1999/9/10
参加者:     計16名

豊田市駅西口市街地再開発(そごう)

豊田市駅東地区市街地再開発(ギャザ)

豊田市民センター地区市街地再開発
近代的なビルの一方で、狭い路地、水路、大木、城跡や神社など、雑駁な感じもするが、街の構成要素となる素材も多い。
歩道もきちんと整備され、活力を感じる。都心部に造られた図書館やコンサートホールなどの文化施設も評価したい。
しかし、ここまで都市化する必要があったのか。
ビオトープを近自然工法で整備した児ノ口公園も近く、文化施設もできたということで、最近、都心部に移転してきた。矢作川も近く、自然が多いのが豊田の魅力だ。
 
市民センター内(整備費43億円)
 コンサートホール(1010席)
 能楽堂(461席)

整備された区画道路

整備予定の区画道路

優良建築物等整備事業で景観整備をした街路

駅前の木造住宅街区
都心業務地区はともかく、その周辺の住商混在地区をどうしていくのか。きちんと生活イメージを描き、それに基づき、規制・誘導やインフラ整備をするべきだ。
駐車場が非常に多い。通勤者、商業施設利用者、居住者等の利用内訳や必要量等をきちんと把握する必要がある。
都心の顔づくりによるイメージ化はできたと思う。今後は都心の居住機能をどう考えるかが課題だ。
豊橋では、戦災復興の区画整理後は面整備をほとんど行わず土地利用規制中心でコントロールしてきたが、豊田では今面整備と土地利用規制コントロールを行っている。細街路のインターロッキング舗装には驚いた。
今までは少し背伸びして50万都市の整備をしてきた印象だが、今後は35万都市の住民の身の丈にあった取り組みに向けて、軌道修正すべき時ではないか。
細街路も舗装水路上を舗装した細街路こんな細街路もインターロッキング舗装を
3つの再開発とも組合施工で行った点を評価して欲しい。
右肩上がりでない時代における都市づくりを考えていきたい。
図書館(市民ホール内)は「人にやさしい」「わかりやすい」をテーマに整備を行った。午後8時まで開館している。

空き地

駐車場

撤退したアピタの跡地。現在は市が広場として管理。
コミュニティ道路など歩行者のための整備もされ、他都市と比べると基盤はしっかりしている。広い道路沿いには商業が張り付いており、まだまだ元気だという印象。人口は減少しているものの世帯は増加しているというまちの一旦を示している。
 商業地域が広く指定されているが、内側はしっかり住宅地であり、住宅地として考えるべきところも多い。骨格の基盤ができているので、それを生かしながら住宅地として再生する必要があり、まだまだ元気な今のうちに手をつけるべきではないかと感じた。

近代的ビルに隣接する木造長屋
エノキの大木
喜多町山車蔵