登山者達の足跡(第2回)
 遠藤さんからのレポートです。(9/15 二宮れくせるさんより寄稿)

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8.19登山レポート(伝くら版)


 名古屋は杁中にある喫茶「マウンテン」と言えば、伝くらメンバーで知らぬ人はいない程有名な喫茶店なわけですが、今回もまたここで変な物を食おうという物好きがわざわざ名古屋までやってきました(^^;
 今回は猫耳命さん、ゼロさんがエタメロ、伝くら両方に属しているということもあり、エタメロ・伝くら両グループの合同オフという形で開かれたわけですが、伝くら側からの参加者は私(遠藤)、高山さん、れくせるさん、藤原さん、向野まりもさん、美咲さん、ゼロさん、八方さん、Billyさん。それと、東海メンバー側として猫耳命さん、原口さん、PDX.さん、あるいむさん、砂原さんというメンバー構成。

 集合場所だったペーパームーンから少し歩いて、目的の「マウンテン」に着く。外から見た限りでは、なかなか雰囲気の良いごく普通の喫茶店という第一印象。だけど、店の外にあるデッカい手描き看板が恐い(^^;。
 みんな揃ったところで、店内に入る。ふと、入り口のすぐ左の席を見たら、先客が残したのであろう「甘口抹茶小倉スパ」と、「イカスミ氷」の食べ残しの皿を発見。…デカい(^^;食べ残しだけでも相当な量である。PDX.さんが店に到着する前に何度か言っていた「人間の想像力には限界がある」という事が分かったような、そんな気がする。
 総勢20人以上という団体さんなので、奥の部屋に通される。ここは密室になってるのと、窓がステンドグラスってことがあって外に比べると結構薄暗い。こういうの、結構シックなイメージで好きだなあ。私のテーブルには、私、PDX.さん、高山さんと砂原さんの四人が着席する。
 私は抹茶を頼もうと決めていたのだが、一応メニューを見てみると、何やら怪しい名前のメニューが多い(^^;特にスパゲティ(爆)。他の人もそう感じたらしく、注文を取りに来たおばちゃんに、
 「これ何ですか」
 「食べてみれば分かるよぉ」(笑)
 「じゃあこれは?(^^;」
 「ああ、それはまとも」(爆笑)
 とりあえず、変なメニューを出していると言う自覚だけはあるようだ(^^;
 私のオーダーは抹茶で確定、余裕があったらこのテーブルのみんなでカルピス氷を頼もうということで決まり。
 店の人の話では、今日は材料不足のため苺スパが出せないらしい。残念。苺スパを食べる予定だったゼロさんが、オーダーを納豆サボテン卵とじスパに変更。

 少し時間を置いて、一番最初に運ばれてきたのはコーヒーフロート。なんだけど、上に乗っているアイスの量が尋常ではない。第一、浮いてないじゃないか(^^;続いて運ばれてきたのが、高山さんの頼んだコスモスパ。本人いわく「うどんすき」の味がするスパゲティらしい。まあ、この辺はそれ程驚くメニューではなかった。
 問題メニューで一番最初に運ばれてきたのは鍋スパ。…ちょっと待てい。乾麺1kgって噂はマジだったんかい、と言うくらい量が半端じゃない。シチューを煮るような鍋に山盛りにスパゲティが入っている。この量をたったこれだけの麺つゆで食わねばならんのか。この鍋スパを食べた人がみんなして「つゆが足りん」と言っていたが、さもありなん(^^;
 つゆが足りないというのは有名な話らしく、鍋を頼むつもりだった人は皆、用意周到にそばつゆを買ってきている(^^;
 次に来たのは冷やし中華スパ。いかにも冷やし中華の上に乗ってそうな具が並んでいる。冷やし中華と違うのは、麺と具の量が半端じゃないというところと、麺がスパゲティだというところ。
 続いて甘口抹茶小倉スパ。これもぱっと見た感じが凄い。しかも麺が緑だし(^^;次にバナナスパが来る。これもなんだか、まっとうな食べ物ではない(爆)だって匂いだけ嗅いだらお菓子だよ、これ(^^;
 漸く自分の所に抹茶スパが着く。かなりの量の、抹茶が万遍なくまぶされたスパゲティの上にホイップクリームと小倉あん。トッピングに桃とさくらんぼが乗っている。量はさすがに鍋スパほどではないが、結構多い。
 不安ながらも、とりあえず一口食べてみる…。笑ってしまった(^^;何故かは良く分からないんだけどいきなり笑ってしまった。旨いとか不味いとか、そういう味ではない。未知の味である。とりあえずスパゲティにあるまじき味であることだけは事実だ(^^;
 でも、食べられない程変な味というわけではない。というわけで、少しずつ食べ進めるのだが、暫くするといきなり身体がスパゲティを受け付けなくなってきた。斜め前では高山さんがコスモスパをたいらげて得意満面の笑みを浮かべている。
 腹に入らないというのではなく、食べたくなくなってしまっている。理由はなんとなく分かった。甘いからだ、これ。血糖値が上がって、満腹中枢が働いてるんだろうな、きっと(^^;胃袋の余裕は相当あるんだけど、とにかく口の中に入らない。
 んじゃあ、甘いクリームと小倉をよけて食べてみよう、と思うと、今度は苦い(^^;抹茶の味しかしない。これはクリームと小倉を乗せて、始めて食べるに耐えうる味になるらしい(^^;
 今度は、トッピングのさくらんぼと桃を食べてみる。すっぱい(^^;どうやら、小倉あんとクリームが甘すぎて味覚が麻痺してるらしい(^^;
 そんなこんなで、甘いメニューの人間は続々潰れていく(^^;私も、頭の周りを9体のエヴァシリーズがくるくると「魂のルフラン」をBGMに回っているような状態(核爆)。ともさん、君は凄いよ、勇者だよ。ミュータントだよ(^^;あるいは使徒かもしれんな(核爆)
 この辺からもう食べ続ける気は全く起きなく、ずーっとお喋りをして時間を過ごす。
 しかし、何故か良く分からないけど、今回はエヴァネタのギャグが飛びまくった(^^;
 中でも、高山さんが言った、
 「完食と遭難は等価値なんだよ、僕にとってはね」には爆笑。
 他には、バナナスパを前に見事に撃沈して、グロッキー状態になった八方さんがいきなりスパートをかけて食べだすと、周りから、
 「初号機が暴走しましたあ!」
の声(^^;それを聞いて、使徒を食う初号機よろしく、ガフガフとスパゲティを食べる八方さん(爆)

 ちょっと、向かいのPDX.さんの頼んだ「焼きスパ」を一口分けてもらった。…旨いぞお(T_T)。甘くないスパゲティってこんなに美味しいんだね(^^;鍋スパを頼んだ人も途中で撃沈していたので、一口分けてもらう。麺は伸びきっていたが、味はまとも。量がネックだね、これは。
 ちなみに、この鍋スパを頼んだBillyさんいわく、
 「半分から先、全く量が減らないんだもん」
だそうです(^^;食べていく先から伸びちゃうのね(^^;
 しかし、抹茶は見るのも嫌なのに、甘くない物はサクサク口に入っていく。良く女性が「甘い物は入るところが違う」なんて言いますが、どうやら本当のようです(^^;
 次はちひろさんのバナナスパを一口。うお、これも甘い。抹茶と違って、ケーキみたいな甘さ。甘いのが嫌いな人は、むしろこっちの方がキツいかな(^^;
 ふとゼロさんが、以前ホームページ10000アクセス記念で、「若葉ちゃんの手料理を食べよう」と言って鍋スパと苺スパの写真を置いていた事があったのを思い出してゼロさんに、
 「若葉ちゃんがこれを作ったってのは酷すぎない?」
と言ったら場内爆笑(^^;
 そんな中で、エタメロ側のNagiさんとれくせるさんがバナナスパを完食。両方ともメイヤーFCのメンバーのため、
 「普段からメイヤーの古代料理で鍛えられてるんだね」
などと無茶苦茶な事を云われる二人であった(^^;
 ちなみにれくせるさんいわく、
 「中に入ってるバナナが、すっぱく感じて箸休めになる」
とか(^^;分かるぞ、それ(爆)。

 私はもう完全にグロッキーになってしまったため、PDX.さんに頼んでかき氷はキャンセルしてもらうことに(^^;
 この頃、私の後ろのテーブルで頼んでいたかき氷、マンゴ辛口スペシャルが届く。これもデカい。高さで50cmくらいあるんじゃないか、これ?PDX.さんが「冬の白菜」と言っていたが、もうちょっと大きいかもしんない。
 後ろで、4,5人で食べだす。その途端、何故か悲鳴が(^^;どうやら、最初はマンゴの甘口を感じて、後にじわじわ唐辛子の辛さが来るらしい。かき氷を頼んだのはこのテーブルだけだったんで、みんなが物珍しがって一口食べにくる。
 私も一口だけ分けてもらうと、なるほど、マンゴの甘みを感じてるとじわじわ辛さが来る。でも、これなら結構おいしく食べられそうな気がする。唐辛子がないほうがもっと美味しいんだろうけど(^^;

 そんなこんなで、もうみんな箸も止まったので会計に。
 レジの所で、店の主人と少しお話をすると、
 「テレビで全国に紹介されたんだよ。そんなメニューをこんな格安で食べられるんだから、いいでしょ」
 うーん、そういう問題ではないような気もするが(核爆)、まあ、たしかにあれで800円前後というのは安いと言えば安い(^^;
 しかし、この甘すぎるスパゲティの味がずーっと舌に残ってしまった私は、途中コンビニでパックのそばを買って食べたのでありました(^^;

 感想:今度来るときは甘くないスパが食べたい(爆笑)
文責:T.Endo<endo@tokimeki.com>