● アンケートについて質疑応答や感想(◇質問、感想等 ◆担当者)
◇ 全体的に、居住支援にはあまり熱心でないという印象だ。 【巡回バス】 ◇ 問14「これまでに実施された中心市街地での取り組み」の回答で、「巡回バスなどの交通対策」というのが多い。 ◆ 巡回バスを実施している市町村は、「名古屋市、刈谷市、豊田市、小牧市、高浜市、三好町、関市、各務原市、笠松町、養老町、四日市市」である。長久手町や、穂積町にも巡回バスがあるが、問1で「(中心市街地は)1ヶ所もない」という回答なので、問14には回答していない。中心市街地がないところの方が、巡回バスの導入に積極的ということだろうか。 ◇ 高浜市は、市役所が起点で中心市街地内を巡回バスが走っている。当初は無料だったが、昨年くらいから1回100円となった。時間にゆとりのある高齢者は乗り換えをしないので、少し遠回りでも平気で乗っている。 【今後の分析等について】 ◇ 市町村を、何かの基準で類型化してみるとよいのではないか。例えば、人口動向を基準にすると、人口が減少傾向のところは商業を重視、増加傾向のところは住宅を重視しているという傾向がある。また、市と町で分ける、財政力で分けるという方法もある。 ◇ 重点的に調査する自治体をいくつか選ぶとよい。多治見市などはよいのではないか。刈谷市、安城市も面白そう。 ◇ アンケートに答えた担当者の意識によって、結果が左右されているように思う。中心市街地活性化基本計画について、「策定の予定なし」「策定中」「策定済み」の市町に分けて考えるとよいのではないか。計画の策定によって、初めて中心市街地の住宅施策の重要性に気づくことも多いと思う。 【その他】 ◇ 中心市街地活性化基本計画に、非常に盛りだくさんの内容が盛り込まれる傾向があるのは、県の指導によるところが大きい。 |
●活動内容を振り返って
◇ 子供が多かったというが、子供と高齢者が一緒に何かに取り組む場面はあまりなかったのではないか。 ◆ 子供は状況に適応しやすいが、高齢者はそうはいかず、子供と接するにも構えてしまう。子供は、自由な空間で自由に遊ぶが、大人は何か決まったことがないと遊べない。「何かやることがある」ということが、コミュニティづくりに必要なのかもしれない。 ◇ 男性は、自分の役割が決まっていないと来ないが、女性は気軽に訪れる。 ◇ 新しい市街地からも人が来たのか。 ◆ 集まってきたのは、会場界隈の新町・本町の住人が多い。しかし、宣伝もあまりしないのに、たくさんの人が集まった。 【会場づくり】 ◇ 掃除が大変だったのではないか。 ◆ 会場は、半年くらい空家となっていたが、町の職員などで掃除した。 【トラブル】 ◇ トラブルなどはあったのか。 ◆ 子供がモノを壊すという様なことはなかった。最大のトラブル?は、本町と新町という2つの町が一緒にイベントを行ったことか。長老の中には、最後まで交流サロンの意味が理解できない人もいた。 ◆向いにあるよその駐車場を、来場者が勝手に使ってしまい、注意された。 【今後に向けて】 ◇ 「3ヶ月」が目標と言うが、可能性はあるのか。 ◆ やりたい人が、自分達で負担しあって運営しようかという話もでている。お金がかかったのは、家賃、建物の修繕、室内の消毒などである。今回は初めてだったので色々お金もかかったが、次からはもっと安くできると思う。何より、「やれそう」という気持ちが起こってきたことが大きい。ただし、運営の責任者となるのはみんな敬遠したいと思っている。 ◇ 今度は、暖かい時期にやって、サロンを起点としたタウンウォッチングなどをするといいのではないか。 ◇ まとめをしてもらっている望月さんには、「今後の実施に向けての課題」やそのために特に力を注ぐべきところ、留意点等をまとめてもらえるとよい。 ◇ 自営業で中心になれそうなキーパーソンがいるとうまくいくのではないか。 ◆ 今回の参加者の中に、中心になってもらえそうな人がいることはいる。 ◆ 何か儲ける手段があれば、活動費は捻出できる。部屋を使う人が使用料を払うとか、ニュースレターを発行して広告を載せるなど。また、きちんと活動しているのなら、年間1万円くらい活動資金を出してもいいという人もいる。活動資金のうち、最も大きいのが家賃で、次が光熱費である。 ◇ 名古屋の橦木館は、若夫婦が管理人として住んでいる。参考になるのではないか。また、高蔵寺ニュータウンは高齢化が進んでいるが、みんなが集まれる場所をつくろうという動きがある。 |