ここでは、私の使っているレタッチソフト「Color It !」について、
ちょっと語ってみようという、ハッキリ言って、実にくだらない(笑)コーナーです。
本音を言うと、某レタッチソフトはたくさん情報があるのに、何で「Color It ! 」は、
無いんだ!それなら私がやる!という理由で作ったのが、このコーナーです(苦笑)。
12/18に緑字の部分を追加記入しています。

Color It !4.0Jのここが丸!
価格が安い!
標準価格¥6、800、実売で¥6、000以下でしょうか?Winでもこれだけ安いお絵描きソフトは、少ないです。某有名ソフトは、標準価格15万円、実売で約9万円・・・15倍以上?Winだったら、本体買えるって・・・。
かなり、高機能!
ペイント・レタッチ・フィルタ・レイヤー・カラー補正等、必要な機能はほとんどそろっています。それぞれの機能も、多少の不満(後述)はありますが、しっかりしています。少なくとも、私くらいのレベルならば十分すぎるほどですし、かなりのレベルの人でも、印刷を前提にしていなければ問題ないレベルだと思います。やり直しも、最大16回までできます。通常使う分には、これだけあれば十分です。更に、新機能として、GIFアニメーション作成(支援?)機能、Webイメージマップ作成機能などが追加されてます。
マニュアルがわかりやすい!
4.0のマニュアルは持っていないので、前バージョンの話になりますが、入門者向けとしてかなり良くできている方でしょう。基本的な使い方は、ほとんどマスターできるように構成されています。その代わりに各機能の説明が、多少簡潔になっているのは仕方のないところでしょうか。
Color It !4.0Jのここが不満!
3.5以降、基本機能がほとんど機能アップしていない。
4.0がでるときには、かなり期待したのですが・・・ちょっと、肩すかしを食った気分です。基本機能がそれなりに充実しているので、ほとんどのことはできますが、細かいところで不満があります。私なりに感じた、改良して欲しいところを書いてみましょう。
レイヤーが弱い。
機能的には十分ですし、普段はそうでもないのですが・・・大きな画像でレイヤー数が増えてくるとかなり遅くなります。時間的には数秒なのですが、レイヤー操作をするたびに待たされると、かなりイライラします。更にサムネイル表示もないので、ちょっと使いにくい。もっとも英語版には付いていない日本語版オリジナル機能らしいので、文句を言える立場ではないのですが、もうちょっと何とかして欲しい。
ブラシサイズが小さい。
最大サイズが64ピクセル。大きいサイズのイラストを描くときに、かなり不便。せめて、640ピクセルは欲しい。また、レイヤーに対してグラデーション付きのブラシを使うと、色が多少おかしくなるのも直して欲しい。
消しゴム機能が弱い。
ブラシ機能とは別なので、グラデーションも透明度も指定できない、アンチエイリアスもかけられない。タブレットの筆圧にも対応していない。更に、何故か最小サイズが2X2ピクセル。ブラシ機能との統合、1ピクセルの消しゴムを用意して欲しい。
マスク機能が使いにくい。
専用のパレットがないので、切り替えが面倒。当然サムネイルも無いので、選択中のマスクがわかりにくい。レイヤーパレットに、マスクも表示できるようにして欲しい。
フィルタが少ない。
基本的な物はそろっていますが、遊べる物が少ない。別売りのフィルタ集は、本体より価格が高い物が多いので、購入する気になれません。特に、今回のバージョンでは、ラバー(フィルタ集)が付かなくなったので、更に気になります。イラストに、ステンドグラスフィルタ等をかけて、クリスマスカードや年賀状を作ると、結構楽しいと思うのですが?絵心が無くても、フィルタを使えば色々楽しめるので、何かつけて欲しい。
タブレットへの対応が今一歩。
筆圧に、1つの機能しか割り当てられません。つまり、濃くしながらサイズを大きくする、ということができない。スムーズさも足りないようです。
Macintosh版しかない。
おやおや。Macユーザーはラッキーです(爆)。冗談です。Windowsユーザーの方、見てたら気を悪くしないでくださいね。Winには、他の低価格ソフトがあります。
ヨドバシカメラに置いてない。
痛っ!これは痛い(笑)。ゲート(メーカー)さん、がんばって!。
と思ったら、1999/12/16の時点で、置いてあることが判明。エライ!。
入門書がほとんどない。
痛たたっ!これは致命的か?(爆笑)マニュアルは良くできているが、やっぱり欲しい。

こうしてみると「何だ、大したこと無いな」と思うかも知れません。
しかし、コストパフォーマンスは、非常に高いソフトだと思ってますし、
不満点も、使っていて多少気になるといったレベルです。
他の機能を組み合わせれば、ほとんどカバーできます。
そういう理由で、初めてグラフィックソフトを購入する方には、
自信を持って、お奨めできるソフトだと思います(笑)。
正直な話、この位の値段なら、試しに買っても懐の痛み具合は少ないですし、
どうしても不満なら、他の高機能ソフトを追加購入すれば良い訳です。
逆は、できませんからね(笑)。

1つ気になるのは、某ソフトがLE版という廉価版を発売した事でしょうか?
実売価格も¥15,000位と比較的低価格です(3倍近いですが・笑)。
機能的には「Color It!」と比べても、優劣つけがたい内容のようです。
上位版への移行が比較的容易(操作性は同じ)なのと、
フィルタが豊富(それだけでも、1万円くらいの価値有り)なのが、
主に有利な点でしょうか?
もちろん「Color It!」の方が優れている点もあります。
一長一短ということですね。

しかし「某ソフトに非ずば、レタッチソフトに非ず」という
風潮は、どうにかしたい(笑)。
それはそれで、悪いとは思わないのですが、価格が高すぎる!
趣味で買える価格じゃないですよ(買ってる人もいるけど・・・)。
価格に対する答えが、LE版ということなのでしょうが、
今ひとつ、腑に落ちない物があります。

まあ、某ソフトに対し、キツイ言い方をするのは、
意地になっているだけという気もしますが、
気付かない振りをしましょう(爆笑)。

LE版は、マスクの保存機能がないことが判明。
レイヤー毎にマスクを作る「レイヤーマスク機能」というのはありますが、
チャンネル機能が削除されているために、αチャンネルマスクを作成できず
複数のマスクを切り替えて使ったり保存ができないようです。
これは・・・キャラクター絵を描く人には、致命傷になりかねません。
CGキャラの描き方入門を読んでみると、某ソフトを使う方の7〜8割の方が、
線画を取り込んだ後に、マスクを作成するというのに、何故削るかな?
海外では、こういう使い方をしてる人が少ないのだろうか?

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