あの日の出来事は忘れもしない。その日、友人Sんしを助手席に乗せ、つーけー(一応あだ名、私より年上だったりする)宅に向かっていた。 3人でレーシングカートに行こうという企画が、 半年越しぐらでようやく実現したのである。
我々ダメ人間達は、よく「どこどこに行かへん？」とか、 「なになにせーへん？」と、口にはするのだが、 なかなか実現することは無い。
例えば、これまたダメ人間だが、いや、ダメ人間の神様が 東京に住んでいるのだが、そいつのとこに遊びに行こうとは良く言うのだが、 一度行ったっきりだったりするし、 つーけーが「釣りしようよ、釣り」とは良く言うのだが、 未だに行ったことは無い。いかんいかん、全然話しがそれてしまった。 で、幸運にも実現した「カートに行こう」企画で、 朝からSんしを運んで行ったいうわけ。
その日、2ヶ月近くエンジンオイルの交換をサボっていたため(2ヶ月もオイル交換サボったのは初めて)、 つーけー宅に向かう途中に、行き付けの「すうぱあオートバックス」があるのだが、 そこで、オイル交換をしてもらう。
いつもはHKSのロータリー用エンジンオイルなのだが、 以前は陳列されていなかった「R-Magic」が生えていた。
粘度指数は、"HKS:10W-40" に対して "R-Magic:20W-60"。 これから暑くなってくるので、固めのオイルのほうが良いような気がしたし、 量、価格ともに全く同じため今回はR-Magicにする。
(これが悪夢の始まりになろうとは思いもよらず・・・)無事オイル交換が終わり、再びつーけー宅に向けて出発。 乗り始めて、「油圧の針が今まで指した事の無いとこを指している」、 と気付き、ちょっと嬉しい。
アイドリング時でも、いつもより0.2〜0.5ぐらいは高い油圧がかかっており、 なんか安心して踏めるような気がしてきた。しばらく走り、運良く(ホントは「悪く」なんだけど・・・)信号待ちで一番先頭になる。 道路は500メートルぐらいずーっと直線。 信号が青に変わり前方はがらがら。
この状況で飛ばすなと言う方が無理！！
えー、飛ばしましたとも、飛ばしましたとも。(エンジン音)うおおぉぉぉーー〜〜〜ん、(警告音)ピー、(シフトチェンジ)ゴッ
(エンジン音)おーー〜〜〜ん、(警告音)ピー、(シフトチェンジ)ゴッ
(エンジン音)おーーー (フラッシュ音)パチ※警告音というのは回転数が7500rpmで、「もうすぐレッドゾーンでっせ」と教えてくれる ありがたい装置。というより、これが無いと一気にレブリミットまでいっちゃう
※ほんとはフラッシュ音は聞こえません
という、ほんとにほんとに悔いの残る写真撮影でした。