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このガイドでは、Visio® のソリューション開発について説明します。ソリューションとは、実物をモデル化したシェイプ (図形) と、図面に対して特定の制御を行うプログラムの組み合わせです。
一般に、ソフトウェアのソリューションは、1 つのカスタム プログラムと 1 つ以上のソフトウェア アプリケーション パッケージを組み合わせて作成します。この場合、開発者は、パッケージ製品付属の機能を利用することができるので、1 つ 1 つの機能すべてを開発していく必要はありません。
一般的な Visio ソリューションでは、ソリューション用に開発された、または Visio 製品に付属している、プログラミングで制御可能なシェイプと、これらのシェイプが使用される図面用のテンプレートが提供されます。また、Visio ソリューションでは、オートメーションを使用してシェイプと図面を制御できます。Microsoft Visual Basic for Applications (VBA)、Microsoft Visual Basic、C++ など、コントローラとしてオートメーションをサポートするプログラミング言語であれば、どの言語を使用しても Visio ソリューションのカスタム プログラムを作成できます。Visio では、Microsoft VBA (Visual Basic for Applications) プロジェクトを手軽に開発するための IDE (統合開発環境) を提供しています。この章では、Visio の重要な機能と Visio を使う上で役立つ情報について説明します。この章およびこのガイド全体の情報を十分に活用するには、Visio のメニュー コマンドとツールに熟知している必要があります。それにはまず、図面をいくつか作成してみることが最善の方法です。図面をまだ作成した経験がない場合は、このガイドを読み進む前に図面を作成してみることをお勧めします。また、このガイドでわからないことがあった場合は、Visio のオンラインヘルプや Visio 製品付属の「シェイプシート リファレンス」 ([ヘルプ] メニューの [開発者用リファレンス] を選択してから [シェイプシート リファレンス] を選択) も参照してください。基本事項に関する詳細が記載されています。
オートメーションで Visio を制御するソリューションを作成する場合、使用するプログラミング言語に精通している必要があります。VBA のオンラインヘルプは Visio 製品に付属しています。その他のプログラミング言語については、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。
セクション 2 Visio のシェイプを使用したソリューションの作成
セクション 3 スマートシェイプ テクノロジーを使用したシェイプの開発
セクション 4 Visio ソリューションでのオートメーションの使用