穴沢利夫少尉に関連する書籍の紹介です

婚約者への手紙で有名な陸軍特別攻撃隊穴沢利夫少尉に関連する書籍を紹介します。
特攻出撃前に婚約者へ宛てた手紙はネット上で閲覧できます。
しかし、穴沢利夫少尉は、それ以外にも多くの手紙や手記を書き残しています。
以下の書籍には、穴沢利夫少尉の残した手紙、手記、所属部隊の動向が婚約者である伊達智恵子さんの回想とともに記されています。
いずれも穴沢利夫少尉のことをもっと知るにはぜひ読んでおきたい書籍です。

1冊すべて穴沢利夫少尉が書かれている書籍

「祖国よ!−特攻に散った穴沢少尉の恋−」 福島泰樹著 幻戯書房
著者は知覧特攻平和会館で偶然に穴沢少尉の手記に目がとまり、彼のことをもっと知りたくなる。
その後、穴沢少尉の生家や伊達智恵子さんへの取材で穴沢少尉の精神性の高さを知り、彼のとりこになる。
第二十振武隊の生き残り隊員の証言なども記してあり、穴沢少尉をはじめ、第二十振武隊を知るためには最良の書である。

「知覧からの手紙」 水口文乃著 新潮社
フリー記者の水口文乃さんが、智恵子さんへの取材で穴沢少尉との出会いから婚約、別れまでの話を詳細に書き留めている。
智恵子さんが読者に語りかける文体となっている。
巻頭に穴沢少尉の写真や遺品が多数掲載されている。

一部の章に穴沢利夫少尉が書かれている書籍

「靖国のこえに耳を澄ませて−戦歿学徒十七人の肖像−」 打越和子著 明成社
太平洋戦争で戦没した学徒兵17人を取り上げ、遺族への取材をもとに生い立ちから戦死までの過程を記している。
どの人も皆素晴らしい人格の方ばかりで、読んでいて大泣きしてしまった。
1人目が穴沢少尉で、智恵子さんへの取材をもとに書かれている。

「今日われ生きてあり」 神坂次郎著 新潮文庫
知覧を中心とした陸軍特攻隊員のエピソードを集めた名著。
陸軍航空学校出身の神坂次郎さんが戦後関係者に取材して書いた。第一話に穴沢少尉と智恵子さんの話が出ている。
この本は何度も読んだ。電車の中で読んで、人目をはばからず涙をこぼしてしまった。日本人なら一度は読んでほしい一冊。

「若き特攻隊員と太平洋戦争−その手記と群像−」 森岡清美著 吉川弘文館
特攻隊員たちの書き残した手記から彼らの出征から特攻出撃までの過程、時代的背景、心境に迫る。
穴沢少尉が所属した第二十振武隊の出撃までの過程が詳しく書いてある。


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