ご老人との雑談 (01/06/20)

行ってまいりました、警察署へ。

その警察署には駐車場が余り無いのは前々から知っていたので(良く通るとこなのだ)、 近くの(銭湯の)広い駐車場に一時的にクルマを止めさせてもらう。 っちゅーか、勝手に止めたのだが・・・。
そしてクルマから降りその警察署へとテクテクと歩き出す。 5分ほど歩くと到着。 今まで行ったことのある警察署ってすべておんぼろだったが、 今回のとこはそれらを上回るおんぼろぶり。 いつ倒れてもおかしくないで、あれ。いやマジで。

まー、そんなことはいいや。 交通課はどこかな〜? と案内を見てどんどん進む。 すると、机が30個ほどある部屋で、7〜8人が働いている。 そのうち一人は制服ではないので、「はは〜ん、何かやらかしんたんだな」と思って見ていると、 案の定警察官が何かメモりながら事情を聞いている。 その警察官はぎりぎり定年ぐらいの年齢だろうか。かなりよぼよぼ。 まー、じいさん相手だと極悪犯もうっかり口を滑らせてしまうのかもしれない。 そのために置いてるんだろうな(←と、勝手に想像)。

さて、誰が交通違反の担当なのかわからないので、 仕事してる(フリをしている)警察官に、私宛てに来た”オービスに写りましたよ”という葉書を取り出して、 「あのー、これってどうすればいいんでしょうか?」 と聞くと、その葉書をちょっと見た後、「あ、今ちょっと取り込み中だから、もうちょっと待って、あの人だから」 と指差す先は先ほどのじーさん。 え?あんなボケ老人で大丈夫なんかいな?

椅子に座って待つこと数分、やっと前の人が終わって私の出番(←と言っても全然嬉しくないが)。 私の差し出す葉書から、私の書類を探し出し、その資料を一瞥した後、 向かいの警察官に「ちょっと時間かかるでよ〜、○×△■※」とおっしゃりました。

時間がかかる→かなりひどいスピード違反→めんてーで済むのか?→ひょっとしたらめんとり→免許取りなおし→人生やりなおし

まずはじいさんが写真を取り出した。白黒である。 これが噂に聞く超写りの良い記念撮影とやらか。 ふんふん、噂通りきれいに写っている。 私のクルマのナンバープレートはくっきりはっきり写っていた。 そして私は笑っていた。隣に乗っていた友人Sんしも笑っていた。 記念撮影はやはり笑顔に限る(笑)。
その記念写真のコピーをくれと言ったが、断られた。 「うえの方からそーゆーことはダメだって言われてるもんでよ〜」とそのじじいは抜かす。 ち、頭の堅いじじいめ。そんなこっちゃからいつまで経っても出世できひんのじゃ。

その写真が自分自信であることを認めると、次にスピードの測定結果を出してきた。 「123Km」だった。 制限速度は「40Km」だった。 我ながら自分のことを凄いと思った(笑)。

それからはそのじいさんは一心不乱に供述書をとっていく。  --- どうやら、30Km〜50Kmオーバーは赤切符だけ、50Km〜70Kmオーバーは赤切符と調書らしい。 70Kmオーバーを超えるとかなり重くなる ---  そんでまたじいさんが書くのが遅くて遅くて・・・、結局1時間ぐらいじいさんとしゃべっていただろうか。

やっと終わると今度は今後のことについて話し出す。 どうやら最寄の検察庁からいついつにどこそこに来なさい、という案内が来るらしい。 私が立ち上がって帰ろうとした時、「忘れた頃にやってくるでよ」とかすかに聞こえた(ような気がした)。

その言葉すら忘れた頃に・・・(つづく)。

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