ショッカー入社
にせライダー任命
ショッカー倒産
フリーランスのにせライダー

◎作品コメント

2018年に観た「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディー・マーキュリーが愛猫家と知り、フレディーと猫を描いてみました。関係ないですが、猫と描くという漢字は似てますね。
「ボヘミアン・ラプソディ」にライブエイドのシーンがあったのですが、1985年当時は弟と深夜にテレビで観たな〜と思い出しました。

 

アブラハム・ペッパーソルト
[ 料理研究家]
◎作品タイトル

『新しいお弁当』

◎プロフィール

新しい食材をもとめて来日。
日々食材の事を考えて暮らす。
熱したフライパンに油を引いて
ハムを焼き、塩・コショウで
味付けしたものが大好物。

◎作品コメント

 

マーク・ソダーバーグ
[紙工作見習い]
◎作品タイトル

『2064年惑星の散歩』

◎プロフィール

半世紀前、盗んだバイクで走り出し、
紙工作の道へ入る。未だ修行中。

◎作品コメント

愛は自由で形のないもの

 

七代目 末広八之助(すえぎろがりはちのすけ)
[縁起物造形家]
◎作品タイトル

『The Seven Lucky Gods』

◎プロフィール

アメリカ合衆国オクラホマ州生まれ。
UCLA在学中、Museum of Contemporary Artの大日本展で『信貴山縁起絵巻』に出会い、「縁起」に興味を持つ。
25歳の時にプライベートな旅行で来日した際、東京末広町駅近くの喫茶店で偶然6代目末広八之助に出会う。
6代目末広八之助の仕事場を見学し、生み出される縁起物の数々に心を打たれ、その場で弟子入りを志願。
25年間の修行期間を経て、今年めでたく7代目末広八之助を名乗り、日々新たな縁起物を生み出している。
座右の銘は「縁起が良いに越したことはない」。 本名は未公表。

◎作品コメント

Love Shichifukujin

 

マ・スリーラ
[さすらいのオババアーティスト]
◎作品タイトル

『縄文さんいらっしゃい』

◎プロフィール

富士山の見える森の中に生息し、日々野山を駆け回っては、そこらへんにあるもので何かを作っている自オババ。森の中は不思議なオブジェでうめつくされ、ちょっとした面白スポットとなっている。もうすぐ100歳。

◎作品コメント

この青山界隈にもすっかりなくなってしまった土と自然をオババは運んできたかった。そこらへんにあった木を組んで土で覆い、固めた女体は、自然の中になじむように土色に塗られている。口の周りのボツボツは、平成の頃に見た土偶の女神のボツボツボツが忘れられないと言っていたアレだな。ボツボツが快感で体にまでつけてしまったと言っていました。
オリンピックといえば五輪だなとやたらたくさん輪っかをこしらえていたっけ。
きっと深い意味などない気の向くままに自由に作ったオババの縄文愛の結晶をご覧ください。

 

タビー・エイシー
[旅絵描き]
◎作品タイトル

『旅で見た人 etc..』

◎プロフィール

のんびりあたふたトラベラー。
旅をしながら絵を描きます。
今は日本、東京で楽しんでます!

◎作品コメント

 

マーガレット
[主婦]
◎作品タイトル

『My colorful memories』

◎プロフィール

とあるヨーロッパの小さな国で生まれ育つ。
なんだかんだで独身のまま親と同居していたが、42歳で親を亡くし、実家を出ることなく一人暮らしとなる。
寂しさが募り、ふと思い立って母親の友達から聞いていた日本へ旅立つ。旅先で出会ったジョージクルーニー似の日本人男性と46歳で結婚し、日本で暮らすこととなる。そこからは平穏な日々を過ごし2064年で96歳。日本語がなかなか上達しないまま老人となる。
結婚後通い始めた女性(主に高齢)専用ジムにいまだに通っている。

◎作品コメント

このごろ、子どもの ころを 思いだすのよね。
ヒマなので こきょうの ふうけいを たくさん
描いて こんな風に かわいく decoration してるの。
まさか、青山で いろんな人に 見てもらえるなんてねぇ。長生きしてよかったわ。

 

青空ブルー
[空間玩具アーティスト]
◎作品タイトル

『あの日のメモリー』

◎プロフィール

「どこにいても空はつながっている」をモットーに国境を越えて空間と飾れる玩具をデザインする活動をしている。
近いうちに月の空間で創作する予定。

◎作品コメント

いまの気分で
いつかのあの日のメモリーを形に。

 

淡々(たんたん)
[のんびり主婦プランナー]
◎作品タイトル

『トルソー NO.613』

◎プロフィール

育児の片手間にテキトーなオブジェを作り
気まぐれにInstagramにアップしていたところ
有名ラッパーカニカニウエストの目に止まり
謎の主婦アーティストとして注目される。
2003年NYで初個展開催。作品は完売。
しかし本人に全くやる気がなく、その後活動休止。
3人の子供がいること以外、本名年齢すべて非公表。
住所不定。

◎作品コメント

私はあの日のことを今でも忘れられない。
思い出は消えない。これ以上食べられません。

 

ネンドジン
[粘土]
◎作品タイトル

『無題』

◎プロフィール

クレオパトラさんが美容のために顔に粘土を塗っていたと言われていますが、私はその塗られていた粘土そのものです。

◎作品コメント

塗り終わってクレオパトラさんに捨てられた私は、子どもたちに拾われました。
そしてクレオパトラさんが買っていた猫の形にされました。
わたしは作品ではなく、粘土そのものなのですが。

 

田中一二三
[ジャンクアーティスト]
◎作品タイトル

『O.JUNK2064』

◎プロフィール

昭和17年,水星生まれ。平成26年,地球に帰化。宇宙工務店を経て,平成30年よりフリーのジャンクアーティストに。
タテに書いても(左右)対称,ヨコに書いても(上下)対称の田中一二三です。皆様、どうぞよろしくお願いします。

◎作品コメント

O.PARKを建設するときに出た廃材を使って作品にしてみました。

 

オーパーク2064』展 2018年11月23日[金] - - - - 28日[水] O P A g a l l e r y

O . P A R K 2 0 6 4 W E B

 

O.PARK2064 [C] Tara Jiro 2018