日之出鱈目のオープニングでのメッセージ

 今回、開催した『ポケ展』は、「イラストレーションを遊ぼう!」というサブタイトルをつけました。それは「イラストレーターならマジメに絵を描くだけじゃなく、もっと遊んだべきだ!」と思ったからです。
 イラストレーターにとって大切なのは、ひたすらいい絵を描く事だと思うのですが、ただマジメにそういう絵を描くだけじゃなく、それプラス「人を楽しませるため、いろいろ考え、工夫し、自分自身も楽しんで遊ぶこと」も大切な事だと考え、今回、このような展覧会を開催させていただきました。
 たくさん遊ぶことでイラストレーターとしての幅が広がり、より良い仕事ができるような気がします。なので、今回、参加してくれたイラストレーターの皆さんには、これからも、もっといっぱい遊んでもらい、いい仕事をたくさんして、ガンガン活躍していただきたいと願っています。また、この中から、将来、一流のイラストレーターが沢山でてくると思うので、楽しみにしています(その時は、ぜひ、仲良くしてくださいね)。
 あと、今回のために起ち上げたヒノデタラメエンタテメントですが、すでにご存じのようにデタラメな会社で、しかも「イラストレーション界を盛り上げよう」などとうたっていますが、まったくもって、そんな事は考えてなく「なんとなくこう書いておけばカッコいいかなぁ」と思っただけなので、どうぞお許しください。
 というわけで、この度は、いい加減な人間が企画した、遊び半分…じゃなく、まったくの遊びで開催した展覧会にお越しいただき、誠にありがとうございました。

2012年8月24日 『ポケ展』プロデューサー
日之出鱈目

いい絵
自分らしく自分にしか描けない絵で、多くの人に喜んでもらえる絵、また、与えられた目的以上の効果をひきだすことの出来る絵。

 

一流のイラストレーター
世界的な企業の仕事をしたり、大きな賞を受賞したり、毎日のように雑誌・新聞・テレビの取材を受けたり、トークショーに呼ばれたり、コンペの審査員をしたり、大学や自分の教室でイラストレーションを教えたり、作品集や著書をたくさん出版したり、愛人が何人もいたり(?)などなど。

日之出鱈目(ひのでたらめ)

19XX年、日之出財閥の次男としてヒノデーランドに生まれる。出鱈目大学芸術学部図案科卒業後、ウォータラウンド・ジュクールを経て、2012年ヒノデタラメエンタテメント設立。
なお、『ポケ展』開催中、夏休み(ヒノデーランドに帰郷)のためお休み。

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