<コメント>
この曲は,もともとピアノ曲なのですが,M.ラヴェル(1875-1937)編曲の管弦楽曲が”一般受け”が良く,しかもすばらしい出来ばえだったため,もともとのピアノ曲の方はそれより聞かれていません。
ここでは,もともとのピアノ曲の方の MIDI データを掲載します。データ中では,速さの変化をつける都合上,小節中の拍子を増やす,などの変更をしたところもあります。
なお,曲のつながりのため,複数の”曲”を1つのファイルにまとめたものもあります。
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<1>(ba1pmgn*) (TB)48 [.mid/14k, .lzh/7k]
・「プロムナード(1)」 ”本題の曲”ではないにも関わらず,『展覧会の絵』と言えば,多くの人がこの部分を連想するでしょう。以降も,”曲”と”曲”の間や”曲”中に,さまざまに雰囲気を変えて出てきます。
・「こびと(地の精)」 たいへん”緩急・強弱”のメリハリが利いた曲です。ここでは,”ピアノっぽさ”を意識的に減らしてみました。
<2>(ba2pmvc*) (TB)48 [.mid/10k, .lzh/4k]
・「プロムナード(2)」 最初のプロムナードとは,打って変わってスローで穏やかな感じです。
・「古城」 幻想的な感じの曲です。「主題」がいくぶんかたちを変えつつ数回反復されます。
<3>(ba3pmtl*) (TB)48 [.mid/6k, .lzh/3k]
・「プロムナード(3)」 (2)より派手で力強いプロムナードです。短めですが,次の曲へのつなぎをうまく果たしています。
・「チュイレリー」 軽やかに,しかし,静かに始まり,中間部では,流れるような調子になります。そして終盤には,再び始めのメロディーが強弱などの変化がついて繰り返されます。
<4>(ba4bydt*) (TB)48 [.mid/7k, .lzh/3k]
・「牛車」 重厚な感じの曲です。低音部が,始めから終わりまでほぼ同じリズムを刻み,メロディーラインをがっちりと「補強」しています。全体の 2/3 くらいの所で最大の「盛り上がり」を見せ,最後には,消え入るように終わります。
<5>(ba5pmbl*) (TB)48 [.mid/10k, .lzh/4k]
・「プロムナード(4)」 これまでの「プロムナード」とは雰囲気が違います。「悲しげ」な感じで始まり,中間部では強く,そして終わりの方では,穏やかな感じになって次の曲へとつなぎます。
・「小さなひよこの踊り」 軽快で,かわいらしい感じの曲です。高音部(右手のパート)の「装飾音」がとても効果的な働きをしています。
<6>(ba6s_gs*) (TB)48 [.mid/7k, .lzh/3k]
・「ゴールデンベルグとシュミール」 先ほどとは打って変わって,激しいけれどもゆっくりとした出だしで始まります。途中で弱々しいような感じになりますが,最後には,激しい調子で終わります。
<7>(ba7prm5*) (TB)48 [.mid/6k, .lzh/3k]
・「プロムナード(5)」 最初の「プロムナード」と多くの部分が同じですが,雰囲気が若干違います。聴き比べて見て下さい。
<8>(ba8limo*) (TB)48 [.mid/11k, .lzh/4k]
・「リモージュの市場」 非常に軽やかな感じの曲です。にぎやかな「市場」のようすが表されています。
<9>(ba9cata*) (TB)48 [.mid/9k, .lzh/2k]
・「カタコーム」 打って変わって,スローテンポで厳かな雰囲気となります。途中で,もの悲しい感じの静かなプロムナードが流れます。
<10>(baabaya*) (TB)48 [.mid/23k, .lzh/7k]
・「ババヤーガの小屋」 3部構成になっています。前曲のもの悲しい雰囲気から一転して,激しい調子で始まります。中間部は静かで不気味な感じで,次にまたもとの調子に戻ります。
<11>(babkiev*) (TB)96 [.mid/17k, .lzh/8k]
・「キエフの大きな門」 「豪華(?)」な感じの曲です。最初に主題部が提示され,その後その変奏曲がところどころに出てきます。また,控えめな感じの「プロムナード」も登場します。そして最後は,「重々しく」終わります。
なおMIDI データでは,曲の速さの変化をつけやすくするため,2/2拍子のところを2/4拍子に変更してあります。
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