第4章

第4章 変数あれこれ

今回は、変数についてちょこっと説明いたします。
プログラム中で計算をすることがちょくちょく出てきます。 計算は変数を用いて行いますが、その変数は予め「これを使います」 と、宣言しておかなければなりません。 で、その宣言の仕方の一例を以下に示します。

void main()
{
  char   c;
  int   i,j;
  float  f;
}

というようにします。
char は character の略で、文字を扱います。これによって宣言された変数は文字型と呼ばれます。
int は integer の略で、整数を扱います。これによって宣言された変数は整数型と呼ばれます。
float は実数を扱います。これによって宣言された変数は実数型と呼ばれます。
ここでちょっと難しい話をします。char、int、float、以外にも色々な「型」が存在しますが、 まーそれはそのつど説明するとして、これらの型は何が違うのかを簡単に説明すると、 ・必要とする記憶(メモリー)領域が違う
・表せる数が違う
です。
char は1バイト(8ビット)分のメモリーを必要とします。
int は4バイト(32ビット)分のメモリーを必要とし、整数しか表せません。
float は4バイト(32ビット)分のメモリーを必要とし、実数も表現できます。
(int の4バイトは処理系によって2バイトの場合もあります。VC5では4バイトですが・・・)

何が言いたいんだ!!

うだうだ説明するより、例を見せた方が早いですね。

char が表せるもの・・・a , b , = , + , ? etc
int が表せるもの・・・1 , 2 , 50 , 12345 etc
float が表せるもの・・・0.1 , 30.5 , 1.234567 , 5 etc

です。(ホントはちょっと違いますが最初はこーゆーもんだと覚えておきましょう)
つまり、使いたい変数によって何型で宣言するかが変わってきます。
ここで、一応ビットとバイトについて説明します。

1ビットとは2進数表記の一桁分に相当します。 簡単にいうと1ビットとは0か1の2通りですね。
2ビットになると、00(=0),01(=1),10(=2),11(=3)の4通り、
3ビットになると、000,001,010,011,100,101,110,111の8通り、
4ビットになると、書ききれませんが、16通り、というように1ビット上がるごとに、 2の階乗分増えていきます。

これが8ビット、つまり2の8乗(256)になると1バイトといいます。(1バイト=8ビット)
int は4バイトですから2の32乗(いくつだろう?)という途方もない大きい値まで表現できます。
次章ではこれらの変数を使って実際に計算を行い、表示させてみましょう。

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