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MATRIX大辞典
あ行
- イヤホン (ear piece)
エージェント達は必ず右の耳に白い巻きコードのイヤホン(ear piece)を付けている。
様々なマトリクス内の人間が感じた情報を受け取ったり、他のエージェントとの連絡に使っているようだ。
裏を返せば、エ−ジェント達もこれが無ければスタンドアロンの存在であるということか。
・ちょっと見方を変えると競馬アイテム。ほら、そこのエージェントのコスプレをやりたい貴方、
ついでに赤鉛筆を耳に差して競馬新聞もってみれば、ほら。
競馬場の周りをうろついて携帯ラジオを聴いてるオジさんたちも、きっとエージェント。(妄想)
- ウォシャウスキー兄弟(The Wachouski Brothers)
・ラリー・ウォシャウスキー(Larry Wachouski)、1965年生まれとアンディ・ウォシャウスキー(Andy
Wachouski)、
1968年生まれの兄弟監督。
・名門大学を2人揃って中退、工務店のペンキ塗りをしながら、映画をやりたいという希望をもち、
映画の知識も無しに映画会社にシナリオを書いて送る。そこで2作目がプロデューサーの
ディノ・デ・ラウレンティスの目に止まり、『暗殺者』というシルベスター・スタローンの映画に
採用されたのがきっかけ。
続いてワーナーが兄弟と3本の脚本の契約をし、『バウンド』の撮影をする。
これが受けて次回作に兄弟は昔から暖めていた『マトリックス』の映画化を希望したが、
そんな趣味丸出しのシナリオなどお偉方が理解するはずも無く、そこで昔マーベル・コミックで
シナリオ担当のバイトが縁で知り合った漫画家に絵コンテを描かせて、GOが出た、という次第。
・シカゴ生まれのオタク魂炸裂兄弟。パンフレットではやんわり、格好よさげに
『コミックの影響をうけた』なんて書いてますが、バリバリの、アニメと漫画オタク。
各種のインタビュー(特に映画秘宝関係)を読めばすぐ解ります。
まさに、熱い魂を持つ人達。
・プロデューサーのジョエル・シルバーに、「こういうのがやりたいんだ」と、『攻殻機動隊』
の映画をいきなり見せたり、ローレンス・フィッシュバーンに97年、「実写版『攻殻機動隊』になる」
といっているらしい所からもかなりのアニメ好き。
他にも、『AKIRA』は当然として、『獣兵衛忍法帖』やら『妖獣都市』、『北斗の拳』、
実写では『大菩薩峠』なんかを挙げているあたり、かなりのマニア。
他にも香港映画やゲームがすきでその影響を・・・・っていったら、なんだかひどく身近に(汗)。
・アンダーソン君が上司に説教を喰らっている場面で、後ろの窓ふき2人は、
監督である、という話があるのだが・・・・
まだ確認とれません。
・次回作には当然2、3が期待される所だが、マトリックスの美術デザインをしたジョフ・ダロウ
のコミック『ハード・ボイルド』(豪華版で日本でもでてます)の映画化をする予定があるらしい。
ほかにもバットマンやらエイリアンやら・・・噂は絶えない。
・幾つかの雑誌でコメントが使われていた、「『マトリックス』の悪口言う奴は、みんなマトリックスのエージェントだ!」
という言葉はある意味、この作品の本質をあらわしちゃってるのかも・・・・。イタタタタ。
- 裏地
・なぜかサラリーマンなアンダーソンさんもエージェントなスミスさんもスーツの裏地は山吹色。
たま〜にちらちら見えるので最初いったいなんなんだと思ってしまいました。
・ちなみに黄色は不信や嫉妬を表すこともあります。弟切草。
- エージェント(Agent)
AIの生み出すマトリックスの中で起きたシステムに関わるトラブルを『処理』するプログラム。
黒いスーツに黒い四角いサングラス、右にイヤホン、といういでたちの人間。
基本的に全くの無表情。マトリックスの中で起きる出来事を他の人間の知覚を使って知ることが出来、
常識から考えれば驚異的な運動能力を持ち、銃の弾丸を避ける程。しかし物理法則には一応縛られて
いるらしい。きっとそれをやろうとしたらバグっちゃうんでしょうか。
体が破壊されても、次々と他の人間の体を乗っ取る事ができる。
・アンダーソンが捕まっているとき、彼の口を文字どおり閉じてしまうという荒技に出る。
人間の形状を変更してしまうことが可能であるらしい。といいますかそれより「あ〜あ口溶かしたら
キアヌの顔長く見えちゃうな〜」ということの方が個人的には重要事項。そして虫を入れるシーンで
全く関係無くドキドキした人は沢山いるだろう。
・今の所、エージェント・スミス(Agent Smith)、エージェント・ブラウン(Agent Brown)、
エージェント・ジョーンズ(Agent Jones)の3人が確認されている。
無敵すぎてあんまりいるとシステムに負担がかかるのか?あんまり不自然に干渉したく無いとか。
・思うに、あの黒ずくめはアメリカの都市伝説であるメン・イン・ブラック(映画のじゃないよ)
がモデルになっているのではと思う。彼等はUFOを見た、という人間を密かに訪れ、連れ去る
黒ずくめの男達で、国の秘密組織の人間なのだそうだ。そういうシステムの闇の仕事人、って
感じかな?権力と不条理の象徴。一種の妖怪。
・競馬が好きそうだ。
・AI研究の分野では、人間の簡単な命令入力から、臨機応変に状況を認識して問題を解決
してくれるプログラム持った機構を開発しており、『エージェント』と呼んでいる。
- エージェント・ジョーンズ(Agent Johns)
・エージェントその1。でかい人。
見分け方は、トリニティーに"Dodge this."と言わせた方。
・得意技は、上半身で弾避け。これを真似してBB弾を避けようと頑張ってみた人が世界中に
沢山存在しているようだ。
・演じるのはロバート・タイラー(Robert Taylor)。
- エージェント・スミス(Agent Smith)
・今回最大の悪役、エージェントのなんとなくボス。
でもエージェントにあるまじき『感情』を持っているらしい。しかも自覚までしているようだ。
ちょっとしたワガママに後の二人が困っているという構図が・・・・見える。
・得意技は引っ張る発音と、カンフー。
・「俺はこんな所に居たく無いんだよ!仕方なく上の命令でこんなことやってるけどさ、ホントは
こんなはずじゃ無かったんだよね。もー早くかえりたいよーーー!!(怒)」というなんだか
サラリーマンの物悲しさを感じる点では、アンダーソンといい勝負。其の点、好対照。
・所々で彼の思想が伺える。『人間ウイルス論』が有名。人間が嫌いな割には、
結構研究しているようだ。でも、ガン細胞はウイルスでは無いと思うんだが・・・
・額の広さにかけては今をときめくクリスティーナ・リッチーといい勝負。
・目が可愛いのでサングラス着用して誤魔化す・・・・って訳じゃ無いのか。
・なぜか、一番笑いのネタになりやすい。
・演じるのは、ヒューゴ・ヴィーヴィング(Hugo Weaving)。
・恐らく片手で余裕で事足りてしまうであろう日本に於けるスミス(ヒューゴ氏)ファン専用掲示板が存在する!
→『エージェント宙』(情報提供:作成者のたっきん様)
- エージェント・ブラウン(Agent Brown)
・エージェントその3。小さい人。
・得意技は・・・・得意技は・・・・なんとなく厳しい上司(?)へのツッコミ。
・演じるのは、ポール・ゴダード(Paul Goddard)。
- オラクル(予言者) Oracle
マトリックス内の古びたマンションの7、8階辺に住んでいると思われる中年の外見の女性。
登場人物達からは「予言者」と呼ばれている。モーフィアスの言によれば、「一番最初から共に闘って来た」
「十分に知っている」存在であるという。作中では彼女はモーフィアス、トリニティ、ネオにそれぞれ予言
のようなものをしている。前の2人はそれぞれ「救世主を見つけるだろう」「おまえの愛した者が救世主である」
という事を言ったと受け取っているが具体的にはどうだったのかは不明。
ネオに関しては、「救世主であることは恋をすることと同じ」「残念ながらあなたは救世主ではない。
何かを待っているようだ」「モーフィアスと自分の命のどちらかを選択せねばならない時が来る」などの
いくつか謎めいた言葉を発している。
・Oracleの名は、ギリシア語の予言・神託の意味である。従って、彼女の固有の名前、というわけではなく、
単に「予言者」、として呼んでいるだけの可能性が高い。
古代にデルフォイの神殿で巫女が地面より湧き出る窒息性のガスを吸って神託(オラクル)を下したという話がある。
・彼女の言った言葉は超常の力による予言、というよりは、マトリックスと人間の構図を知り尽くした上での
深い洞察によるものと推測されるが、どうもネオが花瓶を倒す前に「気にしなくていい」と言っている点に関しては
謎である。
・結構ゴツいうなり声をあげるので恐い。
・ネオが訪れた時、オラクルはキッチンでクッキーを焼いている途中であった。この点からも、
非常に「生産する」イメージの強い女性である。また、クッキーはフォーチュン・クッキー
(中におみくじが入っている縁起かつぎのクッキー。アメリカの風習)をなんとなく連想させる。
・ネット上のファンの間では、彼女はAIなのではないか、という説が強まっている。
そうすれば、わざわざ危険を犯してまでマトリックスに侵入して会いにいく説明がつかないのだ。
また、その優れた洞察力も納得がいく。しかし、問題は、彼女は一体マトリックスとどのような関係に
あるのか?なのだ。
・これも推測の域を出ないがあの3つの予言は予言、というよりそういう言葉による救世主発生装置
だと思われる。ピンチになったら自動的にネオが覚醒。言葉の暗示ですね。信じたもの勝ち。
・彼女の部屋の入口に掛かっているプレートに書かれた字は、"Cemet Vosce"だそうです。
(情報提供:nexus7様)
・オラクルAI説の方が多いようだが、オラクルは実はまだ生きている人間で、例えば脳だけが生きていて
ザイオン、若しくは他の船に保管されていて、マトリックスのなかでしかコンタクトをとれないのだ、
という考えもあるらしい。ううむ・・・・。(情報提供:sin様、いでぢ様)